2019/9/15

チェルシーが考える:私と白人特権  その他の映画・ドラマ・舞台

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配信が始まったばかりのこちら、実は眠れない夜に眠くなりそうだなと思って、前知識ゼロで見たらなかなか面白かったです。

アメリカの成功してるコメデアンの女性が、アメリカ社会での「白人特権」について数多くの人にインタビューをしていくドキュメンタリー。

面白かったのは、中産階級以上くらいの白人女性の「白人特権」に関する意見が、

日本での女性による「女性差別」訴えを批判する一部の男性にそっくりだったことです。

まず「白人特権」なんて知らない、ないわよ、と。逆に自分は逆境にもがきながらここまで来るのに苦労をしたから特権なんてない、そんなの過去の話よね、と。

そして「この話題は気分が悪くなるわ」とも。感情的なオチ。

どうです?日本でも最近になってようやく大学受験で性別による差別が認められましたが、それまでは、女性が差別されているのを男性は知らない。

逆に「女性専用車両は男性差別だ」とかいってわざと女性専用車両に乗って騒ぎを起こす。そのくせ女性が差別されていることは知ろうとしない。

アメリカの白人も、日本の男性も、自分は優遇されていることを知らないし、指摘されても認めたくない。逆に自分の方が辛いとさえ主張。。。それは自分のポジションに満足してないけどそれでも優遇されている結果だと認めたら自分の無能さをもっと認めなくてはならない辛さではないの?

このドキュメンタリーでは多くの黒人の人たちに「白人特権」について話を聞いていますが、彼らは、ものすごく冷静で、具体的に、歴史的に、構造的に話をするんですよ。

その姿が、あえて話を避ける決まりの悪そうな白人女性と対照的で。

私も日本の構造的な女性差別にはムカッとしてしまうんですが、アメリカ黒人を見習って発言は冷静に理論的にすべきだな、と改心いたしました。





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2019/9/14

わたしは生きていける  その他の映画・ドラマ・舞台

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アマゾンプライムにて映画「わたしは生きていける」(2013)を見ました。

なぜって、英国GQにてトムホのかっこいい写真を見たら、出演作が見たくなったからです。

そしたら主演はシアーシャ・ローナンなので、「おお、これは見逃していた!」と一石二鳥のはず・・・だった・・・

撮影は2012年6月開始らしいのでトムホ16歳なんですが、役は14歳・・・14歳といえば、エドガーとアラン(ポーの一族)ですよ、世間的には「子供」。

トムホは昔から成長が遅かったのですね!今でも高校生の役なの納得しました。(でもGQの写真は大人っぽくてステキなんですよ!!)

その14歳なトムホは写真の通りメガネちゃんでクリクリヘア、写真中、シアーシャ以外は3兄弟で、左が末っ子、右端が長男、トムホは次男。一般的な兄弟性格の通り、長男は天然不思議くん、末っ子は甘えん坊、そして中間子はみんなの調整役の性格のいい子です。

トムホ的にはちょっぴり見ごたえがなかったけど、そういう役をうまく演じたからですね。イノセントな頑張り屋くん、というのが彼の役に共通しています。

シアーシャ・ローナンはNYの都会っ子として、しかもパンキーなプラチナブロンドに黒いアイライナーが可愛いです。

しかしシアーシャの魅力って、イノセントさと自然児ぽさの混じった魔性の少女なので、こういう都会のいわゆるオシャレな子っていうのをやるとどこか垢抜けないモタつきがあって、ステレオタイプにはまりきらないので役柄の「居場所のない少女」というのにピッタリでした。

原作はヤングアダルト小説で、かなり忠実に映画化しているとの記事を読みました。

遠い昔子供〜ティーンだった頃に「世界の終わり」とか「戦争」とかをイメージしたものの断片がそのまんまストーリーになったような、

リアリティを感じられないままどんどん話が進むので「第三次世界大戦」とか「核戦争」が登場人物の住んでる世界に本当に起こっているのかよくわからないまま終わってしまいました。

