オルタナティヴロックバンドVery Apeのシンガー
「Ape」のブログでございます。
基本的には過去のことについて語ります。
2010/11/9
それでは、お言葉に甘えて告らせていただきます。
3日後の金曜日、12日に三軒茶屋HEAVEN'S DOORで行われるお友達バンド「STACEY」主催のイヴェントにVery Apeで出演させていただきます。
STACEYは以前はカタカナ表記で「ステイシー」だったのですが、いつの間にか英語表記に変わっておりましたよ。いやぁ、本人たちにもとんと会っていなかったもので、今回声をかけてもらうまで全然知らんかったとです。
初めてSTACEYと共演したのは、Very Ape企画「戦慄のオルタナティヴ地獄」の記念すべき第一回目に出演してもらった時なので、もう7年も前です。
それまではこっちが一方的にライヴを観にいったりしていて、その当時の音源はVery Apeメンバーみんなしてメチャクチャ聴きまくってたから、今でもCDを流したら一緒に歌えるぐらいのレベルで覚えているのです。
(実際半年ぐらい前に友達のSugar Baby Dollと一緒に静岡までライヴをしに行った道中もSTACEYの音源聴きながら行ったしね。←これは今回のイヴェントに出演するとか関係なく、普通に聴いてた。)
その後は僕が個人で主催したイヴェント「屈折した楕猿形」にも出演してもらって、って、あ〜、でもそれももう5年も前かぁ。それっきりだったんだなぁ。本当に久しぶりなんだ。びっくりした。
そんなこんなで、以下がそのイヴェントの詳細ですよ。
2010年11月12日(金)
東京・三軒茶屋HEAVEN'S DOOR
「STACEY presents〜GLAMOROUS〜vol.1」
共演:STACEY・FRUITS EXPLOSION・Garrett
floor DJ:YUGAMI(YUGAMIHAKASE/東狂黒)
開場・開演:18時半・19時
前売・当日:1,800円・2,100円(+1Drink)
今回はSTACEYの他に、去年「ロザンナ」のレコ発イヴェントで共演した「Garrett」も一緒です。
きっと楽しいイヴェントになると思うので、是非遊びに来ていただきたいっす。
まぁ、んーと、しばらくは訳あってVery Apeのライヴの本数減って、多分2011年は10本ぐらいとかになりそうな気がするので、一本一本のライヴが凄く大事なのです。
だから、是非!
私の告白は以上で終わりです。

2
2010/10/29
この間、中学時代の友人であるトミ、ユウマ、ダイキらと久々に4人で飲む機会があって、鍋をつつき合いつつ昔話に花を咲かせてはゲラゲラと笑っていたのだが、数ある昔話の中のひとつに、そういえばトミがバレンタインに女の子からチョコレートをもらっていた、超ズッケーよ、的なものがあり、その話の最中、僕は頭の片隅でぼんやりと「あ〜あ、僕なんてその時代そういった甘酸っぱさとは無縁だったよなぁ、ちょっと悲しくなっちゃうなぁ」なんて思っていたのだが、後日、ふと、あれ?そういえば僕にもちょっとした、上手くすれば甘酸っぱい感じになりそうな出来事もあったような気がするぞ。いや、事実あった。今はっきりと思い出した。ということがあったので、その時にふと思い出した出来事について、今回は書いてみようと思うよ。
まず、僕は、小・中学生の頃に女の子とのお付き合いなんて一度もしたことありませんでした。というか、その一歩前の段階であるところの「告白」とかも、当然されもしなかったし、自分からもしませんでした。
でも、なんか具体的ではないんだけど、なんつーかちょっとした微妙なアプローチは受けたことがあるんですよ。上に書いた「ふと思い出したこと」というのが正にそれで、それは小学生の頃に一回、中学生の頃に一回の計二回ありました。
で、一つ目の小学生の時の話ですが、それは僕が産まれて初めて赤の他人からバレンタインデーにチョコレートをもらった時のこと。もういつのことだか記憶が曖昧すぎるんですが、多分小学五年生のときだったと思う。
