タイ式おバカ映画登場!
今回登場は、
マッハ!でその映像表現力を見せ付けた、タイ発おバカ映画
「バトル7」です。
ベトナム戦争時代のタイ。国内に米軍が駐留し、人々の中にはその事を快く思わない者が居た。そんな中、米軍がベトナムから秘宝を持ち込んだとの噂が立ち、それを奪おうと7人の漢達が奮闘する。
大雑把なあらすじはこんな感じです。タイトルの7は、当然この漢達の事なのだが、こいつ等がまた良い味だしまくり!
名前からしてイカしてます。先ず
「赤パン」その名の通り、常に「赤パン」着用の一行のリーダー。
「イカサマ」一行が共に冒険する切っ掛けを造ったギャンブラー。
「ムエタイ」名前のまんま。
「ロマンス」伊達漢。
「ジミー」ジェームス・ディーンに憧れる京劇役者。
「鉄拳」何でも破壊する拳を持つ漢。
「和尚」ものぐさ坊主。
どういう繋がりだ?と思われるが、彼等はかつての軍隊仲間。ま、そんな事は殆ど関係ないんですが・・・
お話は「赤パン」「イカサマ」「ムエタイ」「ロマンス」辺りが引っ張っていきます。とにかく全員の精神年齢が
小学校低学年並で、やる事にまとまりが無い。
この主人公7人以外の登場人物も殆どが(男も女も)おバカキャラ。そんなキャラ達が終始ドタバタと
何かやっています。
最後の方で、タイ国民よ立ち上がれ!とばかりに、米軍に立ち向かう様は
「7人のマッハ!」のような展開。恐らく
「7人の侍」へのオマージュがあるのだろう。
その辺は如何にもアジア的。昔の香港映画みたいだ。
CGもバリバリ使っていて、そのオーバーアクションは笑えます。
アクションがイチイチ漫画的で、下らないだけに
失笑してしまう、そんな展開が続きます。
カンフーモノとも、ハリウッドアクションとも違う独自の
「タイ式」アクションは、個人的には、かなりすんなり観る事が出来る。
妙なアジア臭さと、見事なアクションの融合は、今まで体験できなかっただけに、これから要注目のジャンルではなかろうか?
「バトル7」 2002年 タイ映画
竜騎士採点(5点満点)
★★★☆☆ 失笑的おバカ映画。アジア的ほのぼのさも含め、愛すべきおバカ作品だ。
女優度数(5点満点)
★★★☆☆ 登場ヒロインはどの娘もカワイイ!アジアンビューティーです。

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