新年のミサ説教で紹介した「7つの奉仕」の出典についてのお尋ねがありましたので、この場を借りてお知らせさせて頂きます。「共に生きる生活(著 D・ボンヘッファー)」です。
第4章の「奉仕」の項で、キリスト者の奉仕の順番として @言葉をつつしむという奉仕 A謙虚という奉仕 B聞くという奉仕 C積極的な助力という奉仕 D重荷を負うという奉仕 Eみ言葉の証しという奉仕 F権威の奉仕を挙げられているのですが、たしかに、教会の現実の姿は、この奉仕の順番を逆(F⇒@)にしてしまっているようです。その一人である小職も、今年はその順番を(@⇒F)に正しく回復することをテーマにしなければならない、と思っております。
尚、ボンヘッファーは、1953年3月26日に英国のケラム修道院を訪れ、深い感銘を受けたことが、同書のあとがきに記されており、聖公会員としても親近感を憶えることのできる偉大なキリスト者です。

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