16歳8か月の愛猫ミーチェ(愛称みいみ)を2020年秋に亡くしました。
でもタイトルはこのままにして、その後の日々を綴っていこうと思います。
2021/1/25
兵庫県にも緊急事態宣言が出て
在宅勤務はまだまだ続きそう。
ジョギング行って、仕事して、
買い物行って、ジム行って。
日々を淡々と繰り返す一方で
時々あふれそうになる寂しさ。
胸が締め付けられるような切なさ。

(前はよくひなたぼっこしてた、みいみ)
あんなに愛していたみいみを
私なりに精いっぱい愛し尽くして
丁寧にお返しできたのだから
後悔することはない筈なのに。
最期の時のつらさ、苦しさから
みいみはすべて解放されて
もう苦しんでいないのだから
胸を痛めることはない筈なのに。
それでもこんなにも胸が痛い。
2ヶ月経っても、胸が寂しい。
今はまだ平気なふりをして
日々を過ごすのが精いっぱい。
ああもう、私はなんて情けない。
いつまでも情けないままで、
グダグダ、べそべそしてるけど
でも、それほど愛せたことを
宝物のような年月があったことを
忘れることだけはしまいと思う。

8
2021/1/18
昨秋、みいみと少しでも長く
一緒に過ごす時間を作るために
ジムも習い事もやめてしまったけど
間もなく卒哭忌も迎えるのを前に
少しずつ再開することにしました。
朝のスロージョギングだけでは
やっぱり筋トレにはならないし。

(ジョギングコースで朝日が作る影)
駅の近くにジムが出来たから
今度はそこに通うことに。
男性が多いジムとあって
これまで通っていたカーブスとは
マシンの負荷が全然違う。
なんちゃって筋トレで
すっかりなまった筋肉には
かなり軽い負荷でもプルプル。
隆々とした上腕二頭筋に汗して
ダンベル上げている人々や
すごい勢いで走っている人々の間で、
そうっと目立たぬように隅っこで
慣れぬマシンと苦闘しています。

13
2021/1/12
小寒とは言え、凍るような寒さ。
今朝はこのあたりでも雪が舞い、
近所の神社の手水場でも
つららになって凍っていました。
浮かべられた花々も寒そうで。
週末に行った旧六甲山ホテル
(六甲山サイレンスリゾート)も
あたり一面、うっすら雪化粧。
平地より更に寒いとあって
レストランは貸し切り状態。
ただでさえ例年より寒い冬なのに
膝を温めてくれるみいみもおらず
寂しさを食欲でごまかそうとして
ごまかしきれるわけもなく、
ただ体重計に乗って絶句する日々です。

13
2021/1/5
新しい年を迎えて早くも5日目。
今年はコロナのせいで帰省もせず
静かな年明けとなりました。
それでもお天気に恵まれたため、
近所の神社と西宮神社、廣田神社、
住吉大社に初詣に伺いました。
どこも様々な対策が取られていて
混雑もなく、スムーズに参拝。
心に耐えがたい寂しさを抱えて
新しい年が始まったけれど、
みいみと過ごした16年の幸せが
心の中のともしびとなって
これからの私を支えてくれるはず。
引いたおみくじも「大吉」で
頑張れと言われているようでした。
それで私なりに考えた新年の抱負。
去年はモノを失くしたり落としたり
うっかり忘れたりが多かったから
今年はそういうことをなくすこと。
そしてあと3sダイエットすること。
無理をせず運動を続けること。
ありきたりのことばかりだけど
ありきたりの日常と幸せを大切にして
一年を過ごしてゆきたいと思います。

13
2020/12/29
今年は今日が仕事納め。
最後の最後までバタバタだったけど
どうにか無理やり幕を下ろしました。
残りは年明けに持ち越すことにして。
今年は世界も大変だったけど
私には大切なものを失った年。
随分号泣発作は収まってきたけど
最期の日のことを思い出すと
胸が苦しくなってつらくなる。
でも、そんな時に思い出すのは、
みいみが長くないと覚悟した頃に読んだ
「猫とさいごの日まで幸せに暮らす本」の
表紙の帯に記してあったこの言葉。
この言葉、本当にそのとおりだと思う。
最期を看取れない哀しみに比べたら
最期を看取れたことは、確かに幸せ。
最期をちゃんと看取ってやれたことで
みいみと暮らしたこの上ない幸せを、
ちゃんと完結させられたに違いない。
みいみへの尽きることのない愛を
ちゃんと全うさせられたに違いない。
それはとても哀しいし、寂しいけど、
同時にとても幸せなことだということを
自分に何度も何度も言い聞かせてる。
そしてこの言葉をしっかり胸に抱いて、
2020年を静かに終えたいと思います。

