初日。観る側の立場でも何故だかいつも緊張する。
この日の大一番は、なんといっても
大関日馬富士-
関脇稀勢の里戦。
稀勢の里関の突き落としを何度も残し、最後は気合で寄り切り。ちょっとダメ押し気味になってしまったが白星に対する執念が全面に出ていたと思う。好スタート。
結び前の
小結旭天鵬-
横綱朝青龍戦。
朝青龍関の最後の塩でのまわしの叩き方がいつも違っていた。得意とする
旭天鵬関を下手投げで仕留めはしたものの、解説の
北の富士さんは「下手投げの体制ではない。」と言っていた。最後の仕切り・決まり手と多少不安が残る初日の取組だった。
一方、結びの一番の
白鵬関の取り口は、これまた
北の富士さんが「惚れ惚れする」と言っていた右四つからの万全の寄り。地味な勝ち方だけど、これが
横綱相撲。鳥肌がたった。
という感じで注目の3人は揃って白星発進。
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初日のベストバウト >
矢鋪(東幕56)○ (押し出し) ●千代嵐(西幕56)
若さあふれる新鋭対決。高校相撲で慣らした矢鋪がまだ一枚上手だった。ライバルの山口選手(日大)が角界入りするまでにどの位番付を上げていくか注目!!
二日目。この日は
K-1MAXがあった為にまずはそちらの感想から。俺個人としては正直燃えるようなものはなかった。
白鵬関と
ヒョードル選手が相撲をとって
白鵬関が勝って、「俺は横綱だぜ。」って豪語しているような後味。当たり前の結末。それでは、全く響かない。いろいろな見方があるのであくまでも私見ということで止めて欲しい。
K-1の中継も終わり、いよいよ
大相撲を観ようとHDDの再生ボタンを押してがっかり。なんと予約が出来ていなかった(汗)。泣く泣く深夜にやる幕内全取組を観ることに。
ネットで
幕下以下の取組の勝敗をチェック。応援している
幕下力士の皆様の白星には大満足。取組を映像で観たかった・・・。
幕内の取組は、
把瑠都-高見盛戦の
把瑠都関の規格外の相撲にびっくり。両差しの
高見盛関を強引に寄り切る。
把瑠都関ならではの相撲。
琴奨菊-魁皇戦で、
魁皇関はまた1つ偉大な記録を。
通算951勝目。
大横綱北の湖関に並ぶ。ご本人は「長くやっているだけ。」というがそれが凄い事だと思う。
尊敬します。
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2日目のベストバウト >
朝青龍(西横綱)○ (吊り出し) ●阿覧(東前1)
初顔には負けなしの
31連勝。初顔相手にはいつもは豪快な取り口をする
横綱も昨日は慎重な感じだった。
阿覧関もさすがにこの2日間は張り手が出せなかった。昨日の
横綱の仕切りを見た方へ質問。最後の「バシッ!!」はあったのですか??

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