
「ソース Source」貴方の人生の源は、わくわくすることにある。
マイク・マクナマス著、Voice 社
こんにちは。KOSE です。ソースといっても、料理の本じゃない。自己啓発の書である。ホント自分でもこういうのは好きだなぁと思う。マーフィの本もいつも座右において読んでいたものなぁ。
こういうものの見方の変更を迫られる本というのは、本当に面白いと思うし興奮する。この本だって、以前になるほど良いことが書いてあるなぁ・・と思って読んでいたはずなのに、最近又思い出して、何回も読み返してみたら、不思議不思議!!前よりも、魅力的で有益な本だと言うことが、ずっと感じられるようになったのはなぜだろう?
自分ではその理由が解っている。このところずっと、現代日本の危機的な財政赤字の問題や、世界経済の先行きなど、悲観的な経済関係の書籍ばかり読みあさっていたので(それについてのレポートは、そのうちやってみたい・・)逆にこういう内面的な心のあり方のについての系統の本に心が飢えていたのだろうと言うことだ。
さて、非常に勇気が出て、世の中に対する見方の変更を迫られる本というものは、そんなに多くないはずだ。著者のメッセージを簡略的に言えば、「子供のころを思い出して、本当に自分が興味を持って、好きなこと、いままで生活のためとあきらめていたこと、優先順位が下なので、いつかやろうと、後回しにしていた自分の本当に好きなこと、やりたいことを全部同時進行で行いなさい、それが真の意味で生きると言うことだよ」というメッセージ。
なるほど、世の中には本当に自分が好きなことで生計を立てている人はきわめて少ないはずだ。みな、本当はこんな事がやりたいのに、それだと、生活できないから・・等の理由で無難なコースを選んでいる人がほとんどだろう。
そして男性に多いのだが、仕事と自分が一体化してしまって、仕事に全てを捧げてしまって、家族との絆を深める時間も、地域活動に割く時間も、趣味に割く時間もないと言う人が多いのだろう。そして、しょうがないからと言う理由で、内心はイヤだと思っている仕事を生活のために頑張ってやっている人も多いのだろう。
マイク・マクナマス氏によれば、自分が心からわくわくするような事をすべて同時進行で楽しんで行っていれば、それに同調する人間を引き寄せ、最終的には仕事も引き寄せて、最後にお金も着いて来るという。
これはもし本当だとすれば、私も何となく考えていた今までのやり方・・・頑張って働いてお金の余裕が出来たら好きなことをやろう、それを元に新規事業を始めよう・・と言うのとちょうど逆の考えと言うことになる。これは、今までの自分の考えがひっくり返る(のは少し悔しいが)面白い考え方だ。
でも人間の無意識はものすごいパワーを持っているし、うまく方向付けさえしてやれば、面白い結果が出るとも考えられる。
他に、今まで社会一般で信じられている一般通念を、ことごとく喝破していくのだが、その一例を紹介したい。
”やる気を出さなければいけない場所は、実はやりたくないことをしている。”・・・これはなるほどと思った。好きで好きでしょうがないことをしている時って、やる気を出したりしないもの。(笑)だって好きなわけだから、どれだけやっても面白いし、いくらやっても飽きることはない。
昔楽器の練習や曲を作っている時ってそうだったのを思い出す。練習が嫌いだったら、練習も何もすることはないわけで、好きでたまらない人だけ練習すればいいのだ。
ストレスとは、やりたくないことをやり続けることによる、自分の消耗、疲労と考えられるから、やりたいことだけを全てやるように生きていければ、きわめてストレスの少ない、幸福な生き方が出来ることになる。
そう言う目で周りの色々な人を改めて見てみると、やりたくないことをやり続けることによって、心や身体に病的ななものを抱え込んでいる人が、多いのに気が付く。というか普通に世間一般の社会通念に従って生きて行けばそうならざるを得ないだろう。言わない人も多いが鬱病の人がとても増えているそうだ。これは妙な責任感をもって、イヤなことを進んでやり抜く、日本人特有の自己犠牲的な、自分さえ我慢すれば・・と言うタイプの人がなるのだそうだ。(俺とは正反対だなぁ?なるべく人のせいにして、よく絶対長生きしそうとか言われる方だから・・)
やる気を出さなければいけないのではなく、好きでしょうがないわくわくすることを見つけだすべきなのだ。
”人間には決断力が必要で、はっきり決めるときは決めなくてはいけない”・・・というのも真っ赤な嘘だ。ぐずぐず決断が出来ないときは、無意識が情報収集していて、作業中で今はまだその時ではないと言うメッセージを発しているのだ。そうすると私の本も13年もその時を待っていたことになる。(笑)
これ以上書くと、もう本を買う必要間無くなるので省略するが、実に目から鱗の、見方を変えさせてくれる本だ。
自分のわくわくを優先させる生き方に切り替えたら、川を川下に向かって泳ぐように楽々と生きられるそうだ。(笑)もう川の流れに逆らって川上へ向かって泳ぐような生き方は止めることにしようかな?(笑)K

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