今でもずっとそうなのだけど、幼年の頃よりナルシストかつ自意識過剰だった僕は、バレンタインデーの前日、それまでずっと母親からしかチョコレートをもらったことが無いくせに、布団の中で翌日女子からチョコレートを受け取るときの動作を脳内シミュレートしたり、不安で胸が張り裂けそうになりながらも、なんとか自分を落ち着けようと、当時大ファンだったB'zの「愛しい人よ Good Night…」の中の一節「悪い予感はどうか捨てて…」の部分だけをひたすら繰り返し頭の中で復唱していたり、しかしそれでもなかなか気持ちが落ち着かないものだから、また動作を脳内シミュレート、またB'z、とか延々繰り返し、ようやく眠りがやってきた頃には世間様はとうに明け方近くであり、僕は見事に翌日学校を遅刻してしまったのですよ。ほほ。
んで、翌日、学校に到着し、すでに朝の会が始まっている自分の教室の扉を開けると、クラスの中でも別に隅っこ系とかではなかった僕は、皆に「遅刻してやんの〜」とか「馬鹿じゃ〜ん」とか言われて、笑われて、皆の注目を集めつつエヘラエヘラしながら教室内に入っていき、僕の学校はランドセルは机の横に引っ掛ける派ではなく、後ろの鉄製の扉付き個人ロッカーに収納する派だったため、自分のロッカーに向かって歩き、ランドセルをロッカー内に収納しようとするも、何故かランドセルがきちんと収まってくれない。なにか奥のほうに入っている荷物が邪魔をしているようだ。
僕は一旦ランドセルをどかして中の荷物を整理しようと、屈み込んで中を覗き込んだ。瞬間、僕の心臓はキュッと縮みあがり、金縛りにあったように身動きが取れなくなってしまった。
ロッカーの中には綺麗なプレゼント包装がされた箱がちょこんと入っていたのだ。「どう見てもチョコレートです。本当にありがとうございました。」いやいや、当時の僕には当然そんな余裕はなく、本気でパニくった。だって、小学生の頃とかってこういうのバレると冷やかしの対象になるじゃないですか。女の子と話したりとか、好きな子がバレたりとか、学校のトイレでうんこしたりとか。
僕は今でもそうだけど、人にそういう弱みを見せるのが大っ嫌いだから、小学生の頃も、「おい、好きな娘教えろよ」とか友人に言われても「いないよ」とか目を泳がせながら嘘を付いたりする徹底ぶりで、もちろん学校でうんこなんて一回もしたこと無かったし、修学旅行とかみたいな外で何泊かするような行事のときも家に帰るまでうんこずっと我慢してたしね。
そんなナルシストで自意識過剰でプライドの高い僕が、この朝の会の真っ最中に遅刻してやってきて、皆の注目を集めた状況でロッカーからチョコ登場なんて、もしそんなことになってしまったら、僕はメダパニを喰らったみたいな状態になって、下半身を露出したままダッシュで校庭に降り立ち、「愛しい人よ Good Night…」をソプラノで歌いながらブランコ立ちこぎを死ぬまで続ける変わった人になってしまいそうだし、と、混乱状態でどうしたら良いか分からずにその場に立ち尽くしていると、先生から「早く席に着きなさい」とか言われてしまう。
ああ、もう駄目だ。僕は一体どうしたらいいんだああああぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!
と、我を失いつつも、僕はランドセルを力任せにロッカーに押し込んで、チョコレートの箱をメリメリ言わしながら、なんとか扉を閉めることに成功したのである。あの場でこの冷静な判断ができた自分を褒めてやりたい。
で、まぁそれ以降は然していつもと変わらない心持ちで一日を過ごして、全ての授業が終わったから、さぁ帰りましょという空気になり、鼻歌交じりに教室後方にあるロッカーを勢い良く開けて、ランドセルを引っ張り出そうとした瞬間、はうあ!という感じでチョコレートの存在を思い出した。
人生で始めて他人からもらったチョコレートのことを、その瞬間まですっかり忘れていた自分は、なかなか器の大きい男であるよ。
で、ですよ。僕はランドセルを半分ほど引っ張り出した状態で、後ろを振り返って教室全体の様子を伺うわけですよ。すると、まだ教室にたくさんクラスメイトたちが残っていて、全然帰りやがる気配が無いわけですよ。こいつら全員、この後チョコレートを渡したり受け取ったりするのか何だか知らないが、揃いも揃ってテンション高く、しかも走り回ったりしてて、なんかウゼーんだよマジで!
