U-22 対シリア戦
やっと、らしい攻撃が少し出た。しかし、どうもまだ違うなぁという印象だ。
良い点はそれなりに出た。それは試合を見れば判ることだ。そして勝った。もうこの試合は終わったのだ。今やるべきことは何をどう変えて強いチームを作るかだ。
3−0で勝ったはいいが、この試合は勝ちが決まったところで切り替えるべきだったと思う。そう、練習をこのピッチでやるのだ。
それなのに、ヤレ0点で押さえろなんていう声に押されてか、一向に攻める姿勢が足りない。
いいじゃないか一点ぐらいは。それよりやるべき事があるんじゃないかと思った。何でそんなにバックパスを連発するのだ?
やるべき事とはこういうことだ。
もっと前に向かって「緻密な」攻撃を仕掛けるチャンスじゃないのか?こんな時にしかその練習は出来ないというのに、1点を恐れてそれをやらない。もっと点を取れ、ではなく、もっと攻め続けろ、と言うことだ。
4−0,5−0で勝つことが良いことじゃぁない。例え3−1になったとしても攻撃を緻密に組み立てることだ。疲れているからこそそれをやるのだ。この試合は勝てば良いのだから。
もしくは疲れた体にむち打って丁寧なボール捌きをしなければいけないのだ。ここで丁寧なプレイが出来るという技を試して欲しい。
やってはいけない事とはこういうことだ。
もう勝っているからと雑なプレイをする、それで逆襲されるのが怖くてすぐバックパスしてしまう。
そんなプレイが何回もあったのじゃないかな。後ろ向きのパスが何本も続いた。
それはチームの「意思」だったのか?それならば間違っている。前に通せるスペースはあった筈だ。
勝負が決まっている試合の闘い方を考えなければいけない。各々がそういう一致した気分になることこそ、大事な「練習」なのだ。
カレンロバート、前に敵がいないのに後ろにパスするなよ、あんたはフォワードだろう?
この試合は一次グループリーグの突破が目的だ。
最終予選で得失点差を争う試合ではないのだ。何を恐れてバックパスをする?その「癖」を早く治して欲しいのだ。

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