今晩、見樹院も関わっている復興支援事業で、現地コーディネートをしており、そのプロジェクト調整のために見樹院に滞在しておられる気仙沼の小野寺さんに、現地の状況等を聞く会がありますのでご案内致します。
小野寺さんは、かつては横浜で中学校の教員をされていましたが、十数年前に気仙沼に戻り、農漁業をしながら、自立した社会を担う子どもたちを育てるために、何年もかけて学校現場にアプローチして、現在は総合学習の指導をするなど、地道に活動しています。
また、この会はナマケモノ倶楽部の呼びかけで急遽行われることになり、文化人類学者でもある辻信一さんが聞き手として企画され、張りきっています。タイトルにもあるように、単に震災の話に止まらず、これからの私たちの生き方に関しても興味深い内容になるはずです。
以下、辻さんからのメールにてご案内申し上げます。
申込制になっておりますので、ナマケモノ倶楽部か私の方へご連絡ください。
> ---
> 辻信一です。
>
> 明日、気仙沼のナマクラ仲間であり、教育者で漁師、今回の3・11の
> 被災者でもある小野寺雅之さんの話を聞く会に、「聞き役」として参加します。
>
http://www.voluntary.jp/weblog/myblog/275/1945973#1945973
>
> 復興支援という言葉が飛び交っている今日この頃、ぼく
> はよく水俣病の当事者である漁師の
> 緒方正人さんのことを思い出すんです。彼は東京で行われた集会に出席したと
> きに、集まった
> 「支援者」を前に、「皆さん、これからは支援ではなくご縁をいただきたい」と
> 言った。しえん(4円)より、
> ごえん(5円)という駄洒落でもあるんですけど、これにはギクリとさせられた。
> 支援という言葉には、
> どこか、他人事にかかわっているという前提があって、自分自身が問われてい
> ない、という意味を
> 正人さんは込めていたんですね。それが彼の本の題名にもなった有名な「チッ
> ソは私であった」と
> いう言葉にも通じている。
>
> まず、ぼくたちは耳を傾けるべきなのです。支援ができる、という前提にたつ
> 前に、ただ、現地の
> 声を聞き、自分の魂を現地に置いてみようとする。その先に、自分に何が問わ
> れているのか、
> そして何ができるか、ということもまた見えてくるのではないでしょうか。
>
> 小野寺さんは、ナマケモノ倶楽部発足の当初からの仲間であり、地域でいろい
> ろな活躍をされてきた
> エコロジストであり、教育者です。ハチドリ・ムーブメントのリーダーでもあ
> ります。3・11後、数週間、
> 安否のわからなかった彼にまたこうして会えることはほんとうにうれしいこと
> です。そして、その彼から
> 震災について直接話を聞けることを、楽しみにしています。
>
> 「ポスト311を創る」第一回。都合のつく方は、ぜひご参加ください。
>
> ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
>
> 『ポスト311を創る』
>
> 4月15日(金) 19時〜21時
>
> 天然住宅のお寺「見樹院」
>
http://www.nam-mind.jp/access.htm
>
> 最寄り駅: 都営地下鉄「春日」/ 東京メトロ「後楽園」徒歩15分
>
> ゲスト:小野寺雅之さん(ナマクラ会員・農漁業者・大谷中学校総合学習講師)
>
http://chinomori.exblog.jp/
>
> 聞き手:辻信一(文化人類学者、ナマケモノ倶楽部世話人)
>
> 参加費:500円+カンパ
>
> 申込:要予約 ナマケモノ倶楽部まで。info@sloth.gr.jp
>
> ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
>
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> ナマケモノ倶楽部事務局・馬場直子
> 〒136-0072東京都江東区大島6-15-2-912
> tel/fax 03-3638-0534
> babi@sloth.gr.jp
http://www.sloth.gr.jp
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