日本到着。
なんとか大の苦手な飛行機往復2回をクリアし、無事祖国の地を踏むことが出来ました。
ライブではない韓国渡航は初めてで、しかも今回はほぼソウルにはいない行程。
今までとは違う韓国を味わった。
その中でどぎつい位印象に残った場所は、オドゥサン統一展望台。
韓国と北朝鮮の軍事境界線のそばにある展望台。
南を見れば、高層ビルが建ち並ぶソウルの街並み。
北を見れば、寂れた農村地帯の北朝鮮。
同じ大陸なのに同じ民族なのに、ここまでも歩んできた道と生活が違うのか。
そして、足元にはフォーククルセダーズの名曲で知られるイムジン河。
望遠鏡から北朝鮮を眺める。
韓国のガイドさんが、こんなの初めてと驚いていた位今日は人の姿を見る事が出来た。
舗装されていない道路の上を牛車みたいなものを引っ張る人。
田畑の所で何やら集まっている人達。
何か凄く胸が打たれたのだ。
帰国後、フォーククルセダーズのイムジン河の2番の歌詞を読み返す。
「北の大地から
南の空へ
飛びゆく鳥よ 自由の使者よ
だれが祖国を
二つにわけてしまったの
誰が祖国をわけてしまったの」
帰る事の出来ない祖国を憂うなんとも物悲しい歌詞だ。
原曲の2番は、実はプロパガンダの曲らしく解釈が全く異なるらしいけれど‥‥
放送禁止にまでなったこの曲も結局は政治のもつれからくるようだ。
北朝鮮側からの歌だから。
国交がない国の歌だから。
でも、今日望遠鏡で見た北朝鮮の一般市民の人達は懸命に生きていた。
何が言いたいんだか自分でも良くわからなくなってきたが、とにかく今でもあの望遠鏡で見た人達がずっと頭から離れないでいる。
そんな韓国渡航でした。




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