2016/9/24

クイーン+アダム・ランバート@日本武道館  いろいろ

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ロックバンドの「クイーン」が日本でコンサートをした。私はフレディ・マーキュリーのファンなので、バンド=クリーンのファンでもあるけど(音楽はソロよりもやはりクイーンでないとフレディの良さもなかったと思う)フレディのいないクイーンを見に行けないと思っていた。

だって、生き残ったクイーン=ブライアンとロジャーと他の人でクイーンの曲を演奏してファンが聞くのでしょう?

なんどやってもフレディ追悼コンサートにならないか?
フレディを崇める宗教団体の祭典みたいじゃないか?
ブライアン達にとっても何10年も前の過去のヒット曲を繰り返す意味は?

・・・と悶々としていたのだけど、娘に来日の話をしたら「行きたい」と即答が返ってきたのでした。彼女にとっては知った時からクイーンにフレディはいないからなんの抵抗もない。

自分の中に答えが見つからないものは、体験してこの目で確かめればいいのか。そしてそのチャンスは今逃したらこの先あるかもわからない・・・

どうも最近「死ぬ前に後悔しないためにする行動」というのが多くて自分の年を感じるのだが、クイーンに関しては自分の年だけじゃない。ブライアンもロジャーももう少しで70歳、さらにリアルだ。

娘は私と一緒に、数年前にフレディ・フォー・ア・デーという公式追悼イベントに、二人ともフレディの仮装をして参加したこともあるし、曲も知っててカラオケで歌ったこともある。とにかく同志が見つかってよかった。

いつもながら前置きが長くなったが、そういうことで日本武道館に行ってきた。
うおー、私のラスト武道館ってもしや結婚前の夫と行った1998年の「ブラー」じゃないか。ヤバい。あらゆる意味で。

グッズ売り場は外にある。公式でさえも。その昔は中だったような。後で知ったが開場は6時で、グッズ売り場は3時半からのオープンだった。いやよく考えたら初日にグッズだけ買いに来ることもできたのに、すごい油断。地下鉄で5駅のところに住んでいながらついたら6時ちょっと前だからグッズ売り場には長蛇の列、今並んだらライブに遅れるではないか。

と大箱ライブの時代の変化に驚く私は娘に「当然でしょ」追撃されながらホールに入る。娘はまだ14歳だけどなんといってもロンドン生まれのトーキョー育ちだ。ひとりでガールズバンドのライブとかに行っている。

中に入っても時間がある。ドキドキしてきた。今はYOUTUBEでブライアンたちのインタビューなどを見慣れてるので、本物のライブでも「現実に存在した?!」みたいな驚きはないだろうと思ってたのに。横の席だったのでバックステージへのドアがステージ奥に見え、明かりが漏れて、フワフワ頭の人が光を横切った。ブライアンだ!

そしてステージの白くて巨大なクイーン紋章入りのスクリーンが飛んで、ライブは始まった。「セブン・シーズ・オブ・ライ」ファースト・アルバムからだよ!いや歌詞がついたのはセカンド・アルバムだっけ、とにかく大集成の予感。

と思ったら2曲目の「ハンマー・トゥー・フォール」で一気にライブ・エイドの1985年まで10年余の時間が流れる。フレディ現役時代のクイーン史にてもここの年月は長い。ボヘミアン・ラプソディのずっと前とずっと後という感じ。

などと時間軸をゆすぶられ、

「ストーン・コールド・クレイジー」初のアメリカツアー行ったんだね
「ファット・ボトム・ガールズ」アメリカ娘のお尻に驚くブライアン
「ドント・ストップ・ミー・ナウ」ノリノリ絶好調のフレディを軽く歌うぞアダム

ここでステージの前に大きい椅子が置かれ、毛皮にハイヒールをまとったアダムがしゃなりしゃなりと登場、椅子に収まる。ロッキー・ホラー・ショーみたいだけど、アダムは最も簡単に70年代を丸めて放り投げて、自分の個性に取って代え、そう、曲は

「キラー・クイーン」

自然すぎて自分の曲のように歌っているけど、私のクイーンのイメージを裏切ってもいない。若いってこういうことかもしれない。大好きで尊敬していて、でも思い出すと辛くなる過去は持っていない。どうりでブライアン&ロジャーが指名し続けているシンガーだなあ。ようやくわかった。とここで(たぶん)、アダムのトーク。確かこんなことを言ってた。

「僕はここで歌えて幸せ者だ。だってフレディが大好きだもん。君達も大好きでしょ?彼は偉大なものを残した。ブライアンやロジャーという尊敬するロッカーと一緒にフレディの歌を歌えて光栄だ。彼は愛に生きた人だったね。僕を愛してくれる人もいるかな?」(うろ覚えなので違ってたらごめんね)・・・もちろん曲は、

「愛にすべてを」

今度はブライアンが前に出て座ってギターを抱えている。そして語り。日本語もかなり頑張ってる。「みなさん、元気ですか?東京に戻って来られて嬉しいです。なんと今回で20回目の武道館です。」そしてブライアンが座ってギターを持ったらこの曲ね、

「ラブ・オブ・マイ・ライフ」これは観客もみんな声を出して歌う前提の、チョッピし苦しい曲。私は必死で歌ったけど、全然周りの人の声聞こえなかったな。音響のせいかな。この歌だけでなく、私はなんとかしてステージで演奏してくれる人に反応したい性質で、静かな日本の観客は辛い。私は声が通らないので叫んでるんだけどどれだけ貢献できているか・・・その点海外(ロンドンしか知らないけど)は男性が皆反応するから声が通って助かる。
続く「手をとりあって」も、これこそ、日本語部分を日本のファンが歌わずしてどうする?世界でここでしか反応できないのよ?ブライアンにどれだけ聞こえたかなあ。