まぁそんな状況だから、このまましれっとランドセルを引っ張り出し、チョコレートをロッカーの奥から取り出して、ランドセルを開いて、その中にチョコレートを収納して、ランドセルを背負って、教室を出る、とかやってると、もうその動作の最中にチョコレートがバレちゃうに決まってる訳ですよ。
かと言って「駄目だ!ここは一旦、作戦を練り直すために基地へ引き返そう!」と、ランドセルをロッカーの中に戻したりしていると、なんだか怪しすぎて、これもバレちゃいそうな気がする訳ですよ。
じゃーもーどーしよっか?どーしたらいい!?って、知らねーよ!!と頭の中の双子と喧嘩しつつも、僕はヤケクソになって凄いスピードでチョコレートをランドセルにしまって、そのまま走って教室から逃げ出した。
教室から廊下に出る瞬間、ちらっと教室を見て、バレたかどうか確認してみたが、案外誰も気づいてなさそうな気配が漂っている。ハイハイ。僕がただの自意識過剰なんですね。知ってる知ってる。
ほんで、廊下に出てからは安心して普通に歩いて下駄箱とかの方に向かってたんですが、後ろの方から「あ、チョコが無くなってる!」「持っていったんだ!」「キャー!」みたいな、女の子たち数人が騒いでいる声が聞こえてきた。
直感的に僕は、自分のこと(自分のロッカーにあったチョコレートのこと)だと分かった。その、「分かった」のと同じタイミングで、反射的に声のする方を振り返った。それと同じタイミングで、振り返った先の、教室の扉から何人かの女の子たちが顔だけ廊下側に出してニヤニヤ笑ってこっちを見ているのが見えた。
おいおい!っつーかさ!こっち見てんの全員サブキャラ的な女の子じゃねーかよ!!
教室の隅っこでトランプのスピードをやっている系とまでは行かないけど、なんつーか、卒業して何年かしたら名前も顔も普通に忘れちゃうタイプの、男同士のぶっちゃけトークにも一切登場せず、誰からも特にいじられるわけでもない、まったく印象に残らないような女の子たちね。このニュアンス伝わるかしら。
「ああ、なんだ。このチョコレートは○○ちゃん(可愛い子)からじゃなくて、あいつらの中のどれかからか…。」と思って一瞬落胆したけど、いや、でも、相手が誰だったとしても、チョコレートをもらえたっていうだけで十分誇れるでしょ。
大体さぁ、こういうのってさぁ、なんとなく群集心理的な感じで、ある男の子に人気が集中しちゃって、その男の子以外を好きになるっていうことが、物凄く勇気のいることになっちゃったりするじゃないですか。だから、ほら、その状況下でチョコレートを獲得した僕は凄いんだよ。何が凄いって、小学生の頃から本当にそういうエゴイスティックな物の考え方をして、すぐに逃げ出したり諦めたりしてしまう自分を正当化することばっかり常に考えてたからね。エッヘン。
で、帰り道。
僕は「いや、でも、う〜ん。一体あの中の誰が僕のこと好きなんやろ?ぶっちゃけ全然興味なかったけど、人から好かれるって言うのは悪いもんじゃないねぇ。まぁ、このチョコレートが誰からかっていうのは、帰ってこの箱を開けりゃぁすぐに分かるこったけど。いやぁ、しかし、ぐへへへへ。なんだかんだ言って結構楽しみやないけ。……あー、でも、冷静に考えれば普通にヤベーよな…。マジでこんなの兄Tとか母ちゃんとかにバレたら、それこそネタにされまくんぞ…。こないだ翼くん(キャプテン翼)の絵を描いてて、思わず感情移入しすぎて「僕は大空翼!!」とか一人で叫んじまった時は家族中から有り得ないぐらい笑われて、馬鹿にされまくって、素で死にたくなったしな…。」
とか考えながら歩いていた。で、家に着いた。
僕は女の子からチョコレートをもらったということを本気で家族にバレたくなかったので、「自分は鍵っ子で良かったなぁ」と心から思った。いや、嘘。当時は鍵っ子とかいう言葉自体知らなかった。
まぁとにかく、僕はこのチョコレートを家族が帰ってくるよりも早く処理する必要があったので、家に入るなりすぐに包みを開けた。
お、なんか手作りっぽいぞ。別に大きさとか形が不揃いだったからそう思った訳ではなく、むしろ普通に上手に作られていたんだけど、なんとなく、これは売り物では無いなと直感的に思った。
えーと、そんで、手紙とか入ってるんかな?どこにこのチョコレートを作った人の名前が書いてあるんかな?あれ?なんかヤバくない?何気に僕、結構ときめいてない?マジでこれ作ってくれた人のこと好きになっちゃうんじゃないの?もう!超ヤバ〜い!!
