ビジネスと子育て  2) 滝つぼ体験談

ビジネスと子育て

下にやらせる忍耐


40代というとどこの会社でも部下と上司の両方の狭間に苦しむ中間管理職になる方が多くなる世代です。一匹狼でいる事が多かった私にとって一番難しい事は「下を育てる事」。特に私の場合、「自分でやった方が早い」という事で、人に頼まず、自分で仕事
を処理しちゃう、とい方法を選択する事がついつい多くなってしまいがち。

こういう方法を続けた場合、確かに目先の効率は良いですが、その代わり下が育たず、いつまでも自分がやならなければならない事になるわけです。先日、私はその事を上司から指摘され、「餃子作り」の事を思い出しました。

私の父は餃子が大好きだったので、私の家では毎週土曜日は餃子だったため、私は小さい頃から餃子を作る手伝いをしたものでした。小さい頃は上手にできなくて悔しい思いをし、お母さんみたいに早く上手に作れるようになりたいと、毎週頑張ったものでした。そして長年の努力の末、高校生になる頃には母より早く作れる程に上達しました。

同じように今では3人の子供達に手伝ってもらいながら餃子を作ります。本当は手伝ってもらわない方が早くできるので、急いでいる時などは「手伝う」と言われないようにそっと作業をするのですが、誰か一人が見つけると、僕も私もとゾロゾロ参加者が増え、ひとつ作る毎に「見て見て上手でしょう」と言う子供達の相手をしながらの作業
となり、倍時間がかかってしまいます。

とは言え、何年もやるうちに今では10歳の末娘ですら、小粒ながら同じ形で均一に上手に作れるようになって来て、重宝な人材に育ってくれました。恐らく母も「手伝ってくれない方が早く終わるんだよね〜」と心の中で思いながら、「上手、上手」と言って私が成長するのを辛抱強く待ってくれたのだろうと思います。


ビジネス と 子育て

私は29歳で一人目を出産し、39歳で仕事に復帰するまでの10年間、3人の子供達の子育てに追われながら専業主婦をしていました。ビジネスで飛躍的成長を遂げるであろう貴重な30代に私は家庭にどっぷりと埋もれていたのです。あの頃の私はそれが当たり前だと思っていたし、仕事に戻りたいと思ってもいなかったので、「こんなんで私は良いのだろうか」などという焦りを感じた事もありませんでした。

しかし今思えば、あの頃、自分のすべてを子育てに投入した経験が結果的には今、私がビジネスをして行く上でも様々な側面で非常に役立っていると私は思っています。特に「人材教育」という側面においては、子育ての法則に学ぶところは多大です。


やる気を育てる

社員教育で最も難しく重要な事は「やる気を育てる事」だと思います。下に対して厳しくし過ぎれば萎縮するし、おだて過ぎれば付け上がり、指示が細かいと自主性が失われ、放任すれば不正に走る。何事にも「行き過ぎ」が禁物で、上手にバランスを取る事が必要なのは、ビジネスも子育ても共通するところだと思います。

先日こんな事がありました。末娘が電話で突然「お母さんは小さい時、お兄ちゃんをぶったの?」と聞くのです。「どうして?」と尋ねると「お兄ちゃんは私にピアノを教えながら、私が間違うと、昔お母さんはお兄ちゃんの事をこうやってぶったから、と言って、私の事をぶつのよ」と言いました。

長男に電話を代わってもらい話しをしたところ、「お母さんは僕の事だけを厳しく育てたけど、下の二人には甘すぎるから、代わりに僕がしごいているんだ。」という事でした。そう言えば昔の私は大変厳しい母親で、長男の事は厳しく育てたのでした。それが2人目、3人目と続けざまに出産し、やがて仕事に復帰してからの子育ては殆ど放任状態。私のその変貌振りに「不公平」と長男が思うのも無理はありません。

今の私は子供達と一緒に過ごせる時間が限られているため、厳しくして嫌われるよりも、優しいお母さんでいたいので、嫌われ役はもっぱら子供達といつも一緒にいる夫に任せています。

「あなたのためを思ってきつい事を言う」というのが苦手な私は、もっぱら八方美人に徹し、いつもニコニコしているのですが、ビジネスをしていると時には必要に迫られて、きつい人にならなければならない事もあるものです。そんな時は突如として、昔の教育ママゴンに変身する私なのでした。

Trackback061
----------------------------------------------
フランクフルト、ドイツで健康と美容のことなら⇒ KHSヘルスケア
0



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