SFやファンタジーでもその世界で起こってることがリアルに見える、というのは実は大事なことだったんですね。

唯一リアリティがあったのは3兄弟のママ=アナ・チャンセラーが出ていたシーンです。

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2019/9/12

マリアノ・フォルチュニ織りなすデザイン展  ファッション

マリアノ・フォルチュニ(1871 –1949)とはこの企画展まで全く知らなかったのですが、20世紀初頭に主に活躍した画家、写真家、舞台芸術家、ファッション&テキスタイルデザイナーというマルチアーティストです。

全く知らなかったのに見に行ったきっかけは、夫が「好きだ」と発言したこと。実は夫はファッションカレッジに行っていて、その他のアートファンでもあり、あと両親がイタリア在住の関係でよく行くんですが、フォルチュニ美術館はヴェネチアにある・・・「みんなでヴェネチア行った時に行かなかったっけ?」な発言もありましたが、絶対に行ってません。けどまあ興味はちょっと出てきました。

というのは、代表作「デルフォス」という、シルクにプリーツ加工をしたドレスを発明したことで有名とのことなのですが、

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「え?プリーズプリーツのイッセイミヤケじゃないの?」と思ったけど、フォルティノが開発したのは1907年とのこと、早かった!

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彼のスタイルは、このデルフォス(古代ギリシャが発想元)にプリントが施されたストールやコートを羽織るというもの。どちらもシルクでハイファッションです!

シルエットもヴィクトリアンなコルセットをせず、プリントも当時流行った東洋風、特に日本の着物は母から譲られたそうで、着物のプリントや形を相当真似しています。

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天井から下がったランプも彼のデザイン。壁にかかったファブリックも。

しかしかなり気になったのは下の中央、シェイクスピア「オセロ」の小姓のための秀作・・・巻き毛の下にチラ見えする白い肌とベルトにかけたゴツめの手が対照的でセクシーだな・・・と思ったのですけど、オセロって小姓なんて出てきてた?

これ以外にもシェエイクスピア劇やミラノのスカラ座のオペラの舞台美術の仕事もしていました。

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しかしね、彼が器用で美的センスもありビジネスセンスもあったことは確かだと思う、けど、彼の家が裕福で、絵や写真のモデルにも登場する奥さんも裕福なアーティスト一家の出なんですと。

シルクに金箔のプリントが施された贅沢なファブリックは美術品の域で、デルフォスは「ダウントン・アビー」でメアリーも着用していた写真があった通り、裕福な人種のためのもの。

昨日「エセルとアーネスト」で庶民の人生の価値を噛み締めてきたばかりの私には、ちょっと「お金があってシルクが買えて、本物の高価な日本の着物もあって、いいね・・・」と遠い目に・・・

さらに展示の最後の方に、100年以上経ってデルフォスを使ったコレクションを発表したヴァレンティノのショー(2016年)の動画を見たんですが、

見事にモデルが金髪美女で揃えられていた。

東洋の、日本の美にインスパイアされたコレクションが回り回って、白人オンリーのショーとしてこのグローバル時代に見せられた・・・と思ったのは私だけ?

「文化の盗用」という言葉がチラリかすめましたが、そんなこと言ったら日本人が毎日西洋の洋服ばかり着てるのは何なんだよ?と一人ツッコミ。

それはさて置き、三菱一号館美術館は煉瓦造りの明治の洋館ですので、階段フェチの私にはそれだけで素敵なところ。上の方は昨今作られた階段ですけど。

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レンガの後ろに聳える近代ビル、つまらない。

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レンガの建物にこの半地下スペースというの大好物です。

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また階段。モダンな壁の表示がセンスいい。

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屋根の上に可愛らしいものがついてるんですけど、避雷針?

