待ちに待った
名古屋場所。今場所は話題も豊富。どんな15日間になるのだろうか。
まずは、
幕内土俵。一番の話題は大関
白鵬関の綱取り。もし、今場所綱取りが成功して来場所から横綱になったら
北の湖関、
千代の富士関、
朝青龍関を抜いての大関2場所通過。あの
双葉山関や
照國関と並ぶ。
そして、俺自身の一番の注目、
雅山関の大関返り咲き。
「平成の新怪物」と呼ばれ、とんとん拍子で大関に上り詰めたあの頃。我らが武蔵川部屋の全盛期。1横綱3大関1小結の頃。国技館西側上の優勝額のほとんどが武蔵川部屋の力士だった。雅関の優勝額が飾られたことはないが、あの頃の雅関よりも落ち着いた取り口をしている。「新怪物」があの頃以上に、今場所土俵上で大暴れすることを大いに期待。
十両の見所は、その白鵬関の1年兄弟子にあたる
龍皇関。ついに関取の座を射止めた。比較的モンゴル人力士はソップ型か筋肉質体型が多いが、この龍皇関はめずらしくもアンコ型。日本人力士びいきの方にも受け入れられそうな体型。気持ちの良い突き押しで土俵を沸かして欲しい。
幕下もかなりアツい。なんたって、筆頭の東西に
影山と
下田がならんでおり、以下期待の若手
澤井、
木村山、
八木ヶ谷、
中西、
門元が順調に番付を挙げてきている。
若ノ鵬、
白馬、
光龍などの外国人力士もだまってないだろう。
最近相撲人気が、回復している。
琴欧州関、
白鵬関、
把瑠都関などのイケメン力士人気で
「にわか相撲ファン」も増加したと思う。しかし、理事長が何度も口にする「土俵の充実」をこれらの人気力士達が繰り広げており、相撲そのものが大変面白くなったことは確かだ。ここでの力士の踏ん張りが、
「にわか」から本物の
「好角家」を生み出し、「大相撲」全体が充実していくのだと思う。
今は、ワールドカップが盛り上がっており、「にわかサッカーファン」が沢山いると思うが、俺は、
中田英寿よりも
北桜英敏であり、
デビット・ベッカムよりも
カロヤン・ステファノフ・マハリャノフなのである。
読者の皆様、ドイツから
名古屋へ視線の方向を変えましょう。

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