地球温暖化が深刻な問題になっていますね。
先日の、東洋はり医学会の時事感想でも、
村上先生が地球温暖化問題をお話されていました。
医療現場では、感染予防から、使い捨てディスポが常識で、ごみもたくさん出ます。
鍼も、もちろん、ディスポ鍼が主流です。(私の治療室でもディスポ鍼です。)
実は、
経絡治療のはりは、環境にやさしい、医術をおこなうことができるのです。
はり灸の経絡治療を受けられたことのない方は、多分、ご存知ないと思いますが、
鍼には色々な種類があります。
その中で、
刺さないで近づけるだけのはり
(てい鍼、円鍼、等)は、使い捨てでない、環境にやさしい、鍼です!
近づけるだけだと、効果がないのでは?と思われるかもしれませんが、
ところが、とても、効果があるのです。
てい鍼も、円鍼も、約3,000年前の古代九鍼のなかに入っている由緒正しい鍼なのです。
てい鍼は、頭がたけのこの頭みたいに、とがっていて、尾がドラえもんの手みたいに、丸くなっています。
治療室では、小さいお子様に、「どらえもんの手!」といって人気があります。
怖くなしし、痛くないし、地球にも人にもやさしい、鍼のご紹介でした。
写真:
上が、約3000年前の鍼灸医学書『黄帝内経霊枢』「九鍼十二原篇」に書かれている形を復元して作られている長さ3寸半の、てい鍼です。
下が、乳幼児に使っている、小里てい鍼です。
