デフレの正体 藻谷浩介 角川書店
を読んでいる。日本は世界一の債権国、おかねを貸している国で、世界一のお金持ちのはずなのに、経済が回らず、不況に喘いでいるのは、2000年に一度の、人口の波、少子高齢化、そして、生産人口の激減だった。お金を持っているのは老人で、溜め込んだお金は消費には一切回らない、相続するにしても受け取るのが、60歳過ぎになってからだと、老人から老人へお金が回っても消費に繋がらないから景気が良くならない。
今までのマクロ経済の視点では見えてこなかった視点が新鮮である。音楽関係者にしても、景気が悪いと一番に影響を受けるのがこの業界なので死活問題であるのである。いつも、経済関係の本には注目していたが、目が覚める本。
経済活性化の処方箋は、若者を優遇することと、女性の社会進出を促すことだそうだ。下記書評もマンガで理解でき、面白いので参考にどうぞ。
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51457050.html
http://bloomingdesign.net/wordpress/archives/1033

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