終わってみれば横綱
白鵬関の4度目の優勝で幕を閉じた
秋場所。
今場所は
朝青龍関出場停止の中、幕が開かれ、多少心配な場所ではあったが、出場した力士が場所を盛り上げて総合的に見ると非常に面白い場所だった。
前半から中盤にかけては、東関脇の
安美錦関が大活躍。8連勝で単独トップになった。今まで
安美錦関といえば、土俵際での逆転での勝利が多かったが、ここ何場所で身体がひと回り大きくなって、前に出て勝つ相撲が増えた。2番ほど注文相撲があったが、春場所からずっと勝ち越しているのは見事。このまま行けば一気に次の大関候補になるかも。
魁皇関が6日目から休場。ご当初九州はいよいよ剣が峰。8番でいいです。勝ち越してください。
中盤から後半にかけては、なんと言っても新入幕
豪栄道関。勝ち方が素晴らしい。上手さ速さだけでなく、力強さも兼ね備えている。
旭天鵬関戦や
春日王関戦は、
豪栄道関の集大成みたいな相撲。上位の壁にはぶつかったが、来場所以降も本当に楽しみだ。
また、11日目だったが、女性が乱入したのにはかなりびびった(笑)。
14日目には、
愛子様が国技館に。エレベーターで2階に来られた時に、目が合った気が・・・。
優勝争い自体は、千秋楽までもつれて見てる側は楽しかったかもしれないが、新関脇や新入幕に優勝争いのトップを譲ることは、全盛期の
朝青龍関なら考えられないこと。最後は優勝したので問題ないが、白鵬関は鬼門である初日をきっちり白星でスタートすることも今後の課題だと思う。
来場所は、
関脇・
小結がどうなるか興味深い。関脇二人が勝ち越し、小結一人が十番。そして、いよいよ
豊真将関が三役か・・。
若ノ鵬関・
若麒麟関あたりが新入幕ほぼ当確だろうし、新十両には、
市原・
磯部・そして遂に
芳東があがることが予想される。
若手力士が、活躍した秋場所。このまま、継続して九州場所を盛り上げてくれれば、大相撲人気がさらに復活か。

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