パワーストーンは太古の昔から人類と親しんできた歴史あるものの他に、近年になって発見されたニューフェイスがあります。
20世紀後半になり登場したこの石たちは、ストレスにうみ疲れた人間が求める癒しを与える新たな力を備えて、時代の担い手として現れました。
今回は、世界の三大ヒーリングストーンをご紹介します。
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ラリマー…カリブ海に浮かぶドミニカ共和国にて1974年に発見されたこの石は、カリブ海の宝石とも呼ばれ、その美しい空色は愛と平和・調和と共生の象徴とされ、世界三大ヒーリングストーンのひとつに数えられています。
一説によると、失われたアトランティス大陸の一部であったという伝説からアトランティスストーン、その淡いブルーの色合いからドルフィンストーンとも呼ばれています。
この石は、まさに一瞬たりともとどまらず変化し続ける海と空のエッセンスが凝縮されており、誕生と変容、生命の象徴とも言われています。
またこの石は持ち主の心の痛みを取り、怒りや悲しみに沈んだ気持ちを穏やかにし、物事に執着せず変化に対して柔軟に対応できるよう促します。さらに不眠や神経症、毛髪トラブルなどストレスによる不快な症状を改善し、感性や創造力を豊かにすることから、芸術活動にお勧めの石でもあります。
自然環境保護の意識の高まりと同時に発見されたこの石は、愛と安らぎの波動であなたを満たします。
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チャロアイト…1978年シベリアにあるチャロ河にて発見されたこの石は、ロシア語の魅惑するという言葉にちなんで名付けられました。
あらゆる恐怖や不安を断ち切り、心を解放し優れた浄化作用をもつこの石は、除霊や悪縁断ちにも効果的です。白黒と紫のマーブル模様は善と悪、光と闇、そして高次元の意識を表していると言われています。
高い波動とダイナミックなパワーを持つこの石は、抑圧された感情を解放するヒーリングストーンとして、精神・感情のバランスをとり、心の弱さやコンプレックスを克服し、体内の毒素をも排出します。また転機におかれたあなたをサポートし、より良い方向転換へと導いてくれます。
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スギライト…1977年日本・瀬戸内海に浮かぶ岩城島にて発見されたこの石は、研究者である杉博士の名にちなんで命名されました。当初アメリカにてブームとなり、日本でも一躍有名となりました。
現在の主な出産地は南アフリカですが、神霊の象徴であるその紫色は癒しの石として、また東洋を代表する最強のヒーリングストーンとして珍重されています。
この石は心の中にある怒りや悲しみ、マイナス思考を取り除き精神を浄化、安定したものへと変えてくれます。さらに心の傷やトラウマを癒し、ストレスからの解放、マンネリからの脱出を促し気分をリフレッシュしてくれます。健康面においても免疫力を高め、自然治癒力を向上させるなど心身ともに働きかけます。
そしてスピリチュアルな成長をはかり、直感や創造力・芸術性を高めます。謙譲の美徳や永久不変の愛の象徴ともされている、非常に精神性の高いヒーリングストーンです。