竜騎士の映画魂

　ＺＥＮ版「バイオハザード」！？
　
　今回紹介する作品は、ＺＥＮピクチャーズが送るサバイバルホラー「ゾンビデッド」です。
　
　見知らぬ病院で目覚めた「さとみ」は、突然現れたゾンビに追われる。わずかな生存者と共に病院からの脱出を試みるさとみだが・・・
　
　さて、ＺＥＮピクチャーズといえば、ヒロインがただただいたぶられるだけのお話が多いが、この作品は少々趣が異なります。というのも、ヒロインがいたぶられません。これだけなんですが、もう全然違います！
　しかし、お話自体は「バイオハザード」のパク・・・いや、オマージュで、どこかで見たなぁ、という展開が最後まで続きます。バイオハザードを撮りたかったんでしょうね。
　
　ヒロインは、グラビアアイドル「河中　あい」。巨乳です。むっちりボディを薄着で隠し、奇妙なゾンビから逃げ惑う。ＤＶＤパッケージでは勇ましく拳銃を構えていますが、銃撃シーンは無し。金の無さが浮き彫りです。
　安っぽさ全開！しかし、トータルで見るとかなり頑張っている作品だ。オープニングが他のＺＥＮ作品とは全く違う。狙ってＢ級作品のオープニングを創っているのが判り、感心する。
　ちなみにＤＶＤは、収録時間の約半分はメイキングである。この辺りの潔さも良い意味で感心。
　
　というわけで、Ｂ級ファンならば一応楽しめる作品といえる。河中　あいが好きならばご覧になって損はない。
　　
　「ゾンビデッド」　２００８年　日本作品
　
　竜騎士採点（５点満点）　★★★☆☆　よく頑張りました！という感じ。しかし、ゾンビでデッドって・・・センス無いタイトルだ。
　女優度数（５点満点）　★★★★☆　ヒロイン「河中　あい」が良い感じ。健康的なお色気を振り撒いてます。もう１人居ますが、良いサブキャラを演じてます。