シニアの次期エース候補に、T君という2年生がいます。
身体は、あまり大きくないのですが、全身を使ってすばらしいボールを投げます。今まで、彼のような全身をフルに使って投げる選手は、あまりお目にかかったことがありませんでした。
身体能力も高く、バネのような強さを持っています。
聞けば、小学校の時に柔道を習っていたとか・・・柔道の選手だった、お父さんの影響で始めたそうです。
丁度、孫(4才)も柔道を習いたいと言い出したので、これはいい機会だと思って柔道場に見学に行きました。
高校の柔道部の監督を永くつとめられたその先生は、退職し、私財をはたいて道場をつくられたそうです。
その日は、丁度、全体練習の日とかで、いがぐり頭の幼稚園生から中学生まで、みんなで楽しく練習していました。
もちろん、道場にはいるときの「あいさつ」や、師匠に対する「あいさつ」などもしっかりしていました。
まずびっくりしたのが、身体全身を使う「ウォーミングアップ」でした。
それだけで汗びっしょり・・・です。
エンジェルスの子や、シニアの子に経験させたいぐらいです。
最後に印象的だったのは、その先生曰く
「小さいうちなんて、楽しく練習していればいいんですよ。」
「ところが、若い指導者達は、勝つ柔道を教えたがる。」
「それを押さえるのが大変なんです。」
きっと、すばらしい選手が出てくるだろうな・・・
そう思って帰ってきました。

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