竜騎士の映画魂

　小気味良いアクション佳作！
　
　今回紹介する作品は「ダイハード」です。そう「ブルース・ウィリス」主演の大ヒットアクションですね。
　
　別れた女房、家族に会う為Ｌ．Ａにやってきた刑事「ジョン・マクレーン」早速女房の仕事場である「ナカトミビル」にやってくるが、同時にビルがテロリストに占拠されてしまう。
　通信手段を断たれ、陸の孤島と化すナカトミビル。その中で一人、ジョンがテロリストに立ち向かう！
　
　もうお馴染みのストーリーですね。
　
　大ヒットした要因は、主人公「ジョン」が、等身大のヒーローだったからだろう。それまでのヒーローは「いかにも」なマンガチックなヒーローで、爽快感はあるが、リアリティーに欠けていた。
　
　そこに「ジョン・マクレーン」登場。先ず、見た目が普通のおっさん。それが、タイトル通り死なない漢になってしまう、という面白さ。必死でガンバるその姿に、感情移入の余地がある。
　
　脇を取り巻くキャラクターもピカイチだ。最初のジョンの味方「アル」、お調子者の運転手、トコトン嫌味なＴＶリポーター等など・・・
　良いキャラクターと爽快アクション！面白いわけだ。良いキャラクターというのは、面白い作品の基本である。
　
　そして、物語の根底がラブストーリーと言う事もプラス要因だ。気まずい夫婦間が、物語終了時には「ハッピーエンド」に。クリスマスソングと共に終わるラストは、実に爽やか。
　
　とりあえず現在「３」まで制作されているが、やはり「１」がダントツに面白い！そしてブルース・ウィリスに髪の毛がある！（大笑）
　
　ＴＶで何度も放映されているので、観た事ない人は居ないと思いますが、改めて観直してみるのも良いモノです。
　
　「ダイハード」　１９８８年　アメリカ映画
　
　竜騎士採点（５点満点）　★★★★☆　手垢が付いているが、お勧めの１作です！
　
　女優度数（５点満点）　★★☆☆☆　基本的に漢映画。女房役の「ボニー・デベリア」は、ちょっとオバサンチックだ。