……………って………………。
……………まったく訳分からん………。
……………どこにも名前が書いてねーよ……。
ハッ!アホが!!
この俺様がこんなちゃちな洋菓子ごときで胸ときめかすとでも思ったか?
だからテメーらはいつまでたってもサブキャラだっつーんだよ!
この時、もしテメーのクソみてーな名前をちゃんと書いとけば、俺様の記憶の中に貴様は何十年も生き続けたかも知れねーのにな!!!
え?っていうか、これもしかして、ただの冷やかし…?
僕を無駄に喜ばせて、そんでガッカリさせる、ドッキリ的な感じ?
いや、違うよな、さすがに…。いくら自意識過剰な僕でも、僕なんかにドッキリを仕掛ける意味のなさぐらいは分かる。じゃあ、なんなの?もう、意味わかんねーよ………。
僕は何だか泣きそうになっていたが、この状況で家族が帰ってきたらヤバイので、無駄に量の多かったチョコレートを急いで全部平らげ、ジャイアン的に言うと「体中があまったるくなった」状態になってしまったけれども、それにもめげずに、綺麗な包装がされていた箱とかもちゃんとスーパーのビニール袋に入れて、そのままゴミ箱の奥深くに突っ込んで証拠隠滅を図り、チョコレートの食いすぎで全然お腹が減らないのに、きちんと晩御飯も食べたのであるよ。僕は。
あ、ちなみにチョコレートを捨てる発想はなかった。食べ物を残すと親にメチャクチャ怒られて育ってて、その影響で未だに食べ物を残すことができないし。
で、まぁ、もしかしたら翌日、チョコレートを作った本人が「実は私だったんです☆」って言ってくるかも知れないなぁ、とか思ったけど、結局そんなことも無く、なんだか煮え切らないまま、この出来事は僕の脳ミソには「要らない情報」という判断がなされ、つい先日まですっかり忘れ去られていたのである。
でもさぁ、なんかあれだよね。
産まれて初めてもらったバレンタインチョコレートだったし、しかもその日から本日に至るまで、もう十数年以上経つけれども、その後女性から本命のチョコレートをもらったことなんて無いんですよ。付き合っている女性を除いたら。だから、できれば誰がくれたものだったのかぐらいは知りたかったよね。正直。
いや、でもさぁ。今からでも全然遅くないっすよ。っつーか、なんか、できればその娘と今の年齢で一緒に飲みにでも行って、その時のことについて語らいたい。みたいな?
いや、違うな、例えばトレンディなドラマとかだと、街中とかで偶然小学生の頃の同級生のサブキャラの女の子と再会して、なんか知らんけどメッチャ美人になってて、思わずドキドキして、一緒に飲みに行ったりするようになって、あ、ちなみに僕は女の子に振られたばっかりの設定ね。んで、お互い仕事とか親族のこととかで問題がいっぱい起きて、辛いこととかに直面するんだけど、その度にお互いの存在に救われて、徐々に二人の距離が近づいていって、そんなある日、実は小学生の時にチョコレートをロッカーに入れたのは自分だった、とか女の子が言い出して、お台場とかその類の夜景の綺麗なところでね。そんでなんか運命感じで、そのまま凄く自然な形でくちびるを重ね合って、気づいたら朝ベッドの中で裸の二人が寄り添って寝てて、って、僕はさっきから一体なんの話してんの!!?もうやだぁぁ!!!!
