セミリンガルの恐怖13  1) セミリンガルの恐怖

相乗効果を生むヨーロッパ言語 TB046

5ヶ国語を話すご主人
ベルギー人と結婚した私の親友のご主人は、フランダース語(オランダ語)、フランス語、ドイツ語、英語、日本語の5ヶ国語を操る語学の天才。

彼の話では「ヨーロッパの言語は語源が同じで似ている言葉も多く、習得言語の数が増えてくると、かえって簡単に別の言語を覚える事ができるようになって行くのだ」との事。その意味では彼にとって「日本語を習得する事が最も大変だった」という事です。

もちろん本人の素質や努力などもあるでしょうが、語学間の距離の近い言語を習得する方が、遠いものを習得するよりも容易である事は事実なようです。


フレンチ英語
私達がフランスに来てから約7年。家では英語を話す子供達ですが、学校教育はすべてフランス語なので、フランス語で初めて習う言葉も多く、子供達は「英語では何て言うのか知らない言葉も沢山ある」という状態です。

そんな時、子供達はフランス語から推察した「英語の造語」を用いて表現しようとします。英語とフランス語では同じスペルの単語をフランス語読みから英語読みに変えるだけの単語も多いので、それで偶然正解である場合もあるのですが、はずれる事もあり、子供達が突然「何それ?」という謎の言語を言い出して大笑いとなったりします。

例えば、末娘は「パニッシュメント」という言葉を忘れてしまい、「パニッション」と言いました。これはフランス語では「パニシオン:罰」という言葉を英語読みにしたものです。

フランス語をそのまま英語にした言葉には「小さな子供は使わない言葉」という単語も多く、普通なら長男の年齢では使わないような難しい言葉を長男がよく知っていて、夫が驚く事が多くある、という事です。

そういった理由からも、フランス語を身につける事は英国人にとっては教養を高めるのに重要な役割を果たす事になるわけです。

日本人のバイリンガル
このようにヨーロッパ人にとって「バイリンガルになる事」はかえって母国語の発達に繋がる場合すらあるため、「絶対に良い事」として認識されているようです。

しかし日本語を母国語とする私達日本人は、日本人であるが故に生じる「セミリンガルの弊害」の実態を認識し、子供達を正しい方向に導いて行く必要があります。

それを痛感した私としては、日本人の子供達に「間違った努力」をさせないよう、少しでも多くの人達にその事実を伝えていきたいと思っています。


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2007/5/31  17:48

投稿者:としぼう

セミリンガルについて調べていたらこちらにたどり着きました。
今後とも参考に読ませていただきます。

2007/1/30  2:33

投稿者:かをり

4歳の息子の話です。米国で暮らしてますが夫はメキシコ人なので、生まれた時からずっと3カ国語の生活です。日本語で彼に話しかけるのは私だけ。夫や夫の家族はスペイン語オンリー、幼稚園では英語、兄とは英語で会話してます。たまに日本語で何と言うのか分からない単語につまると、英語の単語を日本語風に言い替えて使ってます。例えば ”象”という日本語が出てこない時、英語の ”エレファン”をわざわざ ”エレファント”と語尾を日本人風に強調して言います。日本語が圧倒的に少なく見えがちですが、さすがに母親の話す言葉は絶対と見えて、私にはいつも日本語で話してきます。たまに英語かスペイン語で返事すると、日本語で「何々でしょ?」「何々と言いなさい。」と教え、本人も素直に言い直します。その他、教材代わりに日本語の絵本、アニメ、歌、など繰り返し見たり聞いたりするので、暗記もしてるほどになりました。親が根をあげないのが海外での子供の日本語教育で最も大切かな、を思っています。

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