オルタナティヴロックバンドVery Apeのシンガー
「Ape」のブログでございます。
基本的には過去のことについて語ります。
2007/6/30
僕は満員電車の中で、周りの皆様と同様に目を光らせて座席が空くのを今か今かと待っている。
おお、なんてこった。昔はあんなにムキになって「普通の大人にはなりたくない!」とかほざいてたのに、何て無様な姿であることか…。
しかも、自分の前に立つ女の子が彼氏に送ろうとしていると思われるメールの内容を覗き見したり、目の前に座っているおじ様が読んでいるスポーツ新聞に掲載されているエロい写真に釘付けになってしまったり、隣に立つおば様が読んでいる小説を一緒に読んでしまったりと…きゃあ!情けなさ過ぎる!!
しかも、今日なんて隣に立っていたゲーハーロン毛の汚いおっさんの読んでた「UFOの謎」的な本を横からじーっと読み続けてしまったし…。
もうこれなら今後本買う必要ないんじゃないの?僕。
しかもUFOものとか絶対自分では買わなそうな本まで読めてしまうなんて、このままこうやって覗き見読書生活を続けていればちょっとした雑学王になれそうですよね。
とまぁそれはさておき、本日「UFOの謎」的な本をゲーハーと一緒に読んでいて、ふと昔のUFOにまつわる自分の体験を思い出したので、今日はそれについて書いてみようかと思います。
あ、ちなみに、僕、すっごい久しぶりの更新で、ドキドキです☆
あれは高校一年生の夏休みのことでした。
小学生の頃からの親友であったハマタツ(現在は絶縁状態。そして行方不明。)と、中学生の頃からの親友トミ(秋冬あたりに一児のパパになる予定。おめでとう。)と僕は、その夏毎日のように一緒に遊びまくっていた。
そして、毎日のようにハマタツの家に泊まって、わざわざ買い集めたスーファミのクソゲーを明け方までゲラゲラ笑いながら繰り返しプレイし続け、家にもろくに帰らないという生活を続けていたのだ。
しかも、そのハマタツの住んでいた家は団地のような集合住宅の四階だったのだが、その頃その建物の周りには、外壁のペンキを塗りかえるだかなんだかで鉄の足場が組んであって、しかもそれは夏休み中ずーっとあって、僕等にとってその足場は最高に魅力的過ぎたので、ほぼ毎日夜通し遊んでいた。
何が魅力的かって、その足場を使うと、普段絶対に行くことの出来ないその建物の屋上にも余裕で登れるし、夜中におばさんにバレない様にこっそりベランダからハマタツの家にも忍び込めるし、しまいにゃやろうと思えば女の子のパンティーも盗めただろうし、普通に泥棒も出来ただろうしで、本当に使い道盛りだくさんの素晴らしい足場だったのだ。
そんなこんなで、次第に僕等はその足場の使い方をかなりマスターしてきて、ハマタツのおばさんの目を欺くことに関しては、すでにプロ級の実力を誇っていた。
そもそも、所詮高校一年生。
毎日毎日朝から晩まで息子の部屋に友達が入り浸っていたらそれは親からしてみたら気が気じゃないはずだ。
だから僕とトミは、まず昼間普通に玄関からハマタツの家を訪れて、ピンポーン♪と押して、(厳密に言うと、ハマタツの家のチャイムはディンド〜ン♪だった)「お邪魔しま〜す」と普通に遊びに行く。
そして、夕方ぐらいまでスーファミやったり、エロ本読んだり、たまにベランダから足場を使って屋上に登り、こっそりタバコ吸ったりしつつ、適当な時間に「お邪魔しました〜」って玄関から出る。
そして、僕とトミは近所のゲームショップにクソゲーを買いに行き、友達がバイトしてるコンビニに廃棄処分のお弁当などを貰いに行き、そうこうしている内にハマタツは家で晩御飯を食べ終えていて、自分の部屋からこっそり足場を使って外に出てきて、外で合流。
しばし、ハマタツの親が寝静まるまで外で鬼ごっことかして時間を潰し、夜中にまたヒョイッとハマタツの家に侵入して、クソゲーをやりつくす。
そして、次の日、ハマタツの親が起きる前に僕とトミは足場を使って外に行き、適当に公園とかで寝たりしていたのだ。(※以降繰り返し)
こうして、ハマタツの親はすっかり僕たちは毎日お昼だけ遊びに来るクリクリ坊やかと思い込んでいて、たまにお昼ご飯を僕等の分まで拵えてくれたりと、色々とキャッチーに対応してくれていたのである。
いやぁ立派!!いやぁチョメチョメ!!これならみんな幸せやん!!
