竜騎士の映画魂

　女子プロレスラーに活路を見出す？
　
　今回紹介する作品は「井上　貴子」主演の「野獣学園」です。
　
　とある学園で横行する麻薬汚染の黒幕を暴く為に、元傭兵の女が送り込まれる。あまりにも荒れ果てた学園で、彼女の孤独な戦いが始まる・・・
　
　ストーリー（展開も）自体は、一昔前のＶシネマ。主演は、女子プロレスラーの「井上　貴子」（ちなみに脇を固めるのも女子レスラーだ）。これはもうＢ級確定の設定・配役である。
　まぁ、Ｖシネマなんで、この辺りは期待してはいけませんが・・・
　
　ハッキリ言って、特定の人しか観ないし、特定の人にしか向けて作られていない。
　
　当然私は「井上　貴子」目当てで鑑賞。

　まぁ、その・・・演技下手ですね。脇を固める「納見　佳容」「紫雷　美央」も女子レスラーだが、この２人はそこそこ演技出来てます。それだけに、主役である貴子の演技力には脱力ものである。張り切っていたのは、一人でトレーニングするシーン位だ。
　フォローするなら、演じるキャラがそういうキャラなので、敢えてセリフ棒読みでもＯＫ・・・という事にしておく。
　
　レスラーって役者だと思っていたけど、台詞はＷＷＥの方が１０倍上手いな。（当然だが・・・）
　
　それにしても、この女子レスラーの起用には特定の需要がありそうな気がする。女子プロの人気が高まれば、こうしたジャンルももう少し需要が高まるだろう（あくまでもＶシネマの中で）
　
　あと、貴子・・・年取ったなぁ・・・（哀）
　
　「野獣学園」　２００８年　日本作品
　
　竜騎士採点（５点満点）　★★☆☆☆　真面目に観ると時間（７０分）の無駄。出演している女子プロレスラーが好きな方のみ満足出来る作品だ。
　女優度数（５点満点）　★★★☆☆　貴子、しわ目立つぞ！納見佳容は、演技もそこそこで、ルックスもイケているので、普通に女優出来そうな気がするが？（Ｖシネマで）