あ、っていうか、本当はもう一個の中学生の時のエピソードも書こうかと思ったんだけど、思いのほかこのチョコレートのエピソードが長くなってしまったので、また今度にしますね。だってもう疲れちゃったもん。途中から明らかに面倒くさそうになっているでしょ?文章が。
じゃ、そういうことで。

5
2010/10/19
9/16土曜日は三軒茶屋HEAVEN'S DOORにライヴを観にいってきましたよっと。チャリで。
ギリギリまでタクシーで行こうか迷ってたんですが、往復のタクシー代分お酒飲んで楽しんだ方が賢いかなとか思ったし、チャリなら軽く運動にもなるしね。
来月チーム株喜で河口湖マラソンに出る(僕は27kmしか走りませんが)ので、こういう時もそれに向けて走った方が更に賢いんだろうけど。でもいくら賢くても汗だくでライヴ観てたらなんかキモくね?
まぁいいや。ほいで、スタートから全バンド観ましたよ。出演者が友達ばっかりだったから尚更かも知れないけど、最初から最後まで非常に楽しめました。いや、素晴らしいですね、ホント。
ちなみに出演はSugar Baby Doll、BLUE III、HATENA TAXI、ソニックアタックブラスター、URBANフェチ。
こんな素晴らしいメンツ。楽しいに決まってますよ。
でもさぁ、なんつーか、もっとギチギチの客席でドキドキしながらステージを見上げつつ、アーティストの登場を手に汗握って今か今かと待ちわびて、いざ登場したら「ワー」とか「キャー」みたいな感じの、そういう、興奮が最高潮に達して「もう、目の前のライヴのこと以外なんにも考えられない!」的な、盲目恋愛混乱主義者みたいな心理状態で、こういうイヴェントとかアーティストをもっと色んな人に観てもらいたいよなぁ、できれば。
そしたらもっと簡単に僕(ら)の望むような状況になるのに。
まぁ、恐らくそれをなんとかするのが僕(ら)のミッション。
という、大それた考えと、根拠のない自信を持ってウロウロ歩き回るのが最善の方法なのでしょう。

5
2010/10/13
そう言えばするっとスルーしてしまっていたけど、9月もブログの更新ゼロっちゃってたんだなぁ…。
「なんでこんなに更新できないんだこいつは!だらしないな!」とか思われているかも知れないし、いい加減自分でも自分のだらしなさは認めなければいけないんだろうけども、昔から僕は人に怒られたり、自分で自分の非を認めるのが凄く嫌いなので、何とか言い訳を探すわけです。そうだ、自分のスケジュールとか晒せば、なんとなく忙しそうだなぁとか納得してもらえるんじゃね?良くわかんないけど。とか思ったので、先月頭ぐらいからのカレンダーで追える限りの自分の行動を書いていってみようかと思います。
では、はい、どん!