と、毎日そんな繰り返しだったのだが、ある日、僕とトミがいつものように明け方ハマタツの家から足場を使って外に出て、「さぁて、今日はどこで寝ようかね?」なんていっている時に、ふと、僕等は異変に気付いた。
「あんれぇ?なんだあの電柱に貼っ付いてるポスターは!?」
と、トミが言うとおり、電柱には普段見慣れないポスターが貼ってあったのだ。
しかも近づいて書いてある内容を見てみると、
「UFOとはなにか!?講演会開催!!」
とかそんなような文字が、デカデカと書いてあり、メチャクチャ怪しいおっさんの顔がしょぼい紙にしょぼい色でしょぼく印刷されており、最後に「UFO研究会」みたいな感じで講演会開催予定開場の住所まで書いてあったのだ(文字は基本手書きでしかも下手)。
僕等は二秒後にはそのポスターを「ウガーッ!!」とか言いながら剥がし、ビリビリに破ってチャリンコのカゴに「うりゃー!!」とか言いながら投げ入れて、「怪しいやつめ!燃やしてやる〜!!」とか言いながらカゴに入ったポスターに火をつけてそのままチャリンコを漕いで疾走したのである。
と、燃え盛るカゴの付いたチャリンコで一つ目の曲がり角に差し掛かったとき、僕等は驚愕した。
角にある電柱にまた同じポスターが貼り付いていたのである。
「うぉ〜!なんだこいつら!一枚だけじゃないのかよ!!」
と言いながら、もう手はそのポスターを剥がしており、それもまたカゴにぶち込んで、
「まだ他にもあるかも知れない!探して剥がすぞ!うおーー!!!」
とか言いながら僕等はまたチャリンコを漕ぎ始めた。
しかし、探すまでも無く、5分ぐらい漕いでる間に僕等はもう10枚ぐらいのポスターを剥がしていたのである。
しかし妙だ…。
昨日の夜中には絶対にこんなポスターは無かったはずなのだ。
僕等は足場を使って夜中に出たり入ったりしており、しかも、一枚目のポスターが貼ってあった電柱の前でしばらくくっちゃべったりしていたので、AM3:00ぐらいの段階ではこのポスターが無かったのは確実なのである。
となると、現在AM5:00なので、この二時間の間にUFO研究員達は、この辺をうろつき、次々に電柱にポスターを貼って行ったことになるのだ。
一体どんな講演会をしようとしているのか知らないが、なんとも薄気味悪いことである…。
いや、ちょっと待て、現在AM5:00で、外を出歩いている人もほとんどいない状態。そして、このポスターが貼られたのがAM3:00過ぎだとすると、実はこのポスター、まだ僕等以外誰も見てないんじゃないか!?
そう考えると、僕等は無性におかしくなってきた。
一体何人でやったのか知らないが、夜中にこんなに一生懸命ポスターを貼って歩いたのに、誰にも見られずにさっきまでクソゲーやってただけの馬鹿な高校生に破られまくっているなんて…。
しかも、このポスターのデザインを必死で考えたり、緊張しながら字を手書きで書いたり、たくさん印刷して貼って回る今日までの残り日数を指折り数えていたり、そして今現在はその貼って回るというスリリングな行為を終えたことによる安堵感から、ニコニコ握手を交わしたり、肩を叩き合ったりなんかしている人がどこかにいると思うと、もうおかしくて…。
昔から、頑張ってる人の夢をぶち壊すのが心から好きだという最低な人間である僕は、一気にテンションが上がり、
「よっしゃ〜!!あと一時間以内に、この世からこのポスターを完全に抹消するぞ〜〜!!!」
と叫び、早速ハマタツも呼び出して、僕等三人はポスター剥がし研究会と化し、散り散りにポスター剥がしに勤しんだ。
しかし!!驚いた!!