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庶民でも豪華なものを豪華な場所で見るのはやはり心の栄養でありました。
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2019/9/11

「エセルとアーネスト」試写  その他の映画・ドラマ・舞台

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「スノーマン」で有名な絵本作家レイモンド・ブリッグズが、彼の両親のことを書いた本が原作のアニメ化です。

実はこのようなアニメがあることは全く知らなかったのですが、映画情報サイトの試写会プレゼントを眺めていて、タイトルが気になって作品詳細にリンクして知りました。

「スノーマンとスノードッグ」は台詞もないのに胸キュン大好きなので、応募して当選してありがたやありがたや。しかもリンボウ先生の登壇も。

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入場の時にティーバッグのプレゼントもいただきました。パッケージが可愛い。

お話は、レイモンドのまま=エセルとパパ=アーネストの出会い、結婚から始まります。時は1920年代、歴史ではモボモガの時代ですが、あれはお金のある中上流階級の人たちの歴史だったこともこの映画で知る・・・

冒頭でレイモンド本人が実写でちょっと出てきて、「何も特別なことが起こらない両親の物語」というのですが、

かえって庶民の普通の暮らしや考えを40年位ずっと見つめられるのは再現フィルムのようで、今まで博物館などで見たことがあった薪のコンロとかローラーで脱水する洗濯機、電話やテレビの登場など当時の感覚がエセルとアーネストを通して生き生きと伝わってきます。

それに、普通の人とはいえ、私から見たらご両親ともにキャラクターが可愛くて、パパは明るくて働き者で労働党支持者でとても愛の深い人、ママはそんなパパと価値観も好みも違って同じ労働者階級なのに労働者階級の自覚がなくて保守党で、発言がいちいち面白い・・・

リンボウ先生はイギリスの建築にもお詳しく、パパの実家はヴィクトリアンの真っ黒に煤けた家、ママの方はまだもう少し新しい、おそらくエドワーディアン(1901~1910年)の家だったと解説してくださいました。

それにパパの買った車はトライアンフのヘラルドという60年代の典型的なイギリス車とリンボウ先生の教えて知りました。若いアーティストのレイモンドはミニに乗っていたのは車に疎い私にもわかりましたがトライアンフはバイクのメーカーとばかり思っていました。

リンボウ先生いわく「日本でイギリスが紹介されるとアフタヌーンティーとか貴族の館とかに偏るが、レイモンド・ブリッグズという作家は普通の人の生活にこそ人生がある」

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私はアフターヌーンティーも庶民の生活もどっちも好きです。

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SNS投稿でいただいたバッジ。最初バッジなんていらない・・・と思ってたのに、映画見たら二人が可愛くて欲しくなりました!

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二人の着せ替えのような衣装の数々。「メジャー」というサイトで前売り券を買うと貰えるそうです!!

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2019/9/8

三越英国展のポークパイ  イギリス

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ナショナルシアターライブの東京上映館としてTOHOシネマズ日本橋が久々に復活しました。折しも映画館のビルの向かい「三越百貨店」では毎年恒例の英国展が。

今年は夏にイギリスへ旅行したので、まだ英国成分にそれほど枯渇してないから今回はスルーしようかな・・・と余裕をかましていたワタクシでしたが、

お向かいならば「ちょっと寄って」もいいかと(実は気になって仕方なかった)、映画館でバッタリ会ったお友達もいてくれて旅の仲間と散策しました。

会場は大きく2つに分かれていて「食品」と「それ以外」。

列ができたり元から通路が狭いなど混雑が激しいのが「食品」部門なので、

まずは「それ以外」の雑貨から、テディベアやピーターラビット、パディントンのグッズ、アンティークやそのレプリカ、新品だけど伝統の食器や織物製品、銀製品とその模造品などを眺めては値段を見てそっと離れる・・・

輸入品なのでまあ、いいお値段なのは納得です。欲しいものがあれば買いたいなとは思っているのですけど、今日のところは出会えませんでした。

上の写真は「スワン&ライオン」のポークパイ。以前にも食べたことがありその美味しさはよく覚えていたので今回も同じものにするとは・・・私も保守的になったものよ。人参のサラダは自力で作って添えました。

この英国展は、10日に中休みがあり、11日からPart2が始まりますので、また行ってみようと思っています。あれ?スルーするんじゃなかった?




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