2008/9/29

ノー・メッセージ  Pet Shop Boys

NHKオンライン | ハートをつなごう

今日、明日の「ハートをつなごう」(NHK-2/20:00〜20:30)はゲイ/レズビアン第2弾です。
あさって、明々後日は第一弾の再放送もあります。日本のゲイ/レズビアンのリアルな社会との関連が見える貴重な番組です。




もうすぐ「NIGHTLIFE」のアルバムレビューも終わりに近づき(やや難航してますが)、アルバムとシングルB面やカップリングなど、PSBの曲のほぼ8〜9割方は訳してレビューをつけたことになります・・・実際、その他の分類不可の曲がまだあと1〜2割くらい残っていますが・・・。レビューに取り掛かって約1年2ヶ月、ちょいMにとっては苦しくても楽しい毎日でした。正直、これが終わって欲しくないんですけど・・・。

で、思いました。
ポップ・ソングはメッセージ・ソングとノー・メッセージ・ソングにわかれるな、と。
そしてPSBはすごいノー・メッセージだなあ、と。

ノー・メッセージをネガティブな意味では捉えないで下さい。実際、ワタシはメッセージ・ソングが大嫌い。なんで立場の違うアンタから一般論で説教されなきゃならないんだよッ、と思いますから。事実、ダンス・ミュージックにメッセージなんて邪魔なだけなんだよ。

PSBの歌詞(というか歌詞を書いているニールの歌詞、と言うべきか・・・でもそこはそれクリスの厳しい添削指導が入っているからやっぱ2人の考えだよね)は、きわめて動きの薄い、いま置かれている状況を淡々と述べていることが多い。歌の最初と最後で劇的な変化はしないし、過去や未来もあまりない。これしようよ、あれやろうよ、というあからさまな呼びかけもないし、あるのはほとんど、“「僕」と「君」はいまこんな感じだよね(ため息)”って感じ。

ニールの声は、日本音響研究所の鈴木先生もお墨付きの究極の癒しヴォイス(マーガレット通信Vol.1参照)で、いわゆる、「1/fの振幅ゆらぎ」といわれる“特殊な才能”の声の持ち主。実はあのヒットラーもこの声の持ち主で、人々は彼の演説を聞くとふわ〜〜っと気持ちよくなってしまうんだという。魔性の声か、天使の声か。だからもしPSBの歌にメッセージがあったら、人々が一方向に洗脳されたかもしれない。ニールの声を特定の企業のCMに使ったら、売り上げが伸びるかもしれない。だからこそニールの声は“(危険な)メッセージ”に使ってはいけないんじゃないんだろうか?ただでさえワタシ、ニールの言うことは全て正しいと思っているもの。

だからニールが総統のカッコして歌う「The Sodom and Gomorrah show」はヤバいと思いますもの。やっちまった、超えちまった、って思いますもの。だってイケメン・ダンサーたちがエロエロに軍服をはだけて腰を振りながらお花のついた銃を手にしてオカマダンサーみたく踊るでしょ。これはもう総統の声にメロメロになった証拠よねぇ。ゲイの総統がマッチョな世の中を全てキャムプに変えてしまった図でしょ。内容そのものにメッセージがない分、声に説得力がありすぎるもの。



18禁にしたいほどエロい。
ピンと来たあなたはゲイの要素アリ。

ところで天才で冷徹なクリスはそんなニールの声を「世界一イイ音が出る楽器」と分析しているようです。それでなきゃ天分の才の持ち主のパートナーは務まらないのです。

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80年代、2人の無表情っぷりは”異常”とまで言われていました。
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