色の向こう側
人間には優れた思考力があると考えられていますが、それにもかかわらず、人間は何らかの神秘的な能力を呼び覚ます方法をしきりに求めます。
それなしには察知できない隠されたことがらを知る力です。
占いや予知は、通常の感覚を超えた手段で将来のできごとを予見したり知らせたりする方法です。
過去を見ることもできます。
占いは、それなりに合理性のある直感的感覚で、世の中には肉眼で見える以上のことがあると信じる人なら誰にでも可能です。
純粋な意図で用いれば、この力は人類への恩恵以外ではありえません。なぐさめが必要な人々を力づけ、不安をやわらげます。これは自己が完全な覚知という深い意識に入って起こることなのです。
(占いと色)
色は、視覚や嗅覚と同じく本来備わっている占いの能力の治癒的性質と関わっています。これは、私たちの誰もがある程度持っている感覚で、さまざまな感覚を調和させる力です。この感覚を発見するには、ただ心を澄ませ、いつもそこにあるものを取り入れることができるような状態を作るのがもっとも良いやり方です。
自分の治癒的な力につながるには、色が役立ちます。自分の中の直感的な面に通じたとき、あなたは全体的意識にアクセスしているのです。
古代神話には、占いに色を利用する話がたくさんあります。自然や霊や魂に深く通じていた古代の人々は、直感力が色によって強まることを知っていました。単に色を見たり思ったりして、色の振動を利用すればいいのです。エジプトのトート神は、色によって頭部の治癒力の中枢を刺激して覚醒させました。紫色をイメージしながら、左手の親指と人差し指で眉間をそっとさすれば、あなたにもできるでしょう。眉間にある藍色のチャクラの場所は、霊的中心である見えない「第三の目」に通じます。
(ソウルカラー)
魂は、誰にとっても、人生におけるあらゆる基盤ですので、魂から始めるのがいいでしょう。魂は生命の本質であり、人格の本体です。呼吸は活動中の魂に結び付いており、影のようにその人物から切り離せません。霊の姿を見る人々は、その本質も魂のエネルギーだと思っています。肉体に宿っている間のソウルカラー(魂の色)は青とされています。死後は明るいブリリアンスに戻ります。ソウルカラーはたえずほかの色に変化し、また健康を害したときや、間違った考えと行動が魂の純粋さを損なったとき、その魂の主が正しい生き方を見失ったときには、つまり、グレーのシェードか黒になります。本当は晴朗な空の色と同じ青い魂でいることが好ましく、人間はこの色を保とうと生涯努力するのです。
皆様に素敵な奇跡が起こりますよう心よりお祈り致しております。
いつも見守っていますよ。
るか