理想的母親像という名の罠  4) ペアレンツリンク

理想的母親像という名の罠

〜イギリスの子育てサポートグループ
   「ペアレンツリンク」の研究レポート〜
TB006

初めて子供が生まれた時には喜びと感動に満ち溢れ、「この子がただ健康で幸福ならそれで充分だ」と思ったのも束の間、他の子供の成長と比べて焦ったり悩んだりと、いつの間にか競争社会の中にはまってしまうという事はよくある事です。

世に言われる「理想的な母親」というのは、具体的にどんな要素が上がるでしょうか?

「常に子供がお行儀がよく親の言う事をきく」、「常に規則正しい生活をさせる」、「早く読み書き勘定ができるようにさせる」、「常に子供と一緒にいる」、「早くおむつをはずさせる」、「離乳食はすべて手作り」、「母乳だけで育てる」など色々と挙げられますが、これらのすべてを実際に実行なさっている方がいらしたら、その方はそれこそ偉大です。

私はと言えば、全部が失敗。私なりにがんばったのですが、やっぱり無理でした。「理想」実行できない事を「失敗」と呼びますが、この「敗北感」が「理想的な母親像」という名の罠に陥る最大の原因となるのだそうです。


もう一度、理想像の要素を振り返ってみましょう。「常に」とか「絶対に」ではなく、「できるだけ」とか「なるべく」という言葉を添え直してみると、自分でも何とか達成できていた事も増えるのではないでしょうか?

この「達成感」が大切なのだそうで、「この位できれば、まあいいか」とか「できなかったけど、人生、このくらいの事は重大な過失ではないから、まあいいか」といった気持ちを持つ事によって、ゆとりを持って子供に接する事ができます。

逆に「敗北感」を感じて子供に接するとどうでしょう? 極端なケースになると、自分を敗北者に追いやった原因である子供に憎しみさえ感じられるケースもあるのだそうです。

もともとは自分でも、そんなにまで高い理想を掲げていたわけではなかったのに、姑や母親、先生や医者、近所の人や会社の人などのアドバイスや中傷、本で読んだり人に聞いたりしてできあがる価値観などによって、いつの間にか他人からのプレッシャーに操られてしまい、自分で自分を苦しめてしまうのです。

特に真面目で教育熱心な人がこの罠にはまる事が多く、ヘビのトグロのように縛り付けられてしまいます。

私もその昔、1歳までにオムツを取ったという姑と義姉からさんざん責め立てられ、幼稚園の入園までに取らなければと焦って、「おだてても駄目ならぶつしかない」と、毎日特訓を続けたのですが、どうしても取れなくて、焦りと敗北感で疲れ切ってしまいました。

ところが、できないものは仕方がないと、ついに諦めて幼稚園の入園を遅らせて欲しいと電話を入れた途端、信じられないほど簡単に歩ロッとおむつが取れてしまいました。

それまでは「うちの子はこれもまだできない、あれも遅れている」と、できない事ばかりに目が行っていたものが、私自身が焦りと執着を捨てることによって、「昨日できなかった事が今日はできるようになった」と、できりょうになったという事実の方に注目でき、褒めてあげる事が増えた為、子供も敗北感から解放されて自由な成長を遂げられたのだと思います。

私自身も「偉い母親」より「幸せなお母さん」でいる方が自分にはあっているので、ずっとラクになりました。

よくよく考えてみると、実はご主人がプレッシャーを与える最大の原因となっていた、、とい場合もあるようです。妻にばかり責任を押し付けて追い詰めず、夫婦でよく話し合い、協力しあうことが何よりも大切です。

私もこのセミナーをきっかけに夫と話し合って、我が家では私達の理想像を「頭がよいとか、いい子だとかいう条件付きではなく、子供をあるがままに愛する」、「子供からのサインを敏感にキャッチする」、「一人の人間として子供の人格を尊重する」という3点に絞りました。

人それぞれの考え方や価値観、性格などによって各家庭で理想とするものは異なると思いますが、夫婦がよく話し合って協力し合い、同じ方向に一緒に歩んでいれば、子供は安定して成長していくものではないかと思います。

まずは自分がはあってしまっている罠に自分で気づき、自分をその罠から解放してあげることから始めましょう。あなたを裁いているのは他でもない、あなた自身なのかも知れません。

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