2006/11/18
さて、世間様はすっかり冷え込み始めて参りましたね。
人々はそれを冬と呼ぶのさ。
世界はそれを冬と呼ぶんだぜ。
フリーターで昼ドラ大好きな僕は、佐野史郎を見るととっさに冬彦さんと呼んでしまうんだぜ。
まぁ、意味の分からぬ戯言は放っておきまして、
さぁさぁ、皆さんお待ちかね!!
わたバン(私のバンド遍歴の略)の続編が始まるよ〜〜!!!
っと、え〜、それでですね、今回お話しするのは僕が中学三年生の時、文化祭にバンドで出演した時の話です。
これがまたなかなかの感動秘話でして、それはもうまるで僕の大好きな青春物語ばりに甘酸っぱくて、心温まっちゃって、しまいには涙腺緩みっ放しになっちゃうようなスゲぇ話ですよ。
どうでぇ、あんちゃん。この話の続き聞きてぇか?
ああ、そうかいそうかい。聞きてぇかい。うんうん。ええ子や。それじゃ、まず酒持ってこい。
うぃ〜、ヒック…。
え〜、それでなんだっけ?
ああ、そうかそうか、文化祭がどうしたってやつか。それじゃ続きを話そうかね。
って、なんだ!この老人みたいなトーンは!!ふざけやがって!!キッズウォー(ざけんなよ)って感じですよ。
ちなみにこれは自慢なんですが、通ってた中学の僕の代ではかなり僕がエレキギターとかロックとかの先駆者でした。
もうかなりパイオニア的存在です。
もう神です。
だってみんな僕を崇めまくっちゃって本当に大変だったもん。
なんか目ぇ輝かせちゃって、「ハァ〜〜ッ……」とかスゲェ感極まったような溜め息漏らしちゃって、
しまいにはアラーの神にお祈りするようなポーズで僕の足下でブツブツ「ありがたや、ありがたや」とか言ってるやつもいたし…。
って、なんか今日、僕さすがに話脱線し過ぎじゃない…?
自分でもさっきからうすうす気付いてんだけど、なんかやめられないんだよね…。
多分それは性格が捻くれてるからなんだろうけど、これじゃ読んでくれてる人がいちいち話し逸れる度イライラするわな。
すいません。気をつけます。でもきっとまた普通に脱線しちゃうと思います。そうです。反省してません。
テヘ☆
それで、僕がパイオニアなもんだから、実際文化祭でライヴをやる時も大変でしたよ。
僕がみんなを仕切って、楽器色々教えて、それぞれの面倒見つつ自分も曲をコピーしてみたいな感じで。
多分、これはマジでちょっと凄いんだけど、僕は文化祭にむけての準備として、バンドに余裕で半年以上は使ってますよ。
これ普通にスゴくね?即席バンドじゃないんだよ。
みんなにイチから教えていったんだよ!僕が。うわぁマジすげー!!今自分でもビックリした!!!
どんだけ根気強ぇんだよ!って感じじゃない?
ねぇ!どんだけ根気強ぇんだよオメェはって感じじゃない?
うわぁ〜、マジビックリした!超スゲー!!パイオニアまじスゲー!!!
だってさぁ、何が凄いかって言うとさぁ、以前8/19に書いた記事で僕の通ってた中学はかなり治安が悪かったみたいなこと書いたじゃない。
それは本当でさぁ、マジで僕の友達とかボコボコにされてたからね。
友達一人、血だらけ&根性焼きだらけで、しかも頭からジュースかけられてシクシク泣いてたからね。
なんだコリャって感じでしたよ。本当。
なんか的場浩二とか出てくるドラマかよって感じでしたよ。
その時って、僕は一人で学級委員会とかいう、同じ学年の全部のクラスの学級委員が集まる変な放課後にやる会議みたいのに出てたんですが…
というか、何故僕みたいなゴミが学級委員をやってるかと言うと、もちろんただのギャグで、
学級委員とか決める時って最初「立候補する人いますか?」みたいな感じで担任が聞いてきて、誰も手を上げる訳ないから、必然的に「推薦」とかいって投票になるじゃないですか。
でも、僕、その立候補者を募った時に手を上げてしまったんです…。
だって、仲間がみんな目で「行け行け!」って顔してるんですもん……。
それで期待を裏切るのは大嫌いな僕が「ハイ!!」とか行って元気よく手を上げたら友達大爆笑。
クラスのみんなも大爆笑。
でも、クラスによく一人ぐらいはいる学級委員やりたがるような奴、僕のクラスにもしっかりいやがって、そいつのビックリした顔といったらもう…。
そいつの予定では、立候補の時に誰も手を上げず、投票で自分が学級委員になれると思ったんだろうな。
で、その時のウチの担任の顔も凄かった。思いっきりシラケた顔で二分ぐらい僕の顔ガン見してて、その後、半年間の僕のいびられ方は半端じゃなかったよ。本当に…。
何やっても「おい!学級委員!!!」とか言われて。
僕は全然関係無いような、例えば誰か女の子が泣いてたりすると「おい!どうなってんだよ学級委員!!!」でしたからね。
と、……うぉぉぉおおい!!!!