9/1 (水)仕事
9/2 (木)仕事
9/3 (金)仕事
9/4 (土)戦慄のオルタナティヴ寿司パーティ@恵比寿(Very Apeメンバーとうちの母で食事)
9/5 (日)仕事、Very Apeリハ
9/6 (月)仕事
9/7 (火)仕事
9/8 (水)仕事
9/9 (木)仕事
9/10(金)仕事
9/11(土)Very Apeライヴ@高崎Club FLEEZ
9/12(日)仕事
9/13(月)仕事
9/14(火)仕事
9/15(水)仕事
9/16(木)仕事
9/17(金)仕事
9/18(土)Very Apeライヴ@新松戸FIREBIRD
9/19(日)仕事、ライヴ観賞(殺し屋ベイビー@下北屋根裏)、打ち上げ
9/20(月)仕事
9/21(火)仕事
9/22(水)仕事
9/23(木)Very Apeライヴ@柏ALIVE
9/24(金)仕事、戦慄のオルタナティヴ鍋パーティ@渋谷(Very Ape清水さんとSugar Baby Doll志乃ちゃんと)
9/25(土)ライヴ観賞(東京BOREDOM@東京大学)、ライヴ観賞(ロザンナ@下北沢屋根裏)、朝まで打ち上げ
9/26(日)Very Apeリハ
9/27(月)仕事
9/28(火)仕事
9/29(水)仕事、ライヴ観賞(AKBK@新宿LOFT)
9/30(木)仕事
10/1(金)仕事
10/2(土)Very Apeライヴ(戦慄のオルタナティヴ地獄vol.12@Zher the ZOO YOYOGI)
、朝まで打ち上げ
10/3(日)完全なるオフ
10/4(月)仕事
10/5(火)仕事
10/6(水)仕事
10/7(木)仕事、ライヴ観賞(Ken South Rock!!!!!@新宿JAM)、朝まで打ち上げ
10/8(金)仕事、戦慄のオルタナティヴ宅飲み@柏(グッチョ宅で)
10/9(土)Very Apeミーティング@上野、戦慄のオルタナティヴプチ同窓会@赤羽(中学時代の友人たちと)
10/10(日)仕事
10/11(月)仕事
10/12(火)仕事
って、仕事ばっかりじゃねーか!
改めてこうして見ると、この期間はVery Apeのリハが極端に少ないなぁ。何故だ。
っと、まぁそれはいいとして、これが9月頭から昨日までの私のスケジュールな訳ですが、やっぱり余裕なさそうな感じよね。これなら更新できなくても仕方ないよね?ね?ね?
でもまぁ、今月は先月と比べればちょこっとは落ち着くような気がしてて、そしたらもちっとブログも更新してやんよ。あとAprilFoolとかもすっかり止まってしまっていたので、これからガツガツ動き出すとしますか。
よし、言い訳完了!

5
2010/10/8
すでに一週間が経過しようとしておりますが、10月2日に3年ぶりに開催したVery Ape企画「戦慄のオルタナティヴ地獄vol.12」も、ご出演いただいたアーティストやご来場いただいた皆様のおかげで、大成功のうちに無事終了することができました。本当にありがとうございました!
さて、当日我々Very Apeのステージが最高だったかどうかはさておき、僕にとってあの日は忘れられない最高の夜となりました。
そもそも、なんで自分はいい歳こいて未だにバンド活動に明け暮れているのかというと、「やめるっていう発想が無いから」という訳なんですが、でも何年か前までは評価とか人気とかを意識し過ぎて、音楽とは別のところで神経を擦り減らしてしまって勝手にしんどくなってた時とかもあったけど、今はそういった邪心というか計算というか、そんな類のものはほとんど無くて、単純にバンドで音を出したり、ステージでパフォーマンスをすることが最大の喜びになっているから、やめるという発想がないのです。好きなことをわざわざ自分から進んでやめる必要なんてないですもんね。
あと、ちょっと話が逸れるんですが、一般的に「バンド(特にロック)は若い人間のやるもの」とか「いつまでも諦めきれずにバンドやってて見苦しい」とか、そういう考え方って、かなり多くの人が持っていると思うんですよ。だけど、じゃあそれが例えば音楽以外の芸術とかスポーツとかでも同じことが言えるのかというと、多分そんなことは無いんだと思う。
僕も先程敢えて「いい歳こいて未だにバンド活動に…」みたいな書き方をしたけど、それって「バンド=若い人」という勝手に作られたイメージのおかげ(せい)で、違和感無くすんなり読み流せるんだと思うんですよね。本当はいい歳こいてても若くても自由にやりたい人はやればいい訳で。
