テレビ・ニュースで悲惨な事件を見るたび「最もおそろしい病は、孤独です。そしてその病は先進国ほどひどい」と言われたマザーテレサの言葉を思い出します。ミナミの放火事件の容疑者は、会社をリストラされ、離婚、友だちも、近所付き合いもない毎日だったらしいです。(=僕だって「もう生きることなんてどうでもいいや」という気持ちになるかも知れないな)。やはり、マザーテレサの言葉は真実でした。ヨーロッパの個人主義(つまりキリスト教)の精神は、その「孤独」がどれほど、人間の精神にとって、おそろしいものかを骨身に染みて知っていたので、必然として教会という共同体が形成されたのでしょう。しかし、世間という地域社会が、自然に形成されていた今までの日本では、そんな共同体など(つまり教会など)必要がなかった。が、その世間という地域共同体が、消滅した今、その「孤独」という一番おそろしい病が、行き場を失くして、子どもから老人にまで蔓延している。つまり、数々の悲惨な事件の真犯人は「孤独」であるということです。果たして、教会は現代の人々を「孤独」から、救うことができるのでしょうか。それとも・・・・。で、秋になりまして、この筆不精な、ブログも再開です。

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