2009/11/3

小さなこと。  雑感

近所に住む人が、
とまどうような、
妙な笑顔を見せて家に来た。

「果物かなにか、今ありますか?」
「・・・?」

なんでもいいからください、という。
なんでも母子家庭で、
生活保護を受けていて、
車も取り上げられてしまって、
働くこともできなくて、
食べられないんだって。

なんでもいい、と言われても、
あるようなないような。

中学生の息子と二人で、
最後のひとつを食べてしまって、
なんにもないんだって。

すぐに食べられそうな、
りんご1ことみかん。
買い置きでたくさんあるお米を少し。

こんなことってあるんだなあ。
子供のころ、
「となりのうちにいって、おみそ借りてきて〜」
なんていうことはあったけど。
ちょっと違うね。

テレビのニュースで、
時々見るようなことだけど、
目の前であっても、
ほんとかな、と思っちゃう。

あげようと思って探した時に発見した、
食べ忘れたものたち。

それから、キッチンに戻って、
ゴミ箱を見ると、
食べなくても生きていけるものたちの残骸。
食べる予定もなく、
あれば安心と、買ってきてしまうものたち。
なんて無駄の多い生活をしているんだろう、
食べられない人もいるというのに。

それから、そんな状況の中でも、
ひとつあげたら、
そのあとに、コーヒーが飲みたいから、あったらください、
といえるこのおばちゃんの感覚。
子供は最新のゲーム機で遊んでる。
冷たいようだけど、助けることは、
この人のためにはならないんだろう、と思う。

その時の気分で物を買う、
いらなくなって捨てる、
食べきれなくて捨てる、
そういうことがないように、
自分を見直すきっかけになった。
おばちゃんは、福の神の化身だと思うことにしよう。
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