次はロジャーが前に出てきた・・・はず。あれ?記憶がない。でも曲は

「輝ける日々」

これはロジャーの曲だからたぶんそう。これはオリジナル・クイーンの正式なラストアルバム(生きたフレディが参加したという意味で)からの、当時の中年ロッカーの心情を歌った歌。若くてキラキラしてた自分たちを振り返って今の自分のことも静かに認めている歌詞なんだよ。1991年発売だったから今に比べたらあの時でさえ若かった、とロジャーは思ったりするんだろうか。

そのロジャーが今度は後ろでドラムを叩いていた若者を「息子なんだ」と紹介した。パパ似で金髪のイケメンではないか。うおー。うちの娘いかがですかあ!うちの娘ロジャーのファンです。お付き合いしてください、家族ぐるみで。

ロジャーが最初叩いていたドラムセットを息子さんが受け持ち、前にもう一つセットされたドラムのところにロジャーが座って、親子ドラム・バトル。

「アンダー・プレッシャー」フレディとデュエットしたボウイも今年はじめにフレディのところへ行ってしまった。けど、あの二人は同じ次元にいても一緒に歌ったりしないきがする。。。。そう思うと、奇跡の曲だな。

「愛と言う名の欲望」この曲のフレーズ「Ready Freddie」のTシャツを娘には着せた
「地獄へ道連れ」     ノリノリダーンス
「アイ・ワント・イット・オール」  このへんはごめんノれない
「リヴ・フォーエヴァー」あ、これ映画「ハイランダー」の不死族の歌でしたな

ブライアンのギター・ソロ ステージに立った「Q」の文字の中にブライアンが入って、ステージと対角面からのレーザー光線の光の輪に囲まれてとってもきれい。初期からクイーンはステージのライティングにはこだわったけど、21世紀には21世紀の美しい舞台を見せてくれている。そして、どの曲の前だったか覚えてないんだけど、ブライアンは語りの時にセルフィー棒を出して、武道館の客席をぐるぐると撮影してました。博士はツイッターやインスタもやっているからUPしてくれないかな。過去のヒット曲を演奏しながら同時にこんなことをするので、もう「過去の」の部分はどうでもよくなりました。クラシックやシェイクスピアと同じに考えればいいんだわ。名作は時を超えて輝き進化するのだ。

「タイ・ユア・マザー・ダウン」ははは、1970年代には若者が楽しむにはママを縛り付けておかないといけなかったのね、それが今や・・・

「ブレイク・フリー」このPVのピンクのニットフレディのコスプレしたお客さんみました

「ボーン・トゥ・ラブ・ユー」これはフレディのソロの曲だからやらないんじゃない?と娘に言ったものの、のちにクイーンバージョンも出た曲だったんでした。愛あるもん、カップヌードル!!

「ボヘミアン・ラプソディー」今でもパロディされまくっている世界初のPVの本物を、本物のクイーンライブステージで見られるとは〜〜!!!ちゃんとQの字の中のスクリーンに切り取られているあたりが、今の、本物だね、クウウ。。。。。。

「RADIA GA GA」私は娘とずうっとペンライトを振り続けながら、手だけで参加するこの曲を待っていた。以前1度だけ見たクイーンのライブの時はまだこの曲は存在してなかったので初めてだったのですもん。これぞ宗教の祭典だけど、布教もほとんどしないし「これを信じないと幸せになれない」なんて脅かすこともないからまあ許せい。

ここでみんなが「THANK YOU, TOKYO!」と挨拶して行ってしまった。
セットリストは見ないで臨んだけど私は知っている、あの曲とあの曲なしでは終わらないことをW もちろん

「WE WILL ROCK YOU」
「WE ARE THE CHAMPIONS」

アンコールには、アダムがアダムバージョンの王冠を被って現れてくれました。フレディの赤いぽってりとした王冠とは違って、シルバーの、シャープながらもデコラティブでアダムらしい王冠。かっこいいよ!


確かに「フレディ追悼」の部分もあるにはあったけれど、今のブライアンとロジャーとアダムとロジャー・ジュニア、キーボードやベースの人が作り上げたステージだったのも確かだった。追悼は過去を見つめる行為だけれど、ブライアンとロジャーと(ジョンもね)フレディが作ったものを未来に残していく活動がライブなんだと思いました。

今回の「日本武道館」公演というのも私にとっては過去と今を同じ場所で繋ぐのに大切なきっかけでした。クイーン+アダムは2014年にサマーソニックのヘッドライナーとして来日していますが、その時はスタジアム。私は閉所恐怖症のくせしてスタジアムというのも苦手です。行きたい時にトイレに行けず、帰りたい時にもすぐには帰れないという恐怖があるのです。だから、今回の武道館、どうもありがとう、主催の方!



クイーン公式サイトによると、2016年は、「SUMMER FESTIVAL TOUR」として5月~
6月ヨーロッパ15か国で1回ずつ、そして東京を含む「ASIAN TOUR」は9月にイスラエル、シンガポール、台湾、東京、そしてこれから、上海、香港、タイへと続く。
こんなにたくさんアジアの都市を回ることにまず21世紀なんだなあ〜と感慨深く思ったけど、なんと!3回も同じ場所でやってるのは、東京のみですよ!!!あとは本国UKでさえ1回なのに・・・昔からクイーンは日本にえこひいきだと海外ファンには言われてましたが、やはりそうであったか。

これは心して答えねば。次も行きます。


長〜い文をお読みいただきありがとうございます。












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タグ: QUEEN 日本武道館 2016



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