どう頑張ったって、勝てそうにもない試合がある。
実力的にも、体格的にも勝てそうにないときがある。
それでも監督は、何とか作戦を立てて勝ちに行く。
先週行われた、常陸太田チャレンジカップ大会でのことである。
こちらは、5年生の新人チーム。対する相手は6年生を主体としたチーム。
身体も大きい選手ばかり。投手のボールもスピードがある。
まともなやっても勝てそうにもない。
こんな試合は、こうやるしかないな・・・と、ある方策を考えていた。
我が山藤監督も、そのように考えていたらしく、初回からある作戦に出る。
いくら作戦を立てても、それを実行できる選手達でないと、何も出来ない。
選手達は、監督の指示通りコツコツとコロがしていく。相手のミスを誘い先取点。
思うつぼである。
勝てそうにもない相手に、先取点。すかさず追加点も。
逆に守備では、辛抱に辛抱を重ね、得点を与えない。
流れというのは恐ろしい物である。のって来れば強気の攻め。
打てそうにもなかった投手から、外野にはじき返す。
終わってみれば12対0の圧勝。
痛快そのものである。
二試合目は、負けたものの1対0の惜敗。
二試合戦って、一失点。お見事。
監督の指示通りに動ける選手を育てられるか?
永遠の課題であるが、この日の試合は次を感じさせてくれる、うれしい一日だった。

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