「素晴らしかった、ジョシュア・レッドマン・エラスティック・バンド・ライブ」
音楽エッセイ

こんにちは。KOSE です。昨日は、ジョシュア・レッドマン・エラスティック・バンドのライブに横浜倉庫街、モーションブルーへでかけました。モーションブルーは、おしゃれなブルーノート横浜版と言ったところか?なかなかいい店です。待ち合わせの、江尻正人くん、佐々木友弘くん、小野塚豊くんはすでに席で待っていた。
よく見ると、このバンドにはベーシストがいない。(笑)そうか、エリック・アレキサンダーの時のように、オルガンのひとがやるのかと思っていたら、キーボードで、シンセベースだ。曲調は、スタンダードなどは一切無く、すべてオリジナルで、コンテンポラリーなサウンドだ!
プロブレッシブロックのようでもあり、70〜80年代マイルス的なサウンド、ジョーザビヌル、ウエィン・ショーターのあの「ウエザーリポート」的なサウンドなど、ジャズから出発した、いろいろなオーケストラルな音楽の方向へ行っているようだ。シンセベースの重低音が心地よく、タイトでためのあるドラムも気持ちよくて、数曲目で、すやすやと眠りに入りそうだった(笑)。
さて、ジョシュアレッドマンのサックスは、素晴らしい、泉の流れのようにわき上がる天衣無縫なフレージング、リズム感、ハーモニー感覚、フレーズを組み立てていく素晴らしい構成力、また特にフラジオのコントロールが素晴らしい。
ただ惜しいのは、その音がいまいち細い。もし、音に豊かさと歌心が、存在感が付け加えられると、間違いなく、ジョン・コルトレーン、ソニーロリンズ、スタンゲッツ、ウエィン・ショーター、ジョーヘンダーソン・・・の偉大なテナー吹きの系列に名を連ねる人だと確信する。
でも聞いて解るのは、とにかく才能が炸裂していて、もう音楽を作ることが楽しくてしょうがない・・という状態。この巨大な才能がどこまで走っていくのかを見届けたい。
サイドメン:Sam Yahel(key)、Jeff Ballard(ds)、Mike Moreno(g)も素晴らしかった。
さて、日曜日は、再びルータバキン(ts)トリオを聴きに行く予定。(笑)こちらはオーソドックスなジャズサックスを存分に楽しめる予定。一緒に行く人はいませんか?

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