このポスター、団地の敷地内にしか貼ってねーでやんの。
団地の敷地内にはひどいところでは30メートルおきに貼ってあったりするくせに、団地から一歩出ると一枚も貼ってねーでやんの。
僕等は結局5,60枚ぐらいのポスターを剥がし、恐らく全て剥がし終えたのだと思うが、しばらくして、なんだか微妙な心境になってしまった。
「なんか、思ったよりいっぱい貼ってないし、案外盛り上がんなかったね。」
「ね。なんかテンション下がるね。」
「なんかちょっと、こんだけしか貼ってないなら、やんなきゃ良かったって思ったの俺だけ?」
「俺も。なんかちょっと可愛そうよね。」
「こんな狭い範囲しか貼ってないし、もしかしたらよぼよぼのおじいちゃんとかが一人で頑張ったのかもよ?」
「うわぁ〜。それ超萎える…。」
「やべぇ、なんか超罪悪感…。」
「でも俺らポスター全部剥がしてんのね。」
「ギャハハ!」
「ごめん。おじいちゃん…。」
「いやでも、いくらおじいちゃんでも、UFO研究会は無くね?」
「無いね。」
「なんかそう考えると超むかついてこない?」
「むかつく。じじいのくせに調子乗るなって感じ。」
「ね。やっぱ剥がしてよかったんじゃん。」
「俺ら超伝道師(※注1)じゃね?
「マジ伝道師。」
こうして、僕のUFOにまつわる不思議な体験は終ったのである。
その後、講演会が実際に行われたのかどうか、僕は知らない。
(※注1:当時の僕等の中での流行語。特に意味は無い。)

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2006/10/31
もう10月も終わりですね。
ということで、今日ブログを更新しないと、
今月丸々何も書いてないことになってしまう。
なんかそれはイヤなのだ。
だからなんか書くのだ。
適当でもいいから取り合えずなんか書くのだ。
でも、特になにも考えずに書こうとしたものだから、
全然ネタが思い浮かばないのだ。
だから今、即興で書くのだ。
すげぇ、即興ブログ。
さすがミュージシャン!とか思ったでしょ?
これを何人かで同時に、だから、つまり、
この即興ブログを同時に数人でやったら、
軽いジャムセッションになりますよ。
すげぇ、ブログセッション!ブログジャム!(なんか美味しそう)
まぁ、意味の分からないグダグダは置いといて、
いつものように、他人が見ても面白くもない、
僕の過去をなんとなく、ちゃらら〜んと書いてみましょうかね。
えーとですね、これは僕が小学生の頃の話なんですけどね、
同い年で割と近所に住む、「とよた」っていうなんかエロイ友達がいたんですよ。
結構デブで、ファミコンソフトいっぱい持ってるし、
そいつの家に遊びに行くとお菓子いっぱい出てくるし、
僕はよく一緒に遊んでいたんです。
でもそいつはなんかちょっとかなり捻くれてて、変な奴で、
僕が一度近所で一人でサッカーの練習してて、凄い喉渇いて、
そのとよたの家が近かったから「水飲ましてくれ〜」って行ったんです。
結構ガキの頃ってそういうの違和感無いじゃないですか。
そしたらね、そいつ水をコップに注いで玄関に持ってきてくれて、
飲ませてくれたんだけど、飲んだらなんか味が変で、凄い喉が痛くて、
舌とかピリピリ痺れてきて、「何だコリャ!?」って吐き出したんです。
そしたらさぁ、吐き出した水がなんかすげぇブクブクしてるの。
「……これ、石鹸入ってるの……?」
って僕は怯えながら聞きましたよ。
そしたらそいつ、すげぇ高い声で笑ってるんですよ。
「ははははははははは」って…。
もうあれはソプラノだったね。
あいつはきっとボーイソプラノだったんだよ。
確かなんかクリスチャンで、よく親と教会に賛美歌を歌いに行くとか言ってたし、
多分あってるんじゃない?
で、まぁ、そのとよたは普通に結構風変わりな奴だったんだけど、
当時純粋無垢な僕は、そこに違和感を感じずに本当によく遊んだんです。
で、近所だからよく学校から一緒に帰ったりもしたんだけど、
その帰り道、とよたは時々エロイこととか教えてくれたりするんですよ。
僕は割りとそういうの分からない方だったから、なんかドキドキしたもんです。
確か小学4年生の時だったと思うけど、奴は僕にセックスの全てを教えてくれたんだ。
奴の話では、セックスとは、まず、男の性器を女の性器に入れるという話だった。
まぁ、展開が急だが、まんざら間違いではない。
でもここから先が少々おかしいのだ…
奴の話では、そうして性器を挿入すると、その挿入口から
「おちまこ汁」なる汁が溢れてくると言うのだ。
なんだその「おちまこ汁」って…。
どこかの地方の温かくて甘い汁物か?
いや、でも、冷静に考えると、性行為の時に溢れるお互いの愛の証である“汁”が、
そんな名前でもいいじゃないか、という気もしてくる。
しかし、ここからが問題だ……!!
