今日は「いじめから子供を守ろう! メールマガジン」から紹介します。
◆ ■□「今こそいじめの連鎖を断て!」□■
☆2011年5月11日☆
[ いじめから子供を守ろう! メールマガジン ]
まず、以下の二つのニュースをあらためてご覧ください。
●千葉・船橋 福島から避難の小学生に"放射能いじめ" 2011年4月15日
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/04/15/kiji/K20110415000632440.html?feature=related
福島県から避難してきた小学生が「放射能がうつる」などと偏見を持たれるケースが千葉県船橋市であり、
同市教育委員会が市内の小中学校に適切な指導を求める通達を出した。
「避難している人の気持ちを考えて」と配慮を要請している。
専門家は「放射能はうつらない。正しい知識の教育が必要」と呼びかけている。
●福島の避難児童にいじめ 女子児童に腹部蹴られて入院中 2011年4月23日
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/04/23/kiji/K20110423000682910.html
東日本大震災で、福島県から新潟県長岡市に避難している小学6年の男子児童(11)が
転入先の小学校で同級生に蹴られ、入院していることが23日、同市教育委員会への取材で分かった。
学校側はいじめがあったことを認め、保護者に謝罪した。
市教委によると、男子児童は父親の実家がある長岡市に避難し、今月7日の始業式から新しい学校に通学。
19日午前の休み時間、同級生の女子児童に腹を蹴られた。
20日に腹部打撲と診断され、様子を見るために入院しているという。
さて、このいじまもWISDOMの中でも過去何回か言及させていただきましたが、
やはり「起こるべくして起こる学校のいじめの温床」があります。
特にこの時期、福島県からの被災児童への「放射能差別いじめ」は看過できませんね。
最も許すべからざる「言葉の暴力」ですね。
直接言葉を浴びせられた子供の心の中にどれだけ傷を残すか、
言葉を浴びせた加害児童が心から反省するまで指導するのが先生の役目です。
さらに蹴られて被害児童が入院しているというのであれば、
これは何回も指摘している通り、大人なら立派な「傷害罪」です。
刑事事件になる案件で「犯罪である」との認識を小学校高学年なら、その認識を持たすように加害児童に指導すべきでしょう。
教育委員会は謝罪したと言いますが、言葉の謝罪で済む問題ではなりませんね。
学校側が具体的な賠償責任を負ってあたり前の事案でしょう。
いじめがあった後に、どのように適切な対処がされたか、常に報道だけによる情報では伝わってきませんが、
きっちりと再発防止に向けた地道な取り組みがない限り、このいじめの連鎖は止まりません。
教育委員会はしっかりとそこまで責任を持つべきでしょう。
文部科学大臣も少なくとも大臣談話として、東日本大震災に伴う転校生へのいじめ撲滅に向けた姿勢を
明確に見せるべきですね。
復旧・復興に向けた作業は、物心両面においてなされるべきです。
子供たちの心の問題をなおざりにした復興など本来はありません。
同級生とばらばらになり、知らない土地での学校生活を余儀なくされている
被災地への子どのたちへの思いやりが持てないなら、
日本人の精神性はまだまだ本物ではないということです。
あらためて、ぜひ肝に銘じたいと思います。
担当:とみやま よしお
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