どんだけ話逸れてんだよ!!
で、話を戻すと、その学級委員会に僕が出席してる間に僕の親友達がみんなボコボコにされてまして、会議の途中、突然教室のドアが「ガラガラ」と開きまして、ふと見るとボコられて怪我しまくってる友達がみんなそこにいて、遠い目をしながら僕を無言で手招きして呼んでるんですよ。
教室で会議中だった他の真面目な学級委員達はそれを見てみんな唖然として、僕も唖然としていたけど、2秒後に我に帰ってフラフラと廊下に出て行きましたよ。
「え!?なに!?なにごと!??」
という感じで、僕だけ何故か助かったのですが、なんでだろ〜な〜と思ってたら、その数ヶ月後に僕はその理由を知ることになり、驚愕するのだった。
その理由とは、とある出来事がきっかけであり、その出来事が起きたのはもう文化祭まであと一ヶ月とかぐらいの時で、学校にギターとかアンプとか持ち込んで、放課後練習してるような時期だったんです。
そこでみんなで練習してると、不良とかがいっぱい集まってきて、興味津々で廊下からみんなで中を覗き込んでくるんです。
「うわぁ、やりにき〜」とか僕が思ってると、そんな気持ちも知らないで不良達はズカズカと教室の中に押し寄せてきて、しまいには1センチぐらいしか離れてないような距離まで近づいてきて、メッチャ僕の指先を見てるんです。
そんな至近距離の無言のプレッシャーがずーっと続くもんだから、僕は間が持たなくなって、不良達に楽器を貸してやりましたよ。
そしたらみんな大喜びで「ウホウホ」とか言いながら楽器に集まってきちゃってもう取り合いですよ。
で、しばらくみんなで「貸せコラ!」「次はわいの番じゃ!」とかやってたんだけど、誰も楽器なんか弾けないもんだから、みんなメッチャ悲しそうな顔になっちゃって。
で、「どうやってやるんだ?」とか聞いてくるから、僕はB'zの最強のベースラインの曲「NATIVE DANCE」を弾いて見してやりましたよ。
そしたら「ウホホウホウホ!」とか言ってみんな興奮して「教えろ教えろ!」ですよ。
なので、超面倒くさかったけどなんとか教えて、もうこれで満足するだろうと思ってたら、今度は一人の不良が「Pleasure'91のギターを教えてくれ」とか言い出した。
Pleasure'91というのは、これまた言うまでもなくB'zの名曲なのだが、それも僕はしっかりと気長に教えたので、不良達は気分よく撤収していったのである。
まぁ撤収したのはその後何時間も教えた曲を弾きまくった後だが…。
まぁ、結局何がいいたいかと言うと、そういう出来事があったので、僕はボコボコにされずに済んだらしいのである。
しかもその時の不良の口ぶりは
「あいつはギター教えてくれたから…いいやつだ…」
とかそんな感じだったらしい。
やっぱり凄いでしょ?パイオニアは。
(何が凄いって、こんなことの説明にこれだけの文字数使ったことが凄い)
いや〜、それで、ようやくこれから本題に入っていきますけども、その………え?
なに?なんだよ!人が話してるのにいきなり口挟むんじゃねーたよ!
え?なになに?結局Y氏の話はその後どうなったんだって?
何言ってやがんだよ!そんなの電話でとっくに断ったよ!あんな奴と一緒にバンドなんかできる訳ねーじゃねーかよ!
え?なに?その時のことを細かく説明してくれだぁ?か〜っ、あんたも本当にY氏が好きだねぇ!!
しょうがねぇなぁ特別だぞ!でも、それは次回のお楽しみだ。いっぺんにそんなに喋ったら勿体ねぇからな!
(ということで、相も変わらず今回もY氏ネタで引っ張ります。それでは次回「Y氏との別れ」お楽しみに)
つづく

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