D&D最高っ!!!
今回紹介する作品は、元祖テーブルトークRPG(以下TRPG)
「ダンジョンズ&ドラゴンズ」を見事に映像化した、その名も
「ダンジョン&ドラゴン2」です。TRPGの「D&D」については
本家HPを参照されたし。
2と付くからには、1もあるわけですが、ハッキリ言ってそれ程
面白くないので、紹介は(今回は)省略。
太古に創られた魔法のアーティファクト(凄い力のあるアイテム)「ファラジュアの宝珠」を、イシュミール国に恨みを持つ「ダモダー」が手に入れた。彼は、邪悪な黒竜を甦らせ、イシュミールを滅ぼさんと、画策していたのだ。
異変に気付いたイシュミールの宰相「ベレク」は、4人の仲間と共にファラジュアの宝珠を奪還すべく旅立った!
ストーリーに関しては、TRPGの
王道ともいえるモノ。映画のストーリーとしても、大味で知らない人が観れば、退屈な映画かもしれない。
しかし、この作品は、D&Dをプレイした事のある人が観ると、
3倍(竜騎士加減)は面白く感じるはず。
と、いうのも、主人公を含むパーティーキャラクターには、ちゃんと実際のTRPGで使用するような
「キャラクターシート」が作られており、役者もそれを参考に役作りを行ったらしいのだ。
各キャラクターは、
「ベレク」7レベル ヒューマン ファイター(戦士)、
「ラックス」7レベル ヒューマン バーバリアン(狂戦士)、
「ドリアン」7レベル ヒューマン クレリック(司祭)、
「ニム」7レベル ヒューマン ローグ(盗賊)、
「オーマリン」9レベル エルフ ウィザード(魔法使い)、となっている。
更に、各キャラにはゲーム内でも使用する「性格」まで決められていて、それも忠実に再現されている。
このルールを見る限り、D&Dというより、その上位版
「AD&D」(アドヴァンスドD&D)が基になっているようだ。
また、前作は種族の違いで職業(役割)の違いを出していたが、今作では直接職業でキャラの違いを出している。前者はモロに「D&D」の分類なので、そういう点から、前作はD&D、今作はAD&Dを基にしていると言える。
そのキャラだが、立っています。中でもローグ「ニム」が良い感じ。元々シーフ(この作品ではローグ)という職業が好きだったので、この如何にもシーフ!というキャラは良いです。後は、バーバリアンの「ラックス」このキャラは、性格描写が上手く出来ている。女性という所もポイント高し!
そして、敵の
ドラゴン!これがカッコイイ!やっぱりモンスターの王者は
「ドラゴン」ですよ!
特にホワイトドラゴン(氷の竜)が
カッチョええ!エイリアンチックに眼が無い(多分あるんだろうけど、判らない)デザインはモロ好みだっ!
何だか映画の内容より「D&D」について語ってしまったが、やはり、D&Dをプレイして観るべき作品でしょうね。
もう一つ、以前この作品は
前作と関係無い、と記したが、思いっきり関係ありましたね。舞台が同じ国だし、敵の「ダモダー」は前作にも登場してました。
「ダンジョン&ドラゴン2」 2005年 アメリカ・イギリス映画
竜騎士採点(5点満点)
★★★★☆ タイトル通りダンジョン(地下迷宮)もドラゴンも満足の出来。キャラも立っていて、ファンは満足だ!
女優度数(5点満点)
★★★★☆ バーバリアン、エルフ、主人公の妻がヒロインだが、みんな濃い顔立ち。ただ、ゲームのイメージイラストには忠実だ。

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