またまた一週間前の話になってしまってる。本当にこの更新のスピードだと、いつになったら九州場所のネタになるのやら・・・。
先週の土曜日、
11月26日は
日韓イベントの第2弾。このイベントは昨年の夏に引き続き行われた。
2002年に我々
RAISE A FLAGがソウルに呼ばれ演奏した時に考えだしたイベントだ。開催の主旨については何度か雑誌でも書いたとおり。ここ最近は韓流ブームで文化での交流は深まったが、当時の日韓の関係といったらよく先人がいわく「
一番近くて一番遠い国」だったのだ。ただ、その当時は丁度サッカーのワールドカップ共同開催の余韻が残っていたことから音楽でもその壁やしがらみを壊していこうと思ったからだ。
昨年の当イベントで韓国勢から絶大な支持を得た
Royal SHAMROCKの
ショウ氏(以下ショウ)に今回の全権を譲り、本来であれば
11月12日に
ソウル、そして
26日新宿と総勢
約30バンドの競演のはずだった。
ところが、開催1ヶ月前位のことだったか、韓国でメディアを騒がす事件を起こしてしまう。気持ちは通じ合っていても言語の壁はなかなか越えられず、韓国側の主催者であるRUXのメンバーとなかなか連絡がとれなくなってしまった。ショウが連絡をとっても、返答がない。イベント自体を断念せざるを得ない状況を、
ショウが懸命に両国間の情報と混乱する各バンドの状況把握に努め、26日日本編は無事開催することができた。
そして、心配していた韓国のバンドの人々は前夜祭で顔を合わせて、思っていた以上に元気だったので一安心した。
そして、もう一つの心配事は客入り。上記のような理由によりなかなか大々的な宣伝もできず、また、すっかりみんなからそっぽを向かれているのではないかと正直オープンまで心配だった。
ところが、当日、足を運んでくれた人達には感謝したい。盛り上がりとしては昨年以上だった気がする。夕方6時、初口
Royal SHAMROCKから始まり結びの
RUXまでの
約10時間。長時間とは言え、朝まで全開のライブだった。
その中で
RAISE A FLAGは4バンド目で出演。新メンバーが入った為に急ピッチで作り上げた新曲を披露する予定だったが、今回はその新メンバー
ゆうちゃんが仕上がりにこだわりがあるらしく、次回の「
リーグ〜」までお預けとなった。
ウチもそうだけど、今回のライブは本当にいいライブだったと思う。
韓国のバンドのみんなも一生懸命やってくれてなかなかいいライブをみせてくれた。
RUXは、さすが韓国の大御所。安心したライブを見せてくれる。また、個人的にかなり嬉しかったのが、
CAPTEN BOOTBOiS。ボーカルの
ドンヒョン氏は2002年にソウル行ったときに家まで招いてくれた人物だ。実は、その時彼は兵役にいく直前で、「
出てきたら絶対日本でプレイする。」と言っていた。その夢を2年越しでかなえてくれた。ステージの横で彼らの演奏を見たが、新宿という地で歌っているドンヒョン氏の姿が感動的でもあった。
とにかく、今回この素晴らしいイベントをこうして終了することができたのは、なんと言っても
ショウが頑張ったからだと思う。本当にお疲れ様。
来年、また再来年とこのイベントは続いていく。いろいろな意味で有意義なこの企画。これからは更に多くのバンドが行き来して、今年とは違った意味で
韓国のメディアに注目されたい。

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