コロナ禍でこんな時代になってしまう少し前の話。
俺は、活躍は知っていても全く面識のなかったある男に直接連絡をしてサシ呑みに誘った。
その男の名は大川裕明。言わずと知れたRUDE BONESのヴォーカリストだ。
RUDE BONESはRAISE A FLAGと同じ結成27年目。
しかも大川君は俺と同郷であると聞いていた。
兼ねてから「紹介するよ!会うべき人だよ!」と言われてきた男だった。
2018年は、RAISE A FLAGは活動25周年を記念して25th ANNIVERSARY SERIESと題し、都内各所で記念イベントを開催していた年だ。
その年の7月。同じく25周年をむかえるRUDE BONESは、渋谷クアトロという大舞台で、やはり自身の25周年イベントを開催していた。
俺は足を運び、その時初めて生で歌うステージ上の大川君を観た。正直シビれまくった。
大川君がステージの中央に立ちマイクを握るだけで、会場全体が一気に引き締まる。本当にカッコ良かった。
RUDE BONESのパフォーマンスに心酔したのと同時に、彼と同じヴォーカリストである俺は、一気に"挑戦してみたい"という負けん気が強く湧いたのだ。
『LEAGUE OF FAITH』での2マンSPは、メインでありながらもRAISE A FLAGが挑戦者側にもなる位レベルの高いバンドを敢えてチョイスして出演してもらっている。
今までは、ANGER FLARES、THE AUTOCRATICS、BOMB FACTORY、THE SESELAGEEIS、雷矢。
どう?この名だたる強豪バンドのすぐ後にライブをやるんだよ?否が応でも奮い立つでしょう?(笑)
突然、大川君をサシ呑みに誘った真の理由はまさにコレ。
この真剣な思いを直接本人に伝え、『LEAGUE OF FAITH』でRUDE BONESと一緒にステージを盛り上げたかったからなのだ。
とは言え、酒がすすめば堅い話はそこまでで、プライベート話を肴に楽しいお酒ですぐ打ち解けた。(彼はどう思ったか知らんけれど笑)
今回、RUDE BONESとの2マンライブは一旦お預けとなった。
でも、もちろん代役バンドを置く気もないし、ワンマンライブのロングセットリストも考えていない。
同志達よ!
RUDE BONESには、憂いなき時期が来たら再度挑戦状を叩きつけるから、暫くの間辛抱をお願いね。(笑)



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