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「劇場」では、劇場で観た映画の感想を述べていきます。
第1回目の作品は
「不都合な真実」です。
地球温暖化をテーマにしたドキュメンタリー作品で、アメリカの元副大統領
「アル・ゴア」氏の講演の模様を軸に、我々が直面している事実について語られていく。(というか、殆ど講演を聞いているような物である)
地球温暖化は、年々話題になっている事柄だが、多くの人には
ピンとこない話題でもある。
しかし、この作品を観る事で、
意識の改革が進むはずだ。
作中は、様々な実データの検証から、地球温暖化が確実に進み、このままでは取り返しの付かない事が起きる、と訴えている。
これは、多くの人(政治家を含む)が地球温暖化に
懐疑的である、という事への訴えである。
本当に
(温暖化が)進んでいるとは言えない、人間の生活が
(温暖化を)引き起こしているとは言えない、という考えへの訴えなのだ。
これは、勿論大事な事だ。しかし、この作品の本当のテーマは、温暖化について知る事で、我々は何かをしなければならない、するべきだ、と
気付かせる事なのだ。
行動する、しないはともかく、現在の状況に気付く事、これが重要な事だ。
ゴア氏は作中、これは
「モラル」の問題である、と繰り返す。正にその通り!
事実を知った上で、どうするのか?どうすればいいのか?この作品が気付かせてくれるはずだ。
この作品、全国の主要劇場で上演し、
学校関係者・生徒で観るべき作品ではなかろうか?それが出来なければ、早い
DVD化で多くの人に観てもらうべき作品である。
竜騎士ファーストインプレッション(5点満点)
★★★★☆

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