日本での受験  6) 教育・セオリー

日本での受験 TB041
サピックス進学教室・国際部・三鷹校室長:「小森慎一」筆

どの学校を志望するか
在外期間中にまず考えなければならないのが「どの学校を志望するのか」です。日本の学校情報は在外中には入手しにくいのが現状です。各高校のホームページなどで入試要項の確認はできますが、数値上のデータのみであり、生の「受験」の感触を得ることはできません。私どものような塾が実施する講演会や説明会などを利用して情報を収集するだけでなく、うまく先輩などのつてを利用して、その学校の生の雰囲気などを聴いておくと良いでしょう。

偏差値や知名度の高い学校が必ずしもお子様にとっての良い学校とは限りません。単に募集要項に掲載されているだけのデータではない情報をできる限り集めるようにしてください。一時帰国される場合には、実際に自分の目で学校を見学をされる事をお薦めします。


帰国子女枠の確認
志望校・受験校がある程度絞れたなら、その学校に「帰国子女枠」があるかどうかを確認します。「ある」場合には、帰国子女としての認定条件を確認してください。

例年、帰国子女枠受験の資格に「あと数日足りない(数日早く帰国してしまった)」という声を聞きます。一般入試と帰国枠入試では、難易度にかなり差があります。帰国時期はくれぐれも慎重に判断して下さい。


受験資格を得たら早目に帰国
志望校の帰国子女枠受験資格が得られたならば、できる限り早い時期のご帰国をお薦めします。特に関東圏の私立高校では、帰国子女枠も一般入試と同じ日程で、同じ問題を使用するケースが多く、数学や国語についてできるだけ国内生に近づける必要があるからです。

勉強は「高校に入学して終わり」ではありません。入学後はたいていの場合、帰国生も国内生も同一クラスになりますので、常に一歩先を見据えた学習が必要です。


「浅く広く」の学習法
次に、在外中の学習ですが、志望校の入試で必要な科目はもちろんなのですが、やはり理科や社会に関しても「浅く広く」という学習を心がけましょう。

例えば、慶應大学附属の3校(志木・義塾・女子)では、理科の知識があると読みやすくなる英文読解問題が出題されたりします。

また、開成高校や筑波大附属高校などは帰国子女枠でも「5科目の入試」となります。選択の幅を広げるためにも5科目のバランスをとった学習が望ましいと言えます。特に難しい問題集などは必要ありませんので、学校で支給される教科書をしっかり読む事が大事です。


帰国後の学習法
帰国後についてですが、志望校の過去問はしっかり研究しておいて下さい。
過去問は単に解けばよいと言うわけではありません。

大問が何問有るのか、リスニングはあるのか、どのような分野が主に出題されているのか、どの程度のレベルの知識を要求しているのか、といった事を分析し、その分野や似た形式の問題を集中的に練習しておく事にこそ、過去問を解く意義があります。実際に時間を計って解くのは、12月〜1月の直前期で構いません。


「確実に合格できる学校」も
もう一つ大切なのは、「確実に合格できる学校」を受験する事です。帰国子女枠が如何に合格しやすいと言っても不合格になっている方もいるわけです。

条件としては、「3年間そこに通う事になっても、本命校に通っていたら3年後に進学していたであろう大学に合格しうる力をつけてくれる高校」かつ「本命よりも受験日が先」そして「何があっても(学力的に)絶対に合格できる高校」を選ぶ事です。

以上、私の経験に基づき述べましたが、多少でも参考にして頂ければ幸いです。
 


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タグ: 受験 進学 志望校



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