そもそも、このセックスの話は、僕が唐突にとよたに
「どうやって子供ってできるのだ?」
と、親にも聞いてはいけないヘヴィーな質問を投げかけてしまったことから始まったのだが、
やつは、得意気にこの話を続けるのだった。
で、続きだが、奴曰く、その「おちまこ汁」を女性が飲むことによって、
妊娠するのだという。
えっ!!!??飲むの!!!!!??????
とは当時は思わなかった。
なんと言っても初めて知るその事実がとにかく衝撃的で、
僕はエロイ気持ちとは違う意味でドキドキしていた。
なんと言っても僕はそのとよた式セックスを小学6年生まで信じていたのだから…。
しかし、やつはあの時妙に興奮していたな…。
あの話は間違えていたのか?それとも嘘をついていたのか?
いずれにせよ、その時奴は勃起していたに違いない。
かなり気色の悪い話である。とよた式勃起である。
でも、何が気色悪いって、そのデブで、嘘つきで、勃起していて、
僕に石鹸を飲ましやがったとよたが、中学に上がると激ヤセしやがって、
妙にモテ出したことである…。
奴はその後、上手いこと女の子とチョメチョメしやがって、
「おちまこ汁」を溢れさせたんじゃあるまいな!?
しかし、何故僕が今日突然そんな話を思い出したかというと、
さっき、このブログで即興どうのの話をしながら、
「何書こうかな〜」とか言いながら、しまいには集中切れちゃって、
棚とか引き出しの中とかを整理しだしていたら、
引き出しの奥から、その昔とよたに借りたファミコンソフトが出てきたからである…。

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2006/9/28
今日は古本屋で一冊の本を買った。
その本に関して全く予備知識は無かったが、
何故か僕は吸い込まれるようにその本に手を伸ばした。
広い本屋で、数千冊もの本が並ぶ本屋で、
きっとその本が僕を呼んでいたのだろう…
なんて言うとちょっと格好いいなぁ!わおわお!
内容は、中学生の少年グループの青春物語的な、
まぁ、良くあると言えばよくある類の本である。
家に帰って早速読んでみた。
なんと言うか、胸が熱くなった。
青春時代独特の、
儚くて、空しくて、楽しくて、日々目まぐるしくて、
そしてちょっぴり甘酸っぱくて、といった様な感じで、
僕はこういうのが非常に大好きである。
なんせ、僕は今まで出会った映画の中で、
一番大好きなのは「スタンドバイミー」ですからね!
もう青春大好きっ子ですよ。僕は。
で、とは言ってもいくら僕だって、
青春物語ならなんでも感動するってわけじゃないですよ。
今日読んだ本は僕の中ではかなりドンズバだったのです。
だから勢い余って今こうして久々にブログを更新してるんです。
まぁ、そもそも僕の中学時代っていうのが物凄く楽しくてですね。
今でも中学の頃の友達とはたまに会って飲んだりするんですよ。
みんなもう結婚してたり、ガキがいたりするんだけど。
だから、こういう中学生ネタの本とか見ると、
勝手に過去を思い出してしまって、
すっごくおセンチになってしまうんです。
今、ちょっと前だって、
僕は本を読み終えるなり涙が流れるかと思いましたよ。
中学生当時、やはり僕にも好きな子がいまして、
別にそんなに思い入れがあったり、
未だに忘れられない程強烈に好きだった訳では無いんだけど、
なんか、男友達に照れくさくて、喋ったりもろくに出来なかったり、
向こうも結構僕に気があるんじゃないかって態度を見せてきたり、
実は一緒に下校したこととかもあったり、
でも恥かしくて、ちょっと距離をおいて歩いたり、
もちろん二人で下校したなんて男友達には言えなかったり、
その帰り道に、田んぼだらけの景色の中で、
女の子と二人、この時間が永遠に続けばいいなんて思って、
喉も渇いてない、むしろ冬なのに、500ミリ缶の炭酸飲料を買って、
女の子は暖かいココアかなんかなんだけど、
二人で飲んで、なるべくゆっくり歩いたり、
お互いに好きな人がいるのか?みたいな話になって、