14
2020/12/22
先日、みいみの四十九日も過ぎ、
いつの間にか年の瀬が押し迫って
私もあと1週間程で仕事納め。
心にぽっかり空いた穴を抱えたまま
朝はジョギング、日中は仕事と
表面的には日常生活が戻っています。
今年は帰省も自粛することになり、
いつにもまして静かな年末年始。
どんな年越しになるのか、
自分でも想像がつかなくて。
これまではみいみがいたから、
年末年始と言えどいつものリズム。
何時に寝ようと、外出しようと、
朝は6時半に起きてインシュリン。
夜も6時半にはインシュリン。
私には海のような存在だったな。
いつも変わることなくそこにいて、
一定のリズムで寄せては返す、
波のような、大いなる恒常性。
大自然に繋がる恒常性そのもの。
それは私を縛りもしたけど
それ以上に支えもしてくれた。
変わることのない恒常性が
ともすれば揺らぎ、崩れそうな
精神と生活を安定させていた。
でもそれを失った、今。
みいみのいない「自由」は寂しく
自分の軸をどこに置いていいのか
それすらも分からないでいるけど
年末年始は少しずつ手探りしながら
自分を立て直す時間となりそうです。

14
2020/12/14
みいみの体調が悪くなってから
ほぼ毎朝のスロージョギングは
私にとってはお百度参りだった。
わたしが苦しい思いをするぶん、
みいみの食欲が戻りますよう、
少しでも元気になりますよう、
苦しい思いをしませんよう、
そんな願いをこめてのプチ苦行。
助けてやれないと分かっても
みいみのために何かしたくて。
何か出来ると思いたくて。
ジョギングしたことないくせに。
文科系の虚弱体質のくせに。
ウォーキングの人に抜かされるような
スピードでしか走れないくせに。
みいみが天に召された今も
相変わらず走っているのは、
多少でも供養になると思いたくて。
あの子のためにまだ何か私に
出来ることがあると思いたくて。
水ごりするほどの体力はないけど、
走ることくらいなら、私にだって。
私にとっては、今も祈りと同じこと。
寒くても、しんどくても走りますから
どうかどうか、あの世でみいみが
痛み、苦しみから解放されて、
光と温もりに包まれていますように。
みいみの四十九日は、もうすぐ。

12
2020/12/5
みいみが逝ってしまってから
思い立ってTwitterを始めました。
猫とペットロス専門のアカウント。
行き場のない思いの行き場を探し、
悲しみや苦しみ、耐え難い寂しさを
吐露し、誰かと分かち合いたくて。
そこには私と同じ思いの人ばかり。
同じ悲しみの中にひたることでしか
悲しみが癒されない時期が続いて。
でもそこにはそれだけじゃなく、
私がみいみと暮らした16年半の
すべての瞬間もありました。
新たな子を迎え入れてはしゃぐ人、
可愛い子との幸せな日々を語る人、
病気が分かってショックを受ける人、
闘病中で必死に頑張っている人、
亡くなったばかりで涙にくれる人。
どれもみんな、昨日までのわたし。
心身に負担をかけてでも治療をすべきか、
家で無理なく旅立たせてやるべきか、
食べなくなった子に強制給餌すべきか、
嫌がることはやめて、寿命と思うべきか。
Twitter上にもあふれる苦しい問い。
でもきっと正解なんてものはなくて、
大切なのは、自分の執着からではなく
心からの愛から出した結論かどうか。
みいみが旅立って五七日が経ったけど、
みいみが今、苦しみから解放されて、
あの世で楽で幸せでいるのならば、
私が寂しいくらい、どうだっていい。
私が悲しいくらい、どうだっていい。
やっとそう思えるようになってきました。

13
2020/11/28
もう4週間が経ったというのに
日常から色彩と輝きが失われて
私はどっぷりと、ペットロス。
さみしさに耐えかねて、
涙がこぼれることも、しばしば。
うちに来て幸せだったかしら。
わたしは十分に愛せたかしら。
そればかりを何度も何度も
心の中で問いかけている。
痛みや苦しみから解放されて
天に帰って行った、みいみ。
立派にお役目を果たして
私にたくさんの愛と幸せを
届けてくれた、みいみ。
今ごろどうか神様からいっぱい
褒めてもらっていますように。
そして私との時間を幸せだったと
思ってくれていますように。

14
2020/11/21
みいみが旅立って3週間が経ち、
心にぽっかり空いた穴の寂しさは
何をしても埋めようがないけど
いつの間にか外は鮮やかな錦秋。
ジョギングの途中に立ち寄った公園では
銀杏の木が黄金色に輝いていました。
これは少し足を延ばした高野山。
オレンジから朱色のグラデーションの
温かみのあるグラデーションが素敵。
この後初めて奥の院まで参拝しました。
京都の神護寺は山門までの石段が
膝が笑いそうになって大変だったけど
その分、紅葉は鮮やかでした。
ひなびた感じの山寺だけど
この季節は錦をまとったよう。
心はこんなに沈んでいても
世界はこんなに美しいんだなあ。
心がどんなに悲しくったって
世界はこんなに美しいんだなあ。
本当に、美しいんだなあ。
もうどこにもみいみはいないけど
今はわたしの胸の中にいつもいて、
どこへいくにもいつだって一緒。
私が見たり聞いたり味わったりする
この世のすべての美しいものは
これからは全部みいみに贈ろう。
虹の橋の向うで喜んでくれるといいな。

13
1 2 3 4 5 | 《前のページ |
次のページ》