2021/9/16


Netflixの「ネクスト・イン・ファッション」に出演していたデザイナー、ダニエル・フレッチャーのファンになり、彼がクリエイティブ・ダイレクターに就任したフィオルッチを私が買い集めていたら、

夫が「これ知ってる?」と見せてきたのがChic & Sister SledgeのHe’s The Greatest Dancerのビデオで、「ホルストン、グッチ、フィオルッチ〜♪」とディスコビートに乗せて歌われていました。夫の中ではフィオルッチは80年代=過去のブランドでした。

調べたらこの曲は1979年リリースで、当時アメリカのディスコに集まる人たちに人気だったブランドなんでしょう。グッチとフィオルッチは晴れて40年後にも生き残って人気ですが、ホルストン・・・?

ファッション業界にもいた私が知らない・・・ググったら出てきたのがNetflixのドラマでした。なんとユアン・マクレガー主演!

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アメリカのデザイナーで、カルバン・クラインより一つ前の世代、ラグジュリーブランドだったようで、パリのディオール、イヴ・サンローランの顧客を狙ってスタートしたようでした。初めは帽子のみから、それがジャッキー・ケネディの着用によって成功、服のコレクションも大成功・・・

それが、当時のファッション業界のビジネス形態、「ライセンス事業」にまで広げてから経営とクリエイティブの両面でトラブルが勃発していく。

デザイナーのホルストンは美意識に妥協を許さないためいい製品を作れたのだけれど、自分で全てを決定するには手を広げすぎてしまい、当時のカルチャー「酒、ドラッグ、タバコ」にどっぷり首まで使って二進も三進もいかない日々を乗り切ろうとする・・・がもちろんうまくいかず、経営面でもワンマン創業なため、ラグジュリーを知らない巨大企業とはうまくいかず。

この辺でもう私はハラハラしすぎてドラマを見れなくなり(エピ3あたり)、そんな時に見つけたのがアマゾンのドキュメンタリー「ホルストン」。

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淡々と事実を知るにはドキュメンタリーなら辛さもないだろうとまずこっちを見て、先を知ってからまたNetflixドラマに戻りやっと完走しました。

70~80年代、エイズ出現までの天国だったNYのゲイクラブ、ラグジュリーブランドのライセンス展開という、その時代にしかない波に乗った成功と没落を一人の人間が体験したストーリー。

私もファッションデザイナーと一緒に働いたことがあるので、いちいちエピソードに過去の体験を思い出してしまい、重かったです・・・!!

が、80~90年代初頭のエイズ問題と90年代ブランドライセンス問題から30~40年経ってやっと俯瞰でホルストンを語れるようになり、知れたことはよかった。。。
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2021/9/17  22:45

投稿者:しましま

hedgehogさん

>>あんなに一世を風靡した人
>>「忘れられた」存在だったと言っていいですよね。

あれはきっとアメリカ国内だけではないんでしょうか。
中国進出なんて言っても当時はまだ買える人もわずかだったでしょうし。
一緒に中国に行ったというブランドは名前くらいは知ってる人もいましたけど。
・・・とちょっとググってみたら、なんと日本でも東レという会社が
ライセンスで人工スウェードのドレスを売って売れたそうです!
やっぱり日本でも知る人は知っていたのかな。

>>流行を追う職業って、残酷。

他のラグジュリーブランドも90年代にライセンスビジネスで同じ道を辿りましたが
ライセンスをやめて復活しています。死なないって大事・・・

>>最後の最後の最後まで見れば、まんざら救われないわけでもなかった

はい、最後の最後の最後のシーンって大事ですね。
最初の99%までは本当にいけ好かない野郎でしたが。

2021/9/17  20:58

投稿者:hedgehog

しましまさん

「ホルストン」、私も観ましたが、てっきり(実在のデザイナーのあんな話やらこんな話やらをミックスして作り上げた)架空のデザイナーのドラマだと思い込んでいたので、最後の最後で実在の人物と知ってぶったまげました。あんなに一世を風靡した人なのに、こんなにも忘れ去られているなんて――ファッションに疎い私が知らないだけならまだしもしましまさんも覚えがないくらいだから、やはりかなり「忘れられた」存在だったと言っていいですよね。流行を追う職業って、残酷。

>この辺でもう私はハラハラしすぎてドラマを見れなくなり(エピ3あたり)

わかります、架空のデザイナーの話と思いこんでいてさえ、私も同じところあたりで挫折しかけました。最後の最後の最後まで見れば、まんざら救われないわけでもなかったですけどね……。

https://ameblo.jp/hedgehog42/

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