「裁判員制度」というものが何年か前に決まってしまい、ぼくは戦々恐々だが、実際はみんな自分のことじゃないとノホホンとしているみたいだ。
実際何のメリットもないこの制度、いったい何のために突如現れたのか。
「こんなメリットがある」などという向きもあるが、どう逆立ちしても今の裁判を良い方向に持っていく方策とは思えないようなシロモノなのだ。ならばなぜ裁判員制度なのか、と思った。
誰もがシロートに裁判なんて無理じゃないかとか、どれだけの事件をやらされるのか心配だとか言ってはいるが、そんな問題じゃないんじゃない?
これはランダムに国民に課す「国民徴用令」ではないか。
誰があたるかわからない。そしてこの徴用に応じなければ罰せられて前科者になってしまうという。今どき仕事を休んでしまってどうなるかは想像に足ることだ。要するに戦時体制の徴兵と徴用に値するものだ。
ついに来たなという感じである。裁判なんていうのはお題目で、眼目は国民に有無を言わせぬ徴用を課すことを実験的に模索しているとしか思えない。それで国民がどう反応するかということだ。
しかしもう制度ができてしまっても我が国民は一向に反応なし。これじゃ思う壺だ。来るべき徴兵制に向かって一直線ということなのだ。
この国に希望はないが、希望を持っている人たちはこれでいいのカイ?と問いたくなるな。憲法改正の次は徴兵制だぜ。

0