竜騎士の映画魂

　安定「潜水艦モノ」
　
　今回紹介する作品は「ディープ・クラッシュ」です。
　
　アメリカの攻撃型原潜「マンタ」は、演習中に事故を起こす。基地に帰投中、テロリストに奪われたロシアの原潜「インフェルノ」と遭遇。テロリストが核使用する事を防ぐ為、海中で息詰まる攻防が始まる。
　
　よくある潜水艦モノです。（以下ネタバレあり）
　
　戦闘シーンはＣＧを使った物だが、中々雰囲気が出ている。ただ、使い回しが多い感じ。まぁ、どちらの艦かと、進行方向が判れば良いのでこれで良いのかもしれない。
　
　ストーリーも演出も、過去の潜水艦モノを踏襲。オリジナリティーは無い。艦長と副官の対立なんて、無理矢理入れたエピソードっぽいし、魚雷室の頑張りも、同様だ。観ていて感動より、痛ましさ（作品としての）を感じる。
　
　それより無理矢理なのは、小型潜水艇で特攻する海兵隊の話。オープニングの伏線が突然繋がる事に「？」だし、感動させた割にその行為は、全く無駄という有様。ひで〜話・・・
　
　全体に安っぽい創りだが、潜水艦モノとしては基本的なストーリーで、ダラ〜ッと観る分には問題の無い作品だ。凄く暇な時に観ると良いだろう。
　
　しかし、魚雷ってあんなに威力ない物なのか？
　
　「ディープ・クラッシュ」　２００２年　アメリカ映画
　
　竜騎士採点（５点満点）　★★☆☆☆　立派なＢ級だ。暇つぶしの友である。
　
　女優度数（５点満点）　★★☆☆☆　乗り合わせる法務官の女性がヒロインだが、華は無し。

　
↑スゴク暇だったら、借りてみて！