竜騎士の映画魂

　新たな戦いの夜明け
　
　今回紹介する作品は、近日続編も公開される「アンダーワールド」です。
　
　太古より人知れず覇権を争ってきた２種族。「吸血鬼」（ヴァンパイア）と「狼男」（ライカン）
　主人公「セリーン｣は吸血鬼の女戦士。彼女はライカンの首領「ルシアン」が１人の人間の男「マイケル」を狙っている事を突き止める。彼こそ２つの種族の戦いに終止符を打つ存在だった。セリーンはルシアンより先にマイケルと接触するが、そこで見えてきた２種族の因縁の元とは?そして始まる新たな戦いにセリーンは打ち勝つ事が出来るのか?
　
　こんなあらすじですが、ストーリーの基本は意外にも悲恋モノなんです。そこにスタイリッシュな映像で描かれる、激しい戦闘アクションが加わり、見応えのある作品に仕上がっています。
　
　「ケイト・ベッキンセール」演じる主人公「セリーン」は、ブラックレザーのボディースーツに身を包むセクシーな女戦士。マントを翻しながら戦う姿がいかにも現代風の吸血鬼です。
　しかも、２大種族の戦いは肉弾戦よりもガンファイト主体。スピード感と迫力は相当なものです。
　
　ちょっと待った！「吸血鬼」も「狼男」も普通に武器では死なないのでは?と思った方、その通りなんですが、この作品の２種族は、特殊な弾丸を使用しています。片や「硝酸銀弾」、片や「紫外線弾」と、お互いの弱点を封じ込めた弾丸を使用し、バリバリと撃ちまくります。
　
　主役の２大種族は、もはやゴシック的怪物である為、現代を舞台にしながら作中に漂うゴシックホラー的雰囲気は、かなりツボであります。
　
　セリーンのキャラは、見た目、設定共に良い味で、彼女だけで見る価値は十分にあります。続編「アンダーワールド：エボリューション」の復習も兼ねて見直してみるのも良いでしょう。
　
　「アンダーワールド」　２００３年　アメリカ映画

　竜騎士採点（５点満点）　★★★★☆　ゴシック的世界観が好きならば、観るべきでしょう！スタイリッシュな映像が良いです！
　
　女優度数（５点満点）　★★★★☆　「ケイト・ベッキンセール」も勿論だが「セリーン」がとても良いキャラです！レザースーツが堪りませんよ。