僕は、なんか所謂モテキャラの男の名前を挙げて探りをいれて、
女の子は違うよ〜とか言って笑ってて、
僕は、違うのは分かってるんだけど、っていうか、
その僕の探りに対して、「実は好きなのはApeくんなの」
とか言ってくれないかな?とかちょっと期待してみたりなんかしたりして、
でも、なかなかそんなこと言ってくれないし、
っていうかむしろ、次第に、モテキャラの名前を挙げまくってるうちに、
なんか段々本当にそのモテキャラの中の誰かが好きなんじゃないかって、
勝手に思って凹んでみたり………。
ああ、思い出はいつも綺麗なんです…。
僕は毎日男友達と馬鹿なことをして遊んだ。
意味も無くジャンケンして、負けたらウンコ踏んだり、
しまいには負けてないのに勝手に踏んだり、
ジャンケンで負けたら花壇の花食べたり、チョーク食べたり、
しまいにはジャンケンもせずに、下校中いきなり葉っぱ食べたり、
下校の時の服装が、上は学ラン、下はトランクスだったり、
お昼の時間に、放送室を乗っ取り、
友達みんなで作ったオリジナルデモテープ流して、勝手にみんなで赤面したり、
給食室のおばさんと友達になるために、給食が終わるギリギリに給食室に行き、
全校で出た残飯を死ぬ寸前まで食べたり(しかも毎日)、
もう、本当に毎日が輝いていた。
学校が楽しくて仕方なかった。
もうその時代にはどう足掻いても戻れはしないから、
今日みたいに、ふとその当時のことを思い出したりすると、
なんとも言えない苦しさとかが付き纏うんだろうなぁ…。
僕は、いけない事だとは知りつつも、
いつも過去ばっかり振り返ってしまう。
しかし、一体それの何がいけないって言うんだ。
未来なんて不安ばっかりで、まともに目を向けたら死んじまいそうじゃないか。
なんでみんなそんなに毎日戦うんだい?
なんでみんなそんなに急ぎ足で生きるんだい?
なんでみんなそんなに疲れてるんだい?
なんでみんなそんなに自分を縛り付けるんだい?
いつから夢を見なくなった?
いつから未来に希望がなくなった?
いつから全てに責任が付き纏うようになった?
いつから残りのお金だけを気にして生きるようになった?
あの時のままじゃ駄目なのか?
本当にそうなのか?
誰に聞いたんだ?
誰が決めたんだ?
親か?先生か?それとも、いや、もしかして、
自分自身で決めたことなのか?
と、今僕は、昔の自分に問い詰められてるような気分です。
生きるってなんなんでしょうか?
って考え出す夜は大概眠れなくなっちゃって、
明日になると、その子供じみた考えだった昨日の自分を恨むんです。
「おい、貴様、そんな下らないこと考えてないで、さっさと寝ろ。
こちとら毎日社会と戦ってるんじゃボケっ!!」
ってね。
なんだかなぁ……。
みんな、明日から少しだけ歩みをゆっくりにしてみませんか?
と、童心に返ってしまった駄目な私からの提案…………。

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2006/1/9
前回書いた年末の過ごし方みたいなやつですが、実はアレまだ途中なんです。
本当はああやって年末の過ごし方をズラズラ書いた後、
隣で寝てるおばあちゃんとの幼少の頃の思い出なんかを書こうと思ったんです。
たまにはちょっと泣ける話なんかをね。
でも、おばあちゃんの無駄にデカイいびきを聞いてたら、
だんだん眠くなってきちゃったのであそこで終了したって訳です。
はは。また近いうちそれについても書きますよ。
え?今書けって?
それはダメだよ。
なんでかって?
それはお前アレだよ。アレ。
え?アレってなんです?
アレはアレだよ。どしゃぶりだよ。
ああ、どしゃぶりかぁ!
と、言うことで、今回は先日行われました
Very Ape×ロザンナ企画『戦慄のどしゃぶり舞踏会』
について書きません。
はぁ!?
って今思ったでしょう?
書かねぇのかよ!って。
でもこっちから言わしてもらえば、
書かねぇんだよ!って感じです。
何故かって?
