こりゃぁ、結構
イケてるぜ!
今回紹介する作品は、一見B級まっしぐらだが、実はそれなりに出来ているという陳作
「バトルロワイアル・アイランド」です。
視聴率低迷を打破する為、あるTV局が始めた番組は過激な内容だった。
それは、服役囚を無人島に集めてチームを組ませ、島の反対側に到達した組の勝ちというレース。ただし、島を脱出できるのは1組だけ。その他は力で排除していかなければならない。各チームは島に散りばめられた武器や、己の体術を駆使し、ライバルを排除してゆく。まさにバトルロイヤル状態。その模様をTV中継するのだ。
しかし、その島にはライバルチームよりも恐ろしい
「何者か」が潜んでいた!
こういった
「マンハント」的内容の作品は、過去にもあったし、日本でも
「バトルロワイアル」が有名だ。あと、向こうのTVで、無人島で生きる人を中継するモノ(殺しはしないが)があったと思う。
閉ざされた空間で生き延びる為に戦う、という設定で、中々面白いのだが、チームを組ませる割に生き残るのは
1人だ!と番組冒頭で言ってるのがチトおかしい、というか、最後に裏切りがあると、バラしているので微笑ましい。
面白いのは、TV中継という設定なので、人が殺されるシーンになると
(わざとらしく)電波障害が発生しその場面をカットする、という演出が入る事。その他にも、敵を攻撃すると、〜ポイントダメージと、ゲームのようなエフェクトが入る。現代的で中々良い演出だ。
更に、ぶっちゃけるが、島に潜む何者かは、
ゾンビです。
「またかよ〜」ですが、このゾンビ君達、やる気の無い「生きる屍」が多い中、元気に
全力疾走するし、相手に飛び掛ったりもしちゃいます。
理由は、舞台となる島で、軍が兵士の能力アップ実験をしていて失敗しちゃったから。つまり、元軍人のゾンビだから・・・って、番組で放送していいの?とかる〜くツッコミ。
TVが過激な放送に走るという切り口は、シュワルツェネッガーの
「バトルランナー」に通じるかも?
+ゾンビってかなりいい加減な設定だし、ゾンビも
ショボイ。しかし、その辺に金を掛けて、各キャラクターの物語を出してゆけば、かなり面白い作品に化けると見た。惜しい作品だ。
「バトルロワイアル・アイランド」 2006年 アメリカ映画
竜騎士採点(5点満点)
★★★☆☆ 企画自体は良いと思う。タイトルや、パッケージの謳い文句の割りには、全然面白い。
お勧め!
女優度数(5点満点)
★★★☆☆ 綺麗所は「パツキン」2人だが、パッケージに
ドド〜ンと出ているアジア系姉ちゃんも良いです。
↑みなさん、ヤル気満々です!

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