竜騎士の映画魂

　これは、訴えられても文句言えないのでは？
　
　今回紹介する作品は、色々異議を唱えまくりたい「ダークウォーリアー」です。
　
　世界を支配する力を持つ魔術師達。彼らはお互いに牽制しあいながら世界の均衡を保ってきた。しかし、その中の一人「フェルノス」が野望を持ち、他の魔術師達を抹殺し始める。彼の片腕である女戦士「セン」は、彼の野望に気付いた時、自らの戦う意思に疑問を持つのだった・・・
　
　以上がＤＶＤジャケットに書かれたストーリー。そして表ジャケットには勇ましい姿の半裸の女戦士が。これを見れば、殆どの人はこの女「セン」が主人公と思うに違いない。
　
　と・こ・ろ・が・・・実際のストーリーは・・・
　
　世界を支配する力を持つ魔術師達。彼らはお互いに牽制しあいながら世界の均衡を保ってきた。しかし、その中の一人「フェルノス」が野望を持ち、他の魔術師達を抹殺し始める。フェルノスの脅威に気付いた魔術師の一人が、姪のクラウディアと共にフェルノスに戦いを挑む。
　
　・・・センは殆ど活躍しません！クラウディアに腕を折られて途中リタイアするし、自分の戦いに疑問も持ってもいません。どちらかと言うとクラウディアがヒロインといえる。つまり、そう、センなる女戦士は脇役なんです！
　なのにジャケットでは堂々と主役面。あらすじも本筋を書いていない。これは完璧に騙してます！　
　
　救いは、主役である魔術師のじいさんが、良い演技をしてる事。あと、元祖アマゾネス「ジュリー・ストレイン」が出ている事かな？
　
　全身からＢ級感を出しまくっているので、Ｂ級好きの方とスケベを期待する野郎しか観ないと思うが、それでもこの売り方は酷い。いくらなんでもＢ級愛好家をナメている！
　
　作品が普通の出来なだけに、売り方に怒りがこみ上げて来る！
　
　「ダークウォーリアー」　２００７年　アメリカ映画
　
　竜騎士採点　★☆☆☆☆　作品としては普通だが、売り方が酷い！絶対騙されます！
　女優度数　　★★★☆☆　センを演じる女優自体は悪くないし、クラウディアも垢抜けないが悪くない。それだけに売り方に怒りが向いてしまう。

　
　↑この女、全く活躍しません！（怒）