一般的に話題が少ない、今年の
九州場所。
昨日の
初日は、「満員御礼」は出ず仕舞い。
俺の場合は、そんなの全く関係ない。今場所も楽しみばかりである。
白鵬関が、今場所
年間最多勝を狙う。
14勝すれば
朝青龍関の
84勝を抜き記録更新となる。
この
年間最多勝は、
平成17年に
朝青龍関が当時
北の湖関が記録していた
82勝(
昭和53年)を抜くまで、長年の間更新されてなかった。
年間全勝しても90勝なので、どれだけこの82勝というのがハードルが高いかが窺い知れる。
俺が、幼少の頃大相撲に心酔し始めた頃がまさに
輪湖時代。
その「憎らしい」ほど強かった
北の湖関の偉大な記録が、モンゴルから来た若き
朝青龍関と
白鵬関の記録争いの具にされ、あっという間に更新されてしまうのは少し寂しい気もするが・・・。
また
魁皇関は、今場所
幕内在位98場所で単独1位に。幕内通算勝ち星も2日目勝てばなんと
800勝。2位の
北の湖関の
804勝、1位の
千代の富士関の
807勝も目前に迫っており、もしかすると地元
九州で更新するかもしれない。
ちなみに4位が
大鵬関(
746勝)・5位が
武蔵丸関(706勝)・6位が
貴乃花関(
701勝)と
1代年寄クラスや2ケタ以上優勝している大横綱に囲まれての記録。
こちらの場合は、長年の土俵生活で満身創痍の中で努力を重ねて来た結果の記録。素直に評価に値する。大関おめでとうございます。
さて、初日の土俵の見所は、やはり初日の慣例となっている
横綱対小結の2番だろう。
その2番で個人的にビビったのが「
白鵬関の強さ」であった。がっぷり左四つに組んでからじっくり大きな体の稀勢の里関を料理。まさに「
泰然自若」、
横綱相撲って感じだった。
まだ
初日なのでなんとも言えないが、今場所も
両横綱が中心になっていくような気がする。
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初日のベストバウト >
琴勇輝(西幕51)○ (押し出し) ●東龍(東幕52)
若手注目株同士の対決。琴勇輝が低く攻めて一気の押し出し。目が覚めるような素晴らしい相撲だった。

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