2015年よりサポートギターリストとして始まり、そのままメンバーとして活動してきた新井君が、12月1日で脱退する。
加入前。THE DiSCLAPTiESのリーダーとして活動していた頃の新井君とは、正直顔馴染み程度だった。
その後、彼がTHE TABLOiD PLAYでギターを弾いていた頃に、雑誌『Bollocks』でインタビューさせてもらったり、ステージでプレイをする姿を目にする機会が増えていった事で彼の魅力を知る事となる。
だから誘った。
新井君とは4年6ヶ月一緒のステージに立った。
頑固すぎるくらい日本のOi! / SKINシーンに凝り固まっていたRAISE A FLAG。
当初は、馴染むのか?と新井君本人が1番心配していたものの、その殻を良い意味でぶち壊した。
見事なまでにRAISE A FLAGをニューカラーに染め上げ、俺達の可能性を広げてくれた。
新井君から脱退の意思を聞いたのが今年の2月。
この時は、お互い腹を割って話をした。
新井君は、元来リーダー気質のある男。
頑固一徹な性格は俺と何一つ変わらない。
彼は、自身の歌にもあるように、"やりたいように"、"やりたいだけ"、そして"やり続けられるまで"、自己流のパンクロックを貫き通す。
その貫く為のフィールドが、今回RAISE A FLAGでは無くなっただけの事だ。
頑固な彼を誰が止める?
止める事など出来ないでしょう?
(家富のギャグのつまらなさに嫌気がさしたと本人は良く言っているが、何回も影でクスッとしていたところを俺が見逃すはずはないぜ!笑)
「両雄並び立たず」
「雄」を授かる程、俺も新井君も立派な人間ではないけれど、RAISE A FLAGのリーダーとして言わせてもらえば、個性とセンスに満ち溢れた新井節パンクロックを押さえつけるのはもったいない。
今以上に新井節を発揮出来るというならば、袂を分かつ事に迷いなどなかった。
俺もセチオもTAVITOも新井君の事が大好きだ。
大好きだからこその選択。
そして、これがRAISE A FLAGの在り方であり、生き様なんだ。
家富、新井、関口、TAVITO。
この4人のRAISE A FLAGを愛してくれている仲間達が沢山いる事はもちろん知っている。
寂しい思いをさせている事ももちろん知っている。本当に申し訳ない。
でも俺達にはこれしか無いからね。
人生一度きり。
これからも活動に全力を注いでいくからさ。
「あいつ、元RAISE A FLAGのメンバーだったんだぜ!かっこいいだろ?」
「俺が昔ギターを弾いていたバンドなんだぜ!最高だろ?」
こんな言葉を、これからもお互い笑顔で自慢げに話せていけたらオールOKでしょ?
12月1日は、泣いても(泣くのはNG)笑っても(笑いはOK)新井最後のRAISE A FLAG。
この目にしかと焼き付けようぜ!




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