書くこと多過ぎて大変なんだよ!って感じです。
まぁ、でもそれは本音です。
本当にあの日は楽し過ぎて、書くにはもう少し時間が必要です。
何故ならもう少し時間が経てばちょっと記憶が薄れてくるからね。
書くことが減るって訳です。いっひっひ。
取り合えず、あの日あの企画に関わってくれた皆さん、
本当にありがとうございました。
で、今回書くのはですね、共同主催者のロザンナについてです。
彼等との付き合いは長いですからね。
彼等と出会ったのは2003年の10月。
吉祥寺のライヴハウスで対バンしたのがきっかけである。
その当時彼等はまだロザンナという名前ではなく、CLUB DEADという名前だった。
僕等はまだ清水さんが加入して半年程の、よちよち歩きの糞バンドだった。
当然まだその当時僕は女装などしておらず、格好つけぇなライヴをやっていたと思う。
それで、その日は僕等がCLUB DEADのいくつか前にライヴをやって、
終わって客席にいたら、顎の長い人が突然話しかけてきたのだ。
「格好いいじゃん!」
そう、話し掛けて来たのはCLUB DEADのベースの竹田さんであった。
当時僕等は自分達の事を格好いいと勘違いしていたが、
そんな風に格好いいなんて人から言ってもらった事はほとんど無かったので、
ちょっとキョドる。
しかし竹田さんの気さくな人柄もあり、軽く話がはずんだ。
当時僕は何故かソフトモヒカンだったのだが、それを見て竹田さんは、
「なんでライヴは個性派系なのに髪型はベッカムヘアーなの?」
と聞いて来た。
その時僕は、あぁ、個性派系なんて初めて言ってもらえたなぁと感激した憶えがある。
今までは「はいはい、NIRVANAが好きなのね」っていう扱いだったし。
それから、その時非常に印象的だったのは、竹田さんの葡萄の食べ方である。
彼はまず房の根元の方の茎の部分をつまんで高々と葡萄を持ち上げると、
顔を上に向け、垂れ下がった房の先っぽの実をパクッと一つ頬張るのだ。
それを見て僕は「この人のバンドは格好いいんだろうなぁ」なんて思った。
なんか、そんなオーラが出ていたのである。
そんな感じでCLUB DEADは絶対に観ようと思っていたのだが、
CLUB DEADの出番までが非常に長く苦痛だった。
当時流行りの青春系のバンドがたくさん出て来てもう完全にライヴハウスにいるのに飽きてしまったのだ。
そこで僕は演奏中のバンドに「175R〜!!」と歓声を送り、外に買い物に行ってしまった。
しばらくしてライヴハウスに戻るとすでにCLUB DEADのライヴはすでに始まっていた。
なんと言うか、凄かった。
単純にレベルが違うと思った。
淡谷のり子のカヴァーなんかもやっていて、とにかく圧倒された。
ライヴの最後にはギターヴォーカルの阿野さんがギターを投げ捨ててドリンクカウンターによじ登り「イェーイ!」とやって拍手喝采だった。
それを観てひどく感激して、僕はメンバーと一緒に外に出て、たこ焼きを食い、酒を飲み、電信柱に登って奇声を発したのだ。
今でも阿野さんにVery Apeと出会った時の印象を聞くと、
「電信柱に登ってたのが衝撃だった!」
とのありがたいコメントを頂ける。
それが、僕等の出会いで、その後ロザンナにはたくさん僕達のイヴェントに出てもらっているし、しょっちゅう一緒に飲んでるし、お互いしょっちゅうライヴを観に行っている。
一昨年はVery Ape+ロザンナ6人で忘年会を開き、飲み、バンド対抗ボーリング大会、カラオケ大会、と非常に楽しい行事も一緒にやった程の仲良しぶりである。
この時のカラオケでは盛り上がりすぎて、ロザンナのドラム大浪くんが裸になったりと、伝説も多い。
僕等はお互いにまだ自分達のバンドの方向性や、バンドの活動方法などを模索している最中に出会ったから、励まし合ったり、刺激し合ったりしながらここまで長く付き合いが続いたのだろう。
はっきり言ってそれがなければロザンナとの接点はあまり見つからない。
やってる音楽も違うし、シーンも違うし。
本当に苦しい時期を一緒に乗り越えて来たなぁと思う。
何故なら、ロザンナの阿野さんは一時期、どうしたらバンドの人気が出るのか?と苦悩し、
思いっきり間違った方向に進み、女装をし、お姉さん言葉でMCをやっていた迷走の時期もあったのだから。
(僕の今の女装スタイルはそこからヒントを得たとか得ないとか…)
と言うことで、今後もなんだかんだとロザンナとの交流は続いて行くんじゃないかな、と僕は思っております。
まさか、ここまで書いて、こっちの片想いだったりしないよな…?
「今日も片想いなんですかね〜?」と、阿野さん風に。
長くなりましたが、これが僕達Very Apeとロザンナの出会いと、共同企画
『戦慄のどしゃぶり舞踏会』開催に至るまでの道のりでした。
僕の夢はロザンナが売れて、友達に
「俺、ロザンナの友達なんだze〜!」
って自慢する事です。
頑張れロザンナ!!!!

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