こんばんは。
昨年、ポルトガルのリスボン国立バレエ学校から帰国していた卒業生の福岡璃乃ですが、本日無事に新天地ロシアへ向けて旅立ちました。
15歳で単身ポルトガルに渡りましたが、昨年から学校の方針に納得がいかず、疑念を抱き、自分の将来を考え、何か月も悩み、迷った末に帰国の判断をした彼女。
ですが、昨年夏休みに奈良のコンクールに出場し、ロシアの3大国立バレエ学校 ペルミバレエスクールより年間留学の許可をもらっていました。
私はロシアの学校の方がきっと璃乃に向いていると考えていましたので、決断は大歓迎。
今年の9月に入学予定でしたが、なるべく早くロシアでの教育をスタートした方が良いと思いましたので、入学時期を早めるよう先方にpushし続けてと、ママを急かしていました(笑)
今回の出発は一安心。ママの努力と関係者のおかげでうまく事が運び、本当に良かったです。
昨夜、アドヴァンスのメンバーの前で、ポルトガルのこと、今回の決断についてなど、後輩の前で話をしてもらいました。
璃乃は後輩に心からのアドヴァイスと、自分の決意を話していました。
本場でしっかりと学ぶことで実力をつけて、自分に自信が持ちたいからロシアに行きたいんだと、自信をもって将来オーデションに行きたいんだと。
後輩たちはきっと「海外のバレエ学校は行って終わりじゃない、第一歩にしか過ぎない、スタートなんだ」と実感したんじゃないかな。
どんなに悩んでも、苦しんでもその人生を生きるのは本人。
だれも助けにならないし、結局最後に進路を決めるのは自分。
小さい後輩はやはり夢を見る部分が多いから、一流の学校に行きさえすれば何とかなると・・・いやいやうまくいくにはその状況下でライバルに打ち勝ち、チャンスをモノにして、就職につなげていかなければならないのが事実。
一番困難なのは就職の部分です。
璃乃はそれがわかっているからやり直しという甘くない決断をしたんだろうと思います。
まだまだ17歳。十分時間はある。必要な時間はかけていいし、かけるべきです。
今日は東京からサノちゃんも帰ってきて、朝のオープンクラスにレッスンしに来ました。
アイカちゃんも来ていて、二人が揃うと私には懐かしい感覚。
サノちゃんは私の生徒第1号。アイカちゃんもずっとバレエを続けています。
サノは浪人しても医学部をずっと諦めなかった女の子。諦めない理由はたぶん・・・「将来も自分に正直でいたいからだろうな」と思いました。
どうかな?(笑)
今春から日本女子体育大学へ進む詩織も自分の夢を追いかける人生を選んでいます。
さあ、どうなるかな。両親が教育者の彼女にはぴったりの進路。トコ先生のおかげもあり、早々にAOで合格を決めました。
22へ来た当初は小学校高学年だったかな、、、不思議な子でした。でもだんだん踊ることに本気になり、これから先も踊ることを選びました。
ずっとバレエを高校3年生まで続けてくれてありがとう。忘れがたい生徒になりました(笑)
生徒達の正直な生き方、いいですね、妥協じゃない生き方、大好きです。
じっと見守る形で応援しています(笑)
なんかあったら頼ってください。いつでも待ってます。

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