昨年の
10月29日にブログで書いた
「信じられないあの出来事」についていよいよ書くことにする。
2001年冬。職場のあるイベントに勝利して、
有馬記念の馬券を購入することになった。信じて貰えないだろうが、俺はパチ好きであるが、ギャンブラーではない。競馬はもちろんのこと麻雀、宝くじ一切興味がない。
という事で全く競馬の事を勉強せずに今日の話を進めるので、素人用語を多用する。競馬ファンの方、どうかご勘弁を。
18000円が俺の軍資金。
馬に金を託すなら、
ライオンか
象(獣王Byサミー)に夢を懸けたいと当時の俺は思ったりもした。
でも、ルールはルール。従わなければならない。当時人気は
テーエムオペラオーという馬。全く詳しくないが、今で言う
ディープインパクト、昔でいう
オグリキャップみたいなものなのか。(競馬ファンの方、全く違うならごめんなさい。俺にとってはそういう立位置なのです。)
幸い俺は、キャスケットやハンチングをよくかぶる為に、出馬表片手に予想しているとインディーズ
大川慶次郎のような感じで、なかなかのものだった。
当時、
アメリカで同時多発テロが発生。ここが、ポイント。テーマは、
「アメリカ」で決定。出馬表をじっくり見てみると、いるではないか、星条旗を掲げた2頭の馬が。1番の
「アメリカンボス」、4番の
「マンハッタンカフェ」。この2頭以外、優勝はあり得ない。
18000円を馬連だか枠連だかよくわからないが、「1−4」に懸けてみることにした。有馬まであと1週間。ここで、競馬マニア達からいろいろアドバイスが。「18000円を大事に使え。もったいない。」とか「お前は井崎か?」とか素人の俺にはたまによくわからない固有名詞なんかも混ざったアドバイスを数人から聞くものだから、多少自身をなくしてしまった。
そしてそこで初めて、前述のあのカリスマ、
テーエムオペラオーの存在を知る。確かに出馬表には二重丸が圧倒的に多く付けられていて強い馬なんだと感じてはいた。18000円を
1−4一点買いしようとしている俺に、そのマニア達は、やさしく天使のように(結果としては悪魔になるのだが)、「序二段の力士が横綱に勝てると思う?お前が買った
アメリカンボスが序二段だったら、
テーエムオペラオーは横綱だぞ。」と俺にとって一番理解し易い方法で俺を説得した。なるほどそういうことだったのか。よし、わかった。
結局、最終的に
馬連「1−4」5000円、残りを単勝「テーエムオペラオー」で馬券を購入したのだった。
後半につづく。

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