と言うかむしろ、ここから先はあくまで完全なる僕個人の考えですが、若くてバンドをやっている人よりも、いい歳こいてもバンドを続けている人の方が、本当は圧倒的に本気度が高いんだと思うんです。
と言うのも、社会的な責任とかってどんな人でも年々大きくなっていくじゃないですか。バンドやってるとかやってないとか関係なく。で、その大きくなっていく責任の重圧に負けて、多くの人は簡単な方に、楽な方に、ぬるい方に行ってしまいがちだけど、その重圧に負けずに、相当なエネルギーを必要とするバンド活動を生活と両立して行っていくというのは、想像以上に大変なことである。
だって、ほら。例えば三大欲求とか言われているうちの1つ「性欲」についてだけど、どんなに女性がベッドの中で艶っぽい振る舞いをしても「今日は疲れているんだ…」とか言ってそっぽ向いてしまう男性の描写なんてテレビで何度も見たことありますよ。本能レベルの欲求であるはずの「性欲」なのに、ですよ。
でも、やるんですよ。バンド活動は。生活に疲れていても、更に疲れてしまうようなライヴ活動を。どんなに好きなことでも、体が付いていかなくなっちゃいそうな時とかは確かにある。それでもやるんですよ。「なりたい自分」というものが明確にあるから。
ふと余所見をすると、リゾート地でのんびり過ごす恋人たちが見えて、一瞬「いいなぁ…」とか思うけど、それでも自分自身を信じて続けていくんです。
で、上に書いたように「好きだからやっている」というのは、もちろんそれはそれで間違いではないんだけど、もうちょっと具体的に書くと、若い頃に自分が散々聴いたり観たりして影響されまくったアーティストたちの様に、びっくりする様な格好いい音を出してみたいとか、ドキドキとワクワクでおしっこをちびってしまいそうな観たことも無いようなパフォーマンスをしてみたいとか、それが僕がバンド活動をずっと続けている理由の中で大半を占めています。自己実現ってやつですね。
その影響を受けたアーティストたちの中でも、「KING BROTHERS」の影響は僕にとってかなりのものだった。
高校生当時NIRVANAフリークだった自分は、少なからずNIRVANA等のオルタナティヴ・ロックの影響を受けていたであろう日本のギターロック系のバンドにも興味を持ち始め、それらのアーティストがよく掲載されていたロッキング・オン・ジャパンなども読むようになった。
高校生なんてお金もないし、せっかく買った雑誌は必ず隅から隅まで読んでいた。まだまだ世の中のことなんてちょっとぐらいしか知らない高校生にとっては、雑誌などのメディアの影響力はとてつもなく強大で、そこに載っているアーティストたちの言葉は僕の感性に刺さりまくった。その中でもひときわ異彩を放っていたのはKING BROTHERSのインタヴュー記事で、今となってはそのページを担当した人にお礼を言いたいぐらいなんだが、もう雑誌を読んでいて「この人たちの音楽は一体どんな音楽なんだ!」と気になって仕方なかった。
でも、当時の僕はどこに行けばインディーズアーティストのCDが購入できるのか分からなかった。今のようにインターネットも普及していなかったし、近場に大きなレコードショップも無かったし。なので、僕はすぐにKING BROTHERSのCDを手に入れることが出来ずにいたのだが、ある日近所にある本屋とCD屋とレンタル屋が合体したような店で立ち読みをしていて、フラっとCDコーナーに近づくと、なんと「インディーズコーナー」と書いてある小さな小さな一角が存在するではないか。おいおい!こんなのがあるの初めて気づいたぞ!と思うと同時に興奮してそのコーナーを漁っていると、売っているじゃないですか。KING BROTHERS。
正直、その頃の僕は一気に音楽への興味が加速していた時期で、「インディーズコーナー」にはKING BROTHERS以外にも前々から気になっていたアーティストのCDがたくさん陳列してあった。お金の無い高校生はその宝の山からせいぜい1枚か2枚買えていいところという程度の所持金しか持ち合わせておらず、非常に悩んだ。
悩みに悩んだ挙句、シンプルに一番ジャケットの格好いいCDを買うことに決めたのだが、それがKING BROTHERSの「星盤」だった訳である。帯に書いてあったメッセージも強烈だったしね。
