密林の狩人見参!
ジャングルに潜む姿無き狩人!次の獲物は屈強な軍人部隊。生き残るのはどっちだ?
今回紹介する作品は、アーノルド・シュワルツェネッガー主演のSFアクション
「プレデター」です。この作品、みなさまには既にお馴染みかと思いますが、一応あらすじを・・・
軍の人質救助部隊が、行方不明になった政府の高官を救出すべく、ジャングルへと降下する。この任務には裏があったのだが、そんな事よりも重大な事が彼等の身に振り掛かる。それは、密林に潜む姿無き捕食者「プレデター」の脅威だった!
この物語、主役はシュワ演じる「ダッチ」ですが、もう一人の主役は敵役である「プレデター」です。
物語前半は、シュワお得意のガンアクションですが、後半からは雰囲気がガラリと変わって、ジャングルの中で孤立した精鋭部隊が、一人また一人とプレデターの餌食になっていくという展開になります。
プレデターは地球に度々降りてきて”狩り”をしてきた宇宙人、という設定は後の物語で語られるのですが、この物語の中では何の為にやってきたのかは語られていません。その為、プレデターの魅力が増しています。
そして、彼らの魅力はその装備と姿。真っ先に挙げられるのは
「功殻機動隊」でお馴染みの光学迷彩。早く言えば透明装置。このお陰で、どんな所でも敵に気付かれずに忍び寄れます(作中のジャングルでは、より効果的でしょう)
もう一つは接近戦用の鉤爪。普段は手甲の中に収納されているが、格闘時に飛び出します。
カッコいいなぁ。
極め付けは彼らの素顔。普段はカッコ良さげなヘルメットを被っているんですが、狩る相手の能力を認めるとヘルメットを脱いで素顔を見せる、という習慣が彼等にはあるらしいのです。その素顔は、口がカニの様、とでも言えばいいんでしょうか?折り畳まれた牙がカニの脚の様に蠢いているんです。ちょっと見グロいですが、個人的には大好きなデザインです。
このプレデターのデザインと行動、更にそれらの演出(プレデターの目を通す時は、彼らが温度を感知して見ているので、サーモグラフィーになる等)彼らは、人間以上に魅力的に描かれています。人気が出て、続編
「プレデター2」や、スピンオフ?の
「エイリアンVSプレデター」が造られるのも納得です。
万が一、ご覧になっていない方がいましたら、是非観て頂きたい作品ですね。
「プレデター」 1987年 アメリカ映画
竜騎士採点(5点満点)
★★★★☆ 本文では述べていないが、脇を固めるキャラも良い奴等が揃ってます。あと、さり気無く音楽も演出としてはナイスです。
女優度数(5点満点)
★★☆☆☆ ただ一人の女性「アンナ」もう少し活躍するのかと思った。

0