竜騎士の映画魂

　これは、意外な掘り出し物！
　
　今回紹介する作品は「エア・レイジ」です。
　
　ロサンゼルス行き旅客機７７７型機が、テロリストにハイジャックされた！特殊部隊が乗り込むも、反撃に遭い、生き残ったのは隊長の「マット」のみ。彼は、同じく難を逃れた客室乗務員の女性と共に、テロリストに立ち向かう！
　
　最近のハイジャックものは、こうして特殊部隊が空中で飛行機に乗り移る展開が多いが、実際出来る事なのだろうか？
　
　して、この作品、展開が尽く我等がセガール御大出演の問題作（？）「エグゼクティブ・デシジョン」に酷似。最後にトーシロが飛行機を着陸させちゃう所まで同じ。
　とは言え、それ程緊張感は無く、気軽な展開。
　
　客室乗務員（スチュワーデス）が、テロリストと戦う話もあった気がしますね。どこかで観た展開が最後まで続くという、真にＢ級を地で行く作品。
　
　ところが意外にもストレス無く観れるのは、主人公の客室乗務員「ケリー」役の女優さんが、キレイだからだろう。パツキンショートカットで、眼が大きく、一見して美人顔（ちょっと歳イッてるかな？）野郎の方が冴えないので余計光って見える。
　
　ハッキリ言って、好みですよ！
　
　テロリスト役も濃い面子ではないので、全体的にアッサリした印象がある。なので、ＴＶの洋画劇場で観る分には、十分合格点な内容。期待しないで観れば「面白い」という評価になるわけだ。
　
　乗っ取り時の展開に突っ込み所があるが、Ｂ級だし・・・と考えれば許せるだろう。
　大体、こういう作品を観よう、という時点で「面白くない」という心構えのはず。そういった野暮なツッコミは無しにしましょうや。
　
　「エア・レイジ」　２０００年　アメリカ映画
　
　竜騎士採点（５点満点）　★★★☆☆　気軽に観れるという点は評価できる。
　
　女優度数（５点満点）　★★★★☆　意外に良いです、主人公「ケリー」は勿論、同僚の客室乗務員「グウェン」役の女優さんも良い線イッてます。まぁ、両人とよく観ると年増ですが・・・