暗くなった窓の外からは虫の声が涼しい風とともに入ってくる。
寝具の準備もできたというのに、まだ昼間の運動会の興奮が覚めないのか、ショウタの笑い声が途切れなく聞こえる。
写真の笑顔を見てもらえば、その気持ちもわかっていただけることと思う。
思えば昨年の運動会。
徒競争の入場列にショウタがいないと思ったら、眠りこけて保護者テントまで運ばれ、ダンスでは座り込んで、先生を困らせたあのショウタとは思えない上出来の運動会であった。
ダンス。
少しタイミングは遅れても、写した写真を見れば周りと同じように手が上がり、みんなと同じようにポーズがとれている。
結構テンポの速い振り付けだった。
大きな移動もあった。
それでも先生は離れた所から見守るだけで、すべてショウタだけでできた。
いや、もしかすると、周囲の友達の助けはあったのかもしれない。
それでも何も問題ない。
それでできれば上等だ。
ショウタの今年の運動会は、大成功だ!
といっても、それは担任や担当の先生たちの運動会の成功!だったと思う。
ショウタを信じて指導していただき、ここまでいい演技を見させてくださった先生方の大成功だと思う。
二学期に入って変わったことがある。
それは朝ごはんを自分で食べだしたことだ。
朝は時間が無く、ほっておけば1時間も2時間も掛かる食事になるため、
つい親が食べさせてしまうという現状であった。
それがいつからか、自分できちんと時間に合うように食べていることに気付いたのは、つい最近のこと。
このことと、今日のショウタの自立した姿がだぶって見えた。
どの子も同じだろうが、親の知らないうちに子供は育っていくものだ。
それはもちろん多くの人に支えられながらであることは言うまでもない。
そのことを強く感じ、一日感動した運動会であった。
感謝。
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