で、家に帰ってから早速CDを聞く訳だけども、本当にびっくりしたね。格好良すぎて。ちょっとおしっこちびってしまったかも分からん。
それから僕は完全にファンになって阿呆みたいにCDを聴きまくって、KING BROTHERSの音楽は僕の青春時代の大切な思い出たちとは切っても切れない関係になっていきました。
その後、何年も経ってから、観にいっていたライヴハウス近くのコンビニで出待ちして、初めて西宮の大統領ケイゾウさんに話しかけた時は、マジで心臓が口から出るかと思った。嘘偽り無く僕は震える手で自分のバンドの音源とフライヤーを差し出して、ケイゾウさんがそれを快く受け取ってくれた時は完全におしっこを漏らしてましたね。
実はその時(5年ぐらい前かな?)に「自分たちが主催するイヴェントにKING BROTHERSに出演していただき、共演するのが夢です!」的なことを伝えていて、今回「戦慄のオルタナティヴ地獄vol.12」でとうとうそれが実現したのである。本当に感慨深かった。
今回は、そんな思い入れのあり過ぎる「KING BROTHERS」の他に、同世代で東京で活躍している最高に格好いいバンド「BlieAN」と「URBANフェチ」にも出演していただいた。
BlieANは2年前に、URBANフェチは今年の5月に初めて共演と、彼等とはまだ出会ってからの期間が短いですが、共演する度にどんどんレベルアップしており、それを見て嬉しいやら悔しいやらの感情が入り混じりつつ、メチャクチャ刺激を受けます。
彼等には今と変わらぬスタンスを貫き続けて、もっともっとたくさんの人たちに支持されるような大きな存在になって欲しいです。
「戦慄のオルタナティヴ地獄」は冒頭に記載したとおり、実に3年ぶりの開催となった訳だが、何故その3年の間開催してこなかったのかと言うと、単純に怖かったんでよね。
と言うのも、自分たちの見える範囲でのここ最近のライヴハウスシーンの状況は、どこも集客に苦しんでおり、それを打破するための具体的な解決策も見つかっておらず、実際自分たちもイヴェント集客のための有効なプロモーション手段に確かな答えを持っていた訳ではなかったし、以前もこのブログ上で書いたことがあったと思うが、一度Very Apeはイヴェントの運営に心身ともに疲れ果てて解散の危機に瀕したことがあったため、また同様の事態を招いてしまうのではないかという不安もあったし、とにかくリスクが高すぎた。
でも、オルタナ地獄の運営方針のひとつでもある「こんなに面白いアーティストがいるということをもっと広く認知してもらいたい」という思いは、その3年の間も心のどこかにずーっと引っかかっていて、そのための手段のひとつとしてオルタナ地獄が自分たちの中では一番取っ掛かりやすく、かつ結果にも繋がりやすそうだなということは分かっていたけど、怖いからあんまり深く考えないようにして、でもやっぱりなぁなんてまた悩んで、そんな風に僕個人の中では長いこと悶々とし続けていたのだが、それはVery ApeのギタリストT氏もほぼ同じで、「やる⇔やらない」の間で揺れまくった挙句、たまたま「やる」の方に思考が傾いているときに、突然、彼の後先考えなさっぷりと勇気の決断が発動されて、メンバーに「イヴェントをやりたい想いとその理由」を熱く語りだしたと思うや、その勢いにメンバー皆も引っ張られて、開催の決断を下したのである。
で、結果的に、やってみてどうだったかと言うと冒頭に書いたとおり「忘れられない最高の夜」になったし、本当にやって良かったと思いました。ここはT氏に感謝しなければならない。
ステージの上からKING BROTHERSのギタースクリーム担当マーヤ氏が放った「このイヴェントを続けて欲しい!」という言葉が胸に突き刺さって、心底感動しているんだけど、その場ではその喜びをどう表現したらよいのか分からなかった。でも、その言葉を受けて、ちょっとしたリスクぐらいなら軽く飛び越えていけるような勇気をもらったことだけは確か。
ちなみに、今後のオルタナ地獄の開催については今のところ未定だけど、明日メンバーでミーティングして、その辺の